バンコク

ワット・アルン
アルンとは「暁」という意味。三島由紀夫はこの寺をモチーフに「暁の寺」を執筆した。
最も有名なのは、高さ75mの仏塔。元々の高さは16mであったが、ラマ3世の時代に
現在の高さにまで改修された。表面は中国製の色鮮やかな陶器を使って描かれた花の模様で
びっしりと覆われている。急な階段が四方に巡らされ、以前は上部からバンコク市内を
一望することができるが、現在は事故防止のため閉鎖されている。
チャオプラヤ川の対岸から撮影した
ワット・アルン全景。
片膝をついて塔を支えている
半獣半人の像の上下に、
陶器で描かれた草花の模様が見える。

高さ75mの大仏塔。


ワット・プラ・ケオ
王宮の敷地内にある、タイで最も格式高い寺院。本堂はエメラルド仏(実際は翡翠製)が
安置されていることから、通称「エメラルド寺院」とも呼ばれている。

本尊であるエメラルド仏は意外に小さく、高さ66cm、幅48cm程。
仏像は黄金の衣装を身につけているが、これは年に3回、国王自らが衣替えを行なう。

本堂の外には3つの仏塔が建つ。黄金に輝くのがプラ・スィー・ラタナ・チェディ。
スリランカ様式の仏塔で、内部には仏舎利(釈迦の遺骨)が納められている。
真ん中の仏塔がタイ様式のプラ・モントップ。内部にはラマ1世自らが署したと言われる
仏教の経典が納められているが、残念ながら一般には公開されていない。
最も東側に建つのがカンボジア様式のプラサート・プラ・テッピドン。
元々エメラルド仏を安置する目的で建てられたが、現在はラマ1世から8世までの
歴代国王の等身大像が納められている。こちらの内部も一般には非公開。

ここはバンコクで最も有名な観光スポット。連日多くの観光客でごった返しているが、
どの建物・装飾とも素晴らしく、是非一度は訪れたいところだ。
本堂(右奥)と3つの仏塔
左からプラ・スィー・ラタナ・チェディ、
プラ・モントップ、
プラサート・プラ・テッピドン。

プラ・モントップの裏にある
アンコール・ワットの模型。
かなり精巧に造られている。
エメラルド仏が安置されている本堂。
内部の撮影は禁止されている。


ワット・ポー
巨大な涅槃仏があることから、別名「涅槃仏寺」とも呼ばれている。
全身を金箔で覆われたその大きさは全長49m、高さ12m。
タイ国内では3番目の大きさを誇る。
涅槃仏の大きさに対して安置されている仏堂が小さいため、
全貌を一目で見ることは難しい。
最も注目すべき点は足の裏。螺鈿細工(貝殻を細かく刻んで素地にはめ込む装飾方法)
によって描かれた108の図が、仏教の世界観を見事に表している。
誰もがその大きさに驚き、黄金の輝きに目を奪われること必至だ。
まず見上げてビックリ!
その大きさにまたまた驚き!

足の裏に描かれた108の図。
涅槃仏の後ろ姿。

人がこんなに小さく見えます。
(右下)
指紋もくっきり。
枕にしている台座の装飾も
また見事。

左奥がワット・ポーの本堂。
内部には本尊やラマ1世の
遺骨などが納められている。

初期チャクリ王朝の王を
祀った仏塔。表面は
中国製の色鮮やかなタイルで
装飾されている。


カリプソ・キャバレー
バンコクで最も有名なゲイ・キャバレー。
華やかな衣装に身を包んだゲイ・ダンサー(日本流に言えばニューハーフ)が、
日本やハワイアン、サンバなどの歌や踊りを華麗に繰り広げる。
約1時間のショータイム中にはお笑いのパートもあり、観客を飽きさせない。
写真撮影は許されているが、全体的に照明が暗い上にダンサーの動きも早いので、
なかなかシャッターチャンスがない。ビデオ撮影もOKだ。
ショーが終わると、気に入ったダンサーと写真が撮れる。
チップ(最低20バーツ)を忘れずに!



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