5月19日
2泊3日で、佐渡へ行ってきました! 金・土曜は観光、日曜は「佐渡ロングライド2017」です。
自宅を2:00に出発。 関越道を新潟西ICまで走って、佐渡汽船の新潟フェリーターミナル着が4:40。
ネット予約時にメールで送られてきたチケットをプリントアウトして持参したので、乗船手続きはすぐに終了。
復路のチケットも発券してくれたので、帰りは手続き不要です。
6:00発のフェリーで両津へ。 ジュウタンに雑魚寝の2等に1000円ちょいプラスすると、個別にマットレスが敷かれた1等に乗れます。

8:30に両津着。 今日は観光と明後日の大会コースの下見を兼ねて、佐渡の北側「大佐渡」を周ることに。
最初に訪れたのが、今回の旅行で一番行ってみたいと思っていた「北沢浮遊選鉱場跡」。
世界で初めて金銀の浮遊選鉱法を実用化した、近代日本を支えた産業遺産。

レンガ造りの建物は、火力発電所。
ネット等には「まるでラピュタのよう」なんて書かれてるけど、何でもかんでもジブリ映画に例えるのはヤメてもらいたいね。

キューポラが残る鋳造工場と、直径50mの泥鉱濃縮装置「シックナー」。
当時の全体図。 坂を上がった駐車場から見ると、その様子が良く分かります。

駐車場から歩いてすぐ、「佐渡奉行所」。
入場料500円だったので、外観を見ただけでスルー。

佐渡金山の近代化に伴い、物資や燃料の搬入、金・銅などの鉱物の搬出に使用された「旧相川鉱山・大間港」。
先ほどの「北沢浮遊選鉱場跡」もそうだけど、こういう産業遺構はいいですね。

昼食は、相川地区の「持田屋」。 築60年の古民家を改装したカフェで、夜は居酒屋。
入ってすぐ左が畳の和室、隣がテーブル席で、その奥がカウンターという、なかなか魅力的な店。
さしみ定食@1000円と、海鮮丼@1200円をオーダー。 どちらも普通に美味しかったです。
定食のご飯と味噌汁は、どちらもおかわり自由。

佐渡観光と言えば、やっぱり「史跡・佐渡金山」ですね。
「宗太夫坑(そうだゆうこう)江戸金山絵巻コース」@入場料900円を見学。
地下深く掘り進んだ坑道跡に、「佐渡金山絵巻」に描かれている採掘作業を再現。 これが手掘りとは驚きです。

左は佐渡金山のシンボル「道遊の割戸(どうゆうのわれと)」。 江戸初期の露頭掘りの採掘跡で、国指定史跡。
右は景勝地「弁慶のはさみ岩」。 崩落した岩が、たまたま挟まったのかな?

左に「尖閣湾」を見ながら、入崎地区を通って更に北上。 見えてきたのが「Z坂」。
ロングライドの難所の一つ。

「Z坂」を越えた先に見えてくるのが「大野亀」。
今日は天気も良く、海の透明度も抜群! 以前行った石垣島と大差なしって感じ。

「大野亀」までの上り坂も、ロングライドの難所。
ここは「トビシマカンゾウ」の群生地として有名だけど、まだちょっと季節が早く、殆ど咲いてませんでした。

「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で、2ツ星に認定されている国定公園「二ツ亀」。
島へ渡る道が、シチリア島の
「イソラ・ベッラ」 に似てます。
二ツ亀海水浴場は「日本の快水浴場100選」にも選ばれており、透明度は佐渡随一。

映画「喜びも悲しみも幾年月」で有名になった「弾崎灯台」。
すぐ近くに、灯台守夫婦を演じた高峰秀子さんと佐田啓二さんの銅像があります。

東側の海岸線は、殆ど見る所なし。
両津港から車で5分ほどの高台にある、立ち寄り湯「朱鷺の舞湯」へ。
湖が一望できる絶景の露天風呂、入湯料は500円。

ローカルスーパーとコンビニで夕食を買って、今回の宿泊地「道の駅・芸能とトキの里」へ移動。
以前は様々な店があったようですが、現在は全て閉店して、駐車場とトイレだけの施設になってます。

今晩は、佐渡の冷酒で晩酌。
本日の走行距離は、411.8kmでした。


5月20日
佐渡と言えば朱鷺、ってことで、「トキの森公園」へ。
まずは保護増殖、野生復帰の取り組み等の資料が多数展示されている「トキ資料展示館」。
ゆるキャラの「サドッキー」がお出迎え。 右は、日本の野生生まれ最期のトキ「キン」の剥製。

こちらは「トキふれあいプラザ」。
飼育ケージ内のトキを間近で見られます。

カミさんのリクエストで、牡丹で有名な「長谷寺」へ。
「はせでら」ではなく、「ちょうこくじ」。

佐渡汽船の小木港に直結する食事処、「小木家」で昼食。
ブリカツ丼と、いか釜めし。 どちらも普通に美味しかったです。

JR東日本のCMにも登場した、「宿根木地区」へ。
佐渡金山が栄えた17世紀を経て、北前船の寄港地として発展した小木海岸の入り江の集落。

迷路のような路地には、今も100棟を超える板壁の民家が密集しています。
左は、石塚という苗字の「石」を透かし彫りにした軒下飾り。
右は、ポスターに採用された「三角家」。 一緒に写っているのは、吉永小百合さん。

佐渡名物「たらい舟」。
有名なのはここではなく、揃いの支度の女船頭さんが乗船する、小木港の「力屋観光汽船」。
ところが、さっき小木港へ行った時に立ち寄ってみたけど、利用者はゼロ。
しばらく様子を見ていたけど客は来ず、暇を持て余した女船頭さんは除草作業してました。
小木港に限ったことじゃないけど、週末だって言うのに、どこも暇そうでした。

「人面岩」。
モアイ像のようにも、仮面を被っているようにも見えますね。

酒蔵見学が出来ると聞いたので、「尾畑酒造」に寄ってみることに。
エールフランスのファースト&ビジネスクラス機内酒に採用されている「真野鶴・大吟醸」と、店員オススメの生酒を購入。

河原田小学校に隣接したグラウンドが、大会のメイン会場。 エントリー受付を済ませて、少しだけ会場内をウロウロ。
各メーカーのブースが並んでいたけど、特に収穫はなし。

昨日と同じ立ち寄り湯へ行って、夕食を買い出して早々に道の駅へ移動。
寝る時だけ、バイクをルーフへ。
THULE(スーリー)のベースキャリアは28年前、バイク用アタッチメントは23年前に購入した物だけど、今でも全く問題なく使えてます。

今晩の酒のアテは、佐渡産ほたるいか3種の食べ比べセット。
ピリ辛は◎、しぐれ煮が○、釜揚は△。


5月21日
4:00起床、5:00前に道の駅を出発。
今回走るのは、130kmのBコース。 本当は210kmのAコースにエントリーしたかったけど、それには過去にBコースまたは他のイベントで同等距離を走った実績が必要。 今大会の申し込み時は、まだ「AACR」を走る前だったため、仕方なくBコースにエントリー。

5:30にAグループからスタート、σ(^^)のスタートは6:18。
どこを撮っても人ばかりだし、一昨日「Z坂」や「大野亀」の写真は撮ったから、今日は写真撮影なし。
でも今から思えば、エイドの写真くらいは撮っておけば良かったかな〜と、ちょっと後悔。

スタート直後から、普段の自分よりも少しペースの早い集団に付いて走り、アッという間に20km地点の「相川AS」に到着。
その後も快調、40km地点の「入崎AS」で補給して、「Z坂」の手前でトイレ休憩。
「Z坂」と「大野亀」の上りをノンストップで走って、72km地点の「はじき野AS」へ。
ここから「両津AS」の手前まで、後ろから追い抜いていく高速トレインに次々と乗り換え、向かい風にも関わらず、ディープリムが唸りを上げる音が聞こえるほどのハイペース。 ロードバイクを乗り始めてから、ベストの走りだったかも。
「両津AS」から残り30km、「こりゃ楽勝だな♪」と思っていたら大甘の甘太郎。 結構な勾配のアップダウンが続く田舎道で、しかもほぼ単独走行。 ここが一番疲れた!
それでも、目標より1時間以上早い12:20にゴール。 順位をつける大会じゃないけど、結構早い方じゃなかったかな。
ASも充実していたし、「両津AS」までは集団走行。 明らかに「AACR」よりも楽しめました!!

GPSデータ。まずは走行ルートと統計。
統計の「気温」は、直射日光の影響等もあり不正確。

標高と速度とケイデンス。
標高の真ん中あたりが「Z坂」と「大野亀」、後半が結構な勾配のアップダウンが続いた田舎道。

カミさんのリクエストで「フルーツカフェさいとう」に寄って、越後姫けずり&柿アイスけずりをオーダー。
写真を撮り忘れたけど、どちらも500円で美味でした!

その後、少しだけ道の駅で休んで、ローカルスーパーで買い物してからフェリーターミナルへ。
16:05発のフェリーに乗船。 今日は利用客が多かったせいか、「紙テープで別れ」がありました。
往路と同じルートを走って21:30に帰宅、総走行距離は850.1km。

完走証明証。
正式大会名は「スポニチ・佐渡ロングライド210」なのに、「B)ロングライド130」じゃあ、やっぱり消化不良感は否めません。

おまけ。
スコット・ジャパンのサイトに掲載された、σ(^^)の写真。


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