ベルファスト

北アイルランドの首都。18世紀の産業革命時に造船業やリネン工業が発展。あの悲劇の
豪華客船タイタニック号も、ここベルファストで建造された。
近年の北アイルランドは、宗教対立や領土帰属問題などで紛争の絶えない地域であるという
印象が強い。最近では和平交渉が進み、町は以前ほどの警戒体制にはないようだが、
私が訪れた1994年は、まだテロに対する厳戒体制下にあった。
迷彩服を着た兵士が乗った装甲車が街中を走り回り、ショッピングセンターに入る時も
必ず荷物検査を受けなければならなかった。酒屋で買い物をしていた時、マシンガンを持った
数人の警察官が店内に入ってきた時は何事かと驚いたりもした。
民族・宗教対立のない日本の平和を、改めて実感したことを覚えている。

シティ・ホール。
ベルファストを代表する建物。

ショッピングセンター駐車場入口の検問。
検査はエンジンルームにまで及んでいた。

プロテスタント系過激派UFF(アルスター
自由戦士)を支持する住民が
多く住む地域。建物の壁には、絵や
スローガンが描かれている。
テロで爆破された店跡。

窓はすべて金網で覆われている。
信号も分厚い金網で覆われていた。



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