旅の感想あれこれ


・ヨーロッパへ行くと昼夜を問わず観光、ホテルは寝に帰るだけなので、 以前はB&Bや安ホテルで十分でしたが、最近は歳のせいか、あまりにも チープな宿では疲れが取れなくなってきました。せめてブダペストで 泊まったIBISクラスのホテルには泊まりたいですね。それでも十分 安ホテル。IBISは日本で例えると、駅前のビジネスホテルってところです。

・一昔前まで、ヨーロッパで見かける東洋人観光客といえば日本人と 韓国人でしたが、今は中国人が圧倒的。特に観光バスで乗りつけ、ガイドを 先頭に下りてくる団体のほとんどは中国人グループです。旅行スタイルが変わり、 日本と韓国では団体旅行客が減ったせいで、以前のように目立たなくなったのも 事実ですが、それにしても中国人の多さには驚かされます。
国全体のGDPと総人口の比率で単純計算すると、日本人1人あたりの 平均所得は中国の40倍。賃金ベースが最も高い上海は全国平均の2倍で、 地方都市は全国平均の約半分。つまり平均所得は、上海でも日本の1/20、 地方都市のそれは1/80となります。ということはヨーロッパを旅行している 中国人は、一部の富裕層なんでしょうね。一例ですがブダペスト空港で、 ルフトハンザのビジネスクラスのチェックインカウンターに並んでいたのは 全員中国人。以前聞いた話ですが、ヨーロッパ域内を飛ぶ旅客機の ファーストクラス乗客のほとんどはロシア人だそうです。持っている人は 持っている、持っていない人は持っていない。新興国はどこも国内所得格差が 大きいってことですかね。

・とにかく物価が高い! と言うか為替が高い! ユーロ高の影響で、 他の欧州通貨も引っ張られるように高くなっているので、どの国へ 行っても全く割安感がありません。 去年も書いたけど、1ユーロ100円、高くても120円で、日本と同じくらいだと 思います。

・帰宅後に国際ローミングに関して調べたら、やっぱり903iは対応、903iTVは 非対応でした。(^^;)
903iでも非対応だったGSM(主に北米)も、905から対応になったようです。 次回の旅行までに機種変更かな!?

・ヨーロッパは異常気象!? 6月にも関わらず連日の30℃オーバー。湿度も 高く日本より暑い! おかげで、まるで南国へ旅行したかのように、真っ黒に 日焼けしてしまいました。ウィーンの6月の平均気温は18.1℃(東京は21.5℃)、 最高気温は22.6℃(東京は25.3℃)、最低気温は13.5℃(東京は18.4℃)の はずなのに・・・。連日雨よりはマシですが。

・今回の航空券を購入したのは今年(2008年)の2月。その時の欧州路線の 燃油サーチャージ(燃料費高騰による燃油特別付加運賃)は片道13000円。 それが4月から20000円になり、7月からは28000円になりました。原油価格は 現在でも続伸していることから、この価格はまだまだ上がることが 予想されます。もし片道30000円になったら2人往復120000円、40000円 なら160000円になります。これはデカい! 年1回のヨーロッパ旅行、 ちょっとキビしくなりますね。(涙)

・σ(^^) は普段、穴が開いた靴下、ゴムが伸びたパンツ、首が伸びたり 色褪せたTシャツ等は捨てずに取っておき、全て旅行へ持って行きます。 持ち物中、衣類は結構場所を取るので、旅先で捨ててくると帰りは 荷物量が大幅に減ります。


・最後に、今回の旅行の総費用(2人分)を計算してみました。
現金から外貨への両替、クレジットカード決済、ATM引き出しなどで レートが微妙に違うので、実際とは±1〜2%くらいの誤差があります。

航空券(空港税等込み)×2 340540円
ウィーン2泊 40590円
ザルツブルグ2泊 27230円
チェスキー・クルムロフ1泊 7780円
ブラチスラヴァ1泊 8880円
ブダペスト3泊 27520円
現地交通費(都市間移動、地下鉄・バス・トラム・ケーブルカーなど全て) 82310円
その他現地での総滞在費(入場料・食事・酒代・土産代など全て) 125470円
成田空港までのガソリン代と高速料金 13700円
成田空港の駐車料金 6830円
680850円

う〜ん、やっぱりヨーロッパは高い!
ちなみに、土産代は自分に買った分も含めて10000円〜15000円。旅行中に 飲んだビール代は約15000円。う〜ん、よく飲んだ!(笑)



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