つくなわ・ドットコム 車中泊旅行
3月16日
5泊6日で、奈良と京都、帰りに滋賀に寄ってきました。
自宅を18時半に出発。
昨年は松井田妙義ICから上信越道→長野道→中央道→東名→名神で京都南ICまで走ったけど、カーナビで検索したら、上信越道の佐久南ICから一般道を走って、岡谷ICから中央道に乗った方が早いというルート案内。
今回はそちらのルートで、昨年と同じ「RVパーク京都南」まで走った結果が↓。
左が昨年で、右が今回。
明らかな違いは、走行距離が60km近く短くなっていること。
全線高速道路を走った場合の料金が6880円に対して、今回は高速+新和田トンネル有料道路で6620円、料金的には大差なし。
佐久南ICから岡谷ICまでの約55kmには、峠が2つ。多少距離と移動時間が増えても、ずっと高速を走った方が楽かな。
今日は移動のみ、走行距離は439.2km。
3月17日
「RVパーク京都南」。
この日の利用客は我々だけ。
設備と料金は昨年と変わらず。
タップリのお湯が出る洗面台と、その奥にコインシャワー。
隣にはコインランドリーもあります。
8時にRVパークを出発。
1時間ほどで、奈良の「平城宮跡」に到着。
以前は参道入口に駐車場があったらしいけど、現在は観光バス専用に。
そこで、「資料館」横の駐車場へ。
復元された「第一次大極殿」。
発掘調査で判明している基壇や恭仁宮の大極殿(国分寺金堂)の跡に残る礎石の状態などから大極殿の大きさや形を推定。
わずかに残る文献や法隆寺金堂、薬師寺東塔など、同時代の寺院建築も参考に復元されたそうです。
内部も見学可。
天皇が着座する玉座「高御座」。
天井にも細かい装飾が施されていて、四周に巡る小壁に四神・十二支を彩色しています。
平城宮の正門「朱雀門」。
その前では外国使節の送迎を行ったり、大勢の人達が集まって歌垣などを行ったり、正月には天皇が新年のお祝いをすることもあったようです。
昼食は、カミさんのリクエストで「くるみの木」へ。
開店1時間前に着いて、我々の前に6組。
でもリストに名前を書けばOK、ずっと列に並んでいる必要はなしです。
何気なく見たマンホールの蓋。
やっぱり奈良と言えば鹿ですかね。
隣にサイクルショップがあったので入店。
カレラの特約店なのかな? フレームがカッコ良かった!
11時半のオープンから間もなく入店。
オーダーは、予約しておいた季節のランチ@1620円。
「たことセロリのピッツァ」が気になったけど、そんなには食べられないので断念。
1620円なら、味も量も納得。
「唐招提寺」。
拝観入口は「南大門」。
「南大門」と言えば、韓国の首都ソウルにある門が思い浮かぶけど、大陸と何か関係があるのか?
と思って調べたら、仏教寺院や都城などで南に面した正門のことで、日本の寺院の正門を「南大門」と呼ぶそうです。
左から「金堂」、「鼓楼と礼堂」、「講堂」。
撮影禁止だけど、「金堂」の中には国宝がズラリ。
個人的には、千手観音像が必見。
「開山御廟(鑑真和上の墓所)」と、「開山御廓の苔庭」。
「苔庭」の美しさは、写真ではとても伝わりません。
直接見た者だけが味わえる世界が広がっています。
「薬師寺」。左から「金堂」、「西塔」、「大講堂」。
国宝の「東塔」は、現在解体修理中。
高校の修学旅行でここへ来た時、坊さんの説法がとても面白かったことは覚えてるんだけど、内容は忘れちった!(笑)
「西塔」と「中門」とクレア♀。
ここも「唐招提寺」も、キャリーバッグか抱っこすれば、犬OKです。
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」。
左から、「南大門」、「金堂」、「大講堂」。
「五重塔」は、日本最古の塔。
「東大門」の先、広い参道の正面にあるのが「夢殿」。
聖徳太子が肖像に使われていた旧1000円札の裏面、旧10000円札の透かしが、この「夢殿」でしたね。
こちらも、キャリーバッグか抱っこすれば、犬OKです。
と思い出して探したら、ありました昔の1000円札。
30年以上前に、亡母から貰った物。
この後、「音の花温泉」の日帰り湯へ。
最近の日帰り湯は、シャンプーやボディーソープが備えつけられているのが一般的なので気にしてなかったけど、ここは一切なし!
ボディーソープ×2、シャンプー×2、リンス×1@それぞれ130円を買う破目に。
ちゃんと下調べてして行かないとダメですね!
途中で夕食を買って、本日の宿泊地「道の駅大和路へぐり くまがしステーション」へ。
本日の走行距離は、70.7kmでした。
3月18日
「道の駅大和路へぐり くまがしステーション」。
設備は最低限、お湯は出ません。
昨日の車中泊者は、我々の他に5組ほど。
大和郡山に寄ってみました。
ここは全国でも有名な金魚の産地、商店街は金魚推しです。
水槽に改装された、自販機と電話ボックスがあります。
流石は関西、至る所に「チェリオ」の自販機が。
チェリオコーポレーションは、大阪府高槻市に本社を置く飲料メーカー。
中学の部活帰りに、よくチェリオ・オレンジ飲んだな〜。
「奈良登大路自動車駐車場」に車を入れて、まずは「東大寺」へ。
こちらも、キャリーバッグか抱っこすれば、犬OKです。
「東大寺盧舎那仏像」。
殆どの寺が「金堂」内は撮影禁止だけど、ここは珍しくOK。
これほど大きな大仏を、よく1250年以上も前に鋳造したモンだと感心。
「広目天立像」と「多聞天立像」。
大仏ばかりに目が行きがちだけど、こちらも素晴らしい出来栄え。
旧暦2月に「お水取り(修二会)」が行われる「二月堂」。
大仏殿に比べるとグっと人が少なくなるけど、訪れる価値大。
奈良市内が一望できます。
右は、東大寺建築のなかで最も古い「法華堂(三月堂)」。
♪奈良の春日野青芝に、腰をおろせば鹿のフン。
フンフンフーン黒豆や、フンフンフーン黒豆や、フンフンフンフン黒豆や〜♪
我々の世代で、この歌を知らない人はいないでしょうね。
「オレたちひょうきん族」で、さんちゃんとリーダーが鹿の着ぐるみで踊ってたな〜。(笑)
ちなみに、この曲を歌ったのは、吉永小百合さん。
奈良公園内はOKだけど、「春日大社」は完全犬NG。
こういう場合は、交替で見学。
「南大門」と、運慶と快慶による「金剛力士像」。
「金剛力士像」をスルーする人がいっぱい。
存在を知らないのかな?
奈良公園らしい看板。
ぶつかったら、車も鹿もただじゃ済まなそうですね。
「興福寺」の「東金堂と五重塔」、「南円堂」、「三重塔」、「北円堂」。
ここの見所は、何と言っても「国宝館」。
最も有名なのが「阿修羅像」。
これにて奈良観光は終了。
途中「たま木亭」で買い物して京都へ。
相変わらずの混雑。入店まで40分くらい並んだかな。
「西本願寺」の駐車場に車を入れて、歩いて「東本願寺」へ。
ここは犬完全NGなので、クレア♀は車でお留守番。
「西本願寺」の、「唐門」。
ちょっと色褪せちゃってるけど、装飾は見事。
「阿弥陀堂門」、「御影堂」、「阿弥陀堂」。
「西本願寺」の敷地も広大。
今日の夕食&宿泊は「鳥せい本店」と決めていたので、最後に近くの「伏見稲荷大社」へ。
σ(^^)のお気に入りは「千本鳥居」ではなく、こちらの「白狐像」。
一応「千本鳥居」にも。
夕方だったせいか駐車場は空いてたけど、境内は凄い人出。
流石は京都1の観光地。
美味しい鳥料理と蔵出し生原酒を目当てに、今年も「鳥せい本店」へ。
春キャベツと鶏生ハムの彩りサラダ@540円、おやどり焼@830円、甘辛なんこつ@380円、砂ずりコリコリ@330円。
その他にも数品を追加発注。
旨い料理と酒で、すっかり酔っぱらってしまった!(笑)
この店は、翌日まで車を駐車場に無料で停めさせてくれるので、今日はここで車中泊。
本日の走行距離は、83.8kmでした。
3月19日
「RVパーク京都南」へ移動して洗顔を済ませて、嵐山の市営駐車場に一番乗り。
今日は雨の予報だったけど、まだ降り出していないので、クレア♀と散策。
後ろに見えるは「渡月橋」。
嵐山と言って、まず最初に思い浮かぶのはここ? 「竹林の道」。
まだ時間が早いので、人も疎ら。
「小倉山二尊院」。
ここは、紅葉の名所だそうです。
混むのを承知で、今度は紅葉の季節に来てみようかな。
雨が降り出したのと、犬NGが続くので、クレア♀を車に置いて「宝厳院」へ。
苔のいい感じは、やっぱり写真だと伝わらないな〜。
「大本山天龍寺」。
「八方にらみ」で有名な「雲龍図」を見て、庭園へ。
国の特別景勝地指定第1号で、最古の回遊式庭園だそうです。
昼食は、軽く食べ歩き。
湯葉スープと湯葉ドーナツ、なぜかイチゴ大福。
初めてイチゴ大福なる物を食べてみたけど、案外美味。(笑)
写真はないけど、他にもソフトクリームや揚げ物等も。
嵐山から「上賀茂神社」へ移動。
「二ノ鳥居」をくぐった正面にある「細殿」。
この細殿の前にあるのが、円錐型に整えられた一対の盛り砂。
この円錐形の立砂が、「清めの砂」の起源だそうです。
「楼門」と「玉橋」。
今年は戌年だから?
こちらは「下鴨神社」。
干支別の社にお参りするという、初めて見るスタイル。
屋根を付けたはいいけど、単管パイプって・・・。
歩いてすぐの「加茂みたらし茶屋」へ。
ここが、みたらし団子発祥の店らしいですよ。
本日最後は「東寺」。
「講堂」と「金堂」と「五重塔」。ガン曇りで写真が暗っ!
桜の季節は、きっと凄い人なんだろうな〜。
去年と同じ「伏見力の湯」へ行って、ローカルスーパーで夕食を買って「RVパーク京都南」へ。
本日の走行距離は、45kmでした。
3月20日
モーニングを食べに行く途中で寄ったのが、「本能寺跡」。
今は高齢者向けの集合住宅(?)になってます。
カミさんのリクエストで、「イノダコーヒー本店」へ。
1320円のモーニングセット。
明らかに高いけど、観光客は、皆これを注文してました。
開城時間に、「二条城」に到着。
「東大手門」から入城。
「唐門」。
見事な装飾。
「二の丸御殿」。
この中に、15代将軍慶喜が諸藩の重臣を集め、大政奉還を発表した「大広間一の間・二の間」があります。
「二の丸庭園」、「本丸庭園」、「清流園」と見学。
梅がきれいでした。
昨年見学出来なかった「京都御所」へ。
入口で、警察官による手荷物検査がありました。
御苑内は犬OKだけど、御所内はNG。ちなみに「二条城」もNGです。
こちらは、御苑への入口の一つ、「蛤御門」。
「蛤御門の変」って何だったっけ?
市内へ移動、まずは「京都浮世絵美術館」へ。
歌川広重作「東海道五拾三次」を見学。
こんなにじっくり浮世絵を観たのは初めて。
入場料1000円だったけど、行く価値あり。
最後に行ったのが、「喫茶ソワレ」。
これが名物「ゼリーポンチ」。
「インスタ映え」という言葉が生まれるより、ずっと以前から人気なんだとか。
これにて京都観光も終了。近江八幡へ向かう途中に寄ったのが、「ラ コリーナ近江八幡」。
バームクーヘンの超有名店。2階のカフェで食べたけど、普通に美味しかったです。(←褒め言葉)
本当は明日、近江八幡の旧市内を散策しようと思っていたけど、明日は今日以上の雨&冷え込みの予報。
そこで、今日中に行くことに。
「日牟禮八幡宮」の前に車を置いて、徒歩で出発。
すぐ近くに、八幡山の麓と山頂を結ぶロープウェーがあります。
一番の見所は、「八幡堀」。
ところが、雰囲気があるのは橋の上から見る一角だけ。
近江商人の屋敷が建つのも、1つの通りだけ。
1時間も経たずに散策終了。
途中で夕食を買って、本日の宿泊地「道の駅アグリパーク竜王」へ。
本日の走行距離は、91kmでした。
3月21日
起きたら外は土砂降り。
しかも寒波の影響で、中央道や東名が通行止めになる恐れがあるというニュースを見て予定変更。
本当は桑名に寄るつもりだったけど中止、洗顔もそこそこに出発。
中央道を走っていたら、途中から雪に。しかも伊那IC〜安曇野ICまではチェーン規制に! チェーンなんか積んでない!
これで今日中に帰れないことが決まったと思ったら、ICやSAでのタイヤチェックなし。
行ける所まで走っちゃえってことで、低速走行で安曇野ICを通過して、更埴JCTから上信越道へ。
やれやれと思ったのも束の間、佐久から先は大雪! ネットでライブカメラ見たら、軽井沢は真っ白、碓氷バイパスもチェーン規制。
しかし相変わらずタイヤチェックはないので、そのまま松井田妙義ICまで走って、何とか無事帰宅。
とてもとても、ノーマルタイヤでは走れる状態じゃなかった! よく無事に走り切れたと、我ながら感心。
本日の走行距離は444km、総走行距離は1173.6kmでした。
最後に、今回の旅費をザックリ計算。拝観・入城・入場料は、全て2人分です。
ガソリン代 |
19000円 |
高速料金 |
12770円 |
RVパーク京都南(3回利用の合計) |
3900円 |
平城宮跡 |
入場無料:駐車場無料 |
唐招提寺 |
拝観料1200円:駐車場500円 |
薬師寺 |
拝観料2200円:駐車場500円 |
法隆寺 |
拝観料3000円:駐車場500円 |
奈良公園 |
駐車場1000円 |
東大寺 |
拝観料1600円 |
春日大社 |
拝観料1000円 |
興福寺(国宝館含む) |
拝観料1800円 |
東本願寺 |
拝観無料:駐車場無料 |
西本願寺 |
拝観無料:駐車場無料 |
伏見稲荷大社 |
拝観無料:駐車場無料 |
嵐山 |
駐車場1000円 |
二尊院 |
拝観料1000円 |
宝厳院 |
拝観料1000円 |
天龍寺 |
拝観料2000円(雲龍図と庭園) |
上賀茂神社 |
拝観無料:駐車場100円 |
下鴨神社 |
拝観無料:駐車場400円 |
東寺 |
拝観料1000円:駐車場600円 |
二条城 |
入城料1200円:駐車場800円 |
京都御所 |
入場無料:駐車場500円 |
京都市内 |
駐車場800円 |
京都浮世絵美術館 |
入場料2000円 |
近江八幡 |
駐車場無料 |
入浴料(2回の合計) |
3550円 |
夕食 |
11500円 |
カフェ |
11000円 |
計 |
86220円 |
拝観・入城・入場料が計19000円、駐車場が計6700円で、合計24700円。
これだけで旅費の1/3弱だから、馬鹿にならない!