4月26日
7泊8日で、東北へ行ってきました。
連休前半は荒天、しかも東北地方の天気予報には雪マークが。 念のためチェーンを積んで、服も真冬物を準備。
自宅を3:30に出発。 北関東道→東北道で花巻南ICまで走って、まずは「マルカンビル」へ。
以前はデパートだったけど、2016年に閉店。

しかし、6階の大食堂は、2017年に営業を再開。
昭和レトロな雰囲気が楽しめるスポットとして、市外からも来店客が訪れる人気店。
確かに、子供の頃にあったデパートのレストランその物!

人気No.1・2・3の、ナポリかつ@780円とマルカンラーメン@630円とソフトクリーム@180円を発注。
マルカンラーメン、旨い! ソフトクリームの巻きは芸術的。(笑)

1階は、土産物やオリジナルグッズを売る店など。
酒のつまみになりそうな、干しダラとコマイを購入。

遠野へ向かう途中に寄った、「道の駅 みやもり」。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージさせた店内と、駐車場から見える、今も現役の「宮守川橋梁(めがね橋)」。

「伝承園・カッパ淵駐車場」に車を駐めて、まずは「常堅寺」。 結構な量の雨降り、しかも気温は4℃! 寒い!
狛犬がカッパです。

寺の裏を流れる小川の淵にはカッパが多く住んでいて、人々を驚かせたり、いたずらをしたとか。
「伝承園」で許可証を買うと、カッパ釣りが出来るそうです。(笑)

明治日本の産業革命遺産として、世界遺産にも登録されている「橋野鉄鉱山」へ。
この辺りは標高が高く、うっすら積もるほどの雪に。 気温は1℃!

日本発の洋式高炉を用いて、鉄鋼の製造に成功した史跡。 その中で、一番良い状態で保存されている「三番高炉」跡。
明治時代になると、官営の釜石製鉄所が国内初の製鉄所として操業。
釜石に「新日鉄(現新日鉄住金)」の工場があった理由を、今回初めて知りました。

R45に出て、海沿いの道へ。 新たに建設された、巨大な水門と堤防。
写真では伝わらないけど、凄い規模です。

今日の宿泊は、「道の駅 やまだ」。
本日の走行距離は、611.4kmでした。


4月27日
「道の駅 やまだ」。 昨日の車中泊は、我々を含めて5組くらい。
今日も終日雨の予報。σ(^^)とカミさんだけなら問題ないけど、クレア♀がいるから大変。

道の駅からすぐの場所にある、「鯨と海の科学館」へ。
この辺りも、津波による被害が大きかった地区。 大きな堤防と、現在も高台を造成中。
建物の2階部分まで達したようです。

1987年に三陸沖で捕獲された、マッコウクジラの実物大模型。
体長17.6メートル、体重は60トン。

鯨の骨格標本。
左がマッコウクジラで、右がミンククジラ。

海底で繰り広げられている、マッコウクジラとダイオウイカの戦い。 この模型は、津波に流されず残されたそうです。
1階展示室上部には、浸水ラインが。

被災直後と、復興の様子を伝える写真。 震災前には、堤防がなかったことが分かります。
復興に要した時間は6年4カ月、2017年7月に再開館。 入館料は300円でした。

宮古まで北上して、三陸復興国立公園・三陸ジオパークの中心に位置する景勝地「浄土ヶ浜」へ。
宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖が、「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたらしいけど。
この日は雨と強風、おまけに真冬のような寒さ。 極楽浄土とは正反対!

日本三大鍾乳洞の一つとされる、岩泉町の「龍泉洞」。
ちなみに他の2つは、山口県美祢市の「秋芳洞」、高知県香美市の「龍河洞」らしいっす。

入口付近と、洞内の「三原峠」に設置されている温度計と湿度計。
どちらも、外気温より高いのが分かりますね。

洞内に設置された、見学用の階段。
こんな狭い空間に、これだけの階段をよく設置したモンだと感心。

思っていたよりも良かったです。
入場料は1000円、駐車場は無料。

出発前にTBSで放送された、「マツコの知らないドライブインの世界」で紹介された「うしお」が、ちょうど路上にあると知り、ここで遅い昼食。
ドライブインではなく、街道沿いにある昔ながらのレストハウスです。

同じく番組内で紹介された、生うに丼と磯ラーメンを発注。
磯ラーメンのスープは、やさしい味。 生うに丼は、期待通り。

眼下に見えるのが、「三陸鉄道大沢橋梁」。
電車も1〜2分停車するポイント。

震災後に新設された堤防。
写真には納まらないけど、「万里の長城」みたいな所もあります。

朝ドラ「あまちゃん」のロケ地、「小袖港北防波堤灯台」と「夫婦岩」。
以前は灯台まで行けたみたいだけど、現在は立入禁止。

「つりがね洞」。 昔、天井から釣り鐘型の岩がぶらさがっていたけど、明治29年の津波で破壊されたそうです。
マンホールの蓋にも描かれてます。

久慈駅の近くにある、「あまちゃんハウス」。
残念ながら、「あまちゃん」観たことないんですよね〜。

劇中で、足立梨花さんが着用した衣装。
そのサイズにビックリ! 彼女、こんなに小さくてスリムなんだ!

「マリンサイドスパたねいち」で風呂入って、本日の宿泊地「道の駅 はしかみ」へ。
本日の走行距離は、188.5kmでした。


4月28日
2:30に起きて、3:30に出発。 まずは、日本最大級の朝市として知られる「館鼻岸壁朝市」へ。
駐車場がすぐに満車になると聞いていたので、4:00前に車を入れて、車内で待機。
待っている間、DAZNでF1観戦。 便利な時代になったモンだ。

5:00前に行動開始。 カミさんは地元パン、σ(^^)は旅行中の酒の肴になりそうな海産物を中心に購入。
売り切れ御免なので、「ひと回りして戻ってきてから買おう」はダメ。

場内の一番人気は、しおてば@1本70円。30分ほど並んで10本購入。
ついでに、煮たまご@1コ50円も。

2番人気は、焼き小龍包と海鮮小龍包@どちらも1コ100円。
こちらも、15分くらい並んで3つずつ購入。

屋台で、せんべい汁&馬肉鍋&パイカ鍋(全て小サイズ)食べたら、全部アタリ!
パイカとは、豚バラ肉の周辺にある軟骨。

一旦車に戻って、しおてばと小龍包を食べたけど、どちらも美味!
この頃には、駐車場待ちの長い列が。

腹を満たして第2ラウンド。 どれも安くて旨そうだけど、食べきれる量だけ購入。 今日が旅行の最終日だったらね〜。
右は名物、「一山製麺」の焼きそば。 こぼれるほど入れても、輪ゴムで蓋が閉まればOKの詰め放題で1パック350円。
やっぱり市場は、洋の東西を問わず楽しい!

三沢へ移動して、「青森県立三沢航空科学館」へ。 まずは、オープンしたばかりのドッグラン。
今日は、今旅行初の晴れ。 クレア♀は思いっきり走り回って、ストレス発散!

9:00の開館と同時に入館。
入ってすぐのホールに展示されているのが、三沢・淋代海岸から離陸して、太平洋無着陸横断飛行に成功した「ミス・ビードル号」の復元機。
「奈良原式2号機」と、「白戸式旭号」の実物大復元模型。

JACの「YS-11」。
これは、「旧東亜国内航空」で使われていた機体かな?

左は「ProbeW」。 巨大なシリンダー内のカプセルに人を乗せて、空気を使って浮上・降下させる装置。
ちょっとした「タワー・オブ・テラー」感が味わえます。(笑)
この後、フライトシミュレータや、月の重力を体験できるアトラクションも体験。

DC-9の実物操縦席。
全てがアナログ!

別料金の特別展示室へ。
こちらは平成23年に上映された、「連合艦隊司令長官 山本五十六 〜太平洋戦争70年目の真実〜」の撮影に使用された、零戦21型の実物大機。
よく「零戦は無敵だった」とか、「機動性が抜群だった」なんて言われるけど。
それは軽量化のため、防弾燃料タンク・防弾板・防弾ガラス・自動消火装置などを一切搭載していなかったから。
これによって日本軍は多数の熟練パイロットを失い、最終的に特攻へと突き進むことになったんじゃないかな。

こちらは平成24年9月5日に、十和田湖から引き上げられた「一式双発高等練習機」。
日本国内には、現存する機体はないそうです。

屋外の「大空ひろば」の展示機。
F-16A、T-2、F-4EJ改、F-1。

UP-3A。
これは対潜哨戒機ではなく、米海軍第7艦隊司令官が移動用に使用していた機体。

カミさんのリクエストで、「十和田市現代美術館」へ。
官庁街通りには、まだ満開の桜も。

屋外に展示されている、椿昇作「アッタ」。
突然変異的に巨大化した、真っ赤なハキリアリ。 油圧バンパー(?)が仕込まれているってことは、動くのか?

チェ・ジョンファ作「フラワー・ホース」。 高さ5.5mの、花で覆われた馬のモニュメント。
これを見て、「ん? フェラーリのエンブレムのパクりじゃね?」と思ったのはσ(^^)だけ?
実際、安定させるために両足と尾が接地してるけど、他はそっくりなような・・・。

十和田市の馬との関わりや、通りを四季折々に彩る花々の存在、そして十和田市の本来の繁盛を象徴しているのだとか。
桜が満開だったら、もっと「映える」写真になったかな。

ロン・ミュエク作「スタンディング・ウーマン」。
館内に入って最初の展示室にある、高さ4mの巨大な女性像。 角度によって、様々な表情を見ることが出来ます。
肌、皺、透き通る血管、髪の毛の1本1本にいたるまで、人間の身体の微細な部分が克明に再現されてます。

スゥ・ドーホー作「コーズ・アンド・エフェクト」。 高さ9mの最も大きな部屋に展示されている作品。
数万体の樹脂製の人型彫刻が、肩車をするように重なっている様は、輪廻転生的な考えを表現しているのだとか。

左:トマス・サラセーノ作「オン・クラウズ (エア-ポート-シティ)」。
中:アナ・ラウラ・アラエズ作「光の橋」。
右は、栗林隆作「ザンプランド」。 ちょっとした仕掛けがあるけど、写真は撮れませんでした。

左:山極満博作「あっちとこっちとそっち / ぼくはきみになれない」。
中:山本修路作「松其ノ三十二」。
右は、美術館の壁面に大きく描かれた、奈良美智作「夜露死苦ガール2012」。

他にも沢山の作品があったけど、その中でσ(^^)の一押しは、ハンス・オプ・デ・ビーク作「ロケーション (5)」。
高架の道路脇レストランを模した作品。
大きな窓ガラス越しに、オレンジ色の街灯に照らされた高速道路がどこまでも遠くへ向かっていく様を見ることが出来ます。
このだまし絵的な風景は、奥行き11m、幅10mの彫刻的に作られたもの。
道路の表面は9度の斜度で高くなっているため、観る人は遠近感を失い、地平線に向かって進んでいくような錯覚を覚えます。
この光景と、店内の古いラジオから流れている不思議な旋律の曲が相まって、何とも言えない空間に。

外に出たら、「ババヘラアイス」の屋台が。
1本のヘラで、10色のアイスをコーンへ盛りつけることが、その名の由来。

アート広場の一角にある、前衛芸術家・草間彌生の大規模な作品「愛はとこしえ十和田でうたう」。
カボチャ、少女、キノコ、犬たちの8つの彫刻群。

同じくアート広場の一角にある、エルヴィン・ヴルム作「ファット・ハウス/ファット・カー」。
そのまんまやね。(笑)

今日は早起きだったし、明日も早いので、早々に「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」へ。
本日の走行距離は、76.4km。


4月29日
「道の駅 奥入瀬ろまんパーク」。
カミさんに、「何?、奥入瀬ろまんポルノ!?」って言ったら、ちょっとウケました。(笑)
まだ桜が満開。
結構な台数の車中泊車がいたけど、駐車場が広大なので、全く問題なし。

本日最初の目的地は、「奥入瀬渓流」。
散策の拠点となる「石ケ戸休憩所」の駐車場は狭いらしいので、早々に道の駅を出発。
到着時、既にメインの駐車場は満車寸前。 早く来て大正解。

まずは下流側へ向かって歩き、「三乱の流れ」へ。
ハイシーズンは新緑の季節なので、今はまだ早過ぎだけど、晴れたから良しとしよう!

来た道を戻って「石ケ戸」へ。
ちなみに、川沿いの遊歩道は舗装されておらず、木板なども敷かれていないため、犬を連れて歩くには不向き。
今度は上流側、「雲井の滝」へ向けて出発。

「石ケ戸の瀬」。
奥入瀬渓流を代表する流れの一つ。

「屏風岩」と「馬門岩」。
「馬門岩」の近くに、JRバスのバス停あり。

奥入瀬を代表すると言えば、この「阿修羅の流れ」。 テレビや雑誌、ポスターなどでも頻繁に紹介されるのがここ。
新緑の季節もいいけど、紅葉の季節も良さそう。

「千筋の滝」。
この流れ落ちる様が、千筋なのかな?

3段になって落下する、高さ20mの「雲井の滝」。
水量も豊かで、渓流沿いにある滝の中でも、見応えのある滝の一つ。
滝の前のバス停からJRバスに乗って、「石ケ戸休憩所」まで戻って車で移動開始。

路側帯に車を停めて、「白糸の滝」へ。
滝を見ていたら、大きな動物が前を横切って、山の裏側へ。
中腹に現れたのが↑。 カモシカ?

奥入瀬渓流最後の目的地、「銚子大滝」。
高さ7m、幅20m、奥入瀬渓流本流にかかる随一の滝。
十和田湖への魚の遡上を妨げていることから、「魚止の滝」とも呼ばれているそうです。

十和田湖まで車を走らせて、有料駐車場に車を入れて、歩いて「乙女の像」へ。
昭和28年に建てられたこのブロンズ像は、彫刻家であり詩人でもある高村光太郎の最後の作品。
高さ2.1mの2人の裸婦が左手を会わせ向かい合っており、モデルは光太郎の愛妻で詩集「智恵子抄」で知られる智恵子夫人。

「水がきれいだな〜」と思って調べたら、十和田湖の透明度は12m以上。
ここで、クレア♀が突然の下痢。 嫌な予感・・・。

昼食は、湖畔の「十和田食堂」で、名物の「バラ焼き定食」。
バラ肉とタマネギが鉄板に乗せられて供され、自分で焼いて食べます。
ごく普通の鉄板焼き、名物って言うほどの物か?

「和井内」のビューポイントから見た十和田湖。
天気が良くて絶景!

「道の駅 虹の湖」の大型遊具エリアにある、黒石の伝統工芸品「温湯こけし」がデザインされたジャンボローラー。
ところがここへ来る途中、クレア♀が車内で嘔吐。 公園内で一緒に遊ぼうと思ってたのに、それどころじゃない状態に。
しかし、しばらく休んで様子を見たけど、それほど元気がないようには見えないし、水も飲むし再度の嘔吐もなし。
「2回以上嘔吐する、グッタリしている、水も飲まない等の症状がなければ、取りあえずは大丈夫」らしいので、このまま進むことに。
原因は、ストレスと車酔いだったかも。

カミさんが知り合いと待ち合わせした、「津軽こけし館」へ。
右側の大きなこけしは、日本一のジャンボこけし。
1本の原木をそのまま利用して作る作品では日本一の大きさで、高さは4.21m。

初めて、こけしの製作実演を見たけど、
当たり前だけど、上手いモンですね〜。

温湯温泉の「鶴の名湯」で、ひとっ風呂。
右の建物は「客舎」、湯治客などの長期滞在者用の安宿。
昔は沢山あったそうですが、今は数軒のみになってしまったとか。

黒石の古い町並みが残る、「中町こみせ通り」へ。
こちらは、元銭湯を改装した「松の湯交流館」。

藩政時代から今に残る木造アーケード。
電柱と電線が、景観を損ねてます。

マンホールの蓋が、こけし。
青森ですからね、当然リンゴも。

ちょっと早いけど「道の駅いなかだて 弥生の里」へ行ったら、車中泊車が一杯。
リセットボタンを押すのを忘れて出発して、しばらく走ってから気付いて慌てて押下。
表示は90.3kmになってるけど、本当の走行距離は97.6km。


4月30日
まずは「弘前城 桜まつり」へ。 道も駐車場も混むって聞いていたので、今日も早朝から行動開始。
おかげで、一番近い駐車場に待つこと10分ほどで入庫。
「三の丸 追手門」から城内へ。散り始めてるけど、まだ満開の木も。

しだれ桜。
こちらは、ちょうど満開。

「二の丸 南門(南内門)」を抜けてすぐの左側、ハート型に見える桜。
偶然? それとも、そう見えるように枝を剪定してるのか?
右は、「根上がりイチョウ」。 推定樹齢300年以上、土砂の流出と共に根が露出していることから、そう呼ばれているそうです。

西濠沿いの桜並木。
「春陽橋」からの眺め。 天気がイマイチで残念!

古い町並み風の出店。 オートバイサーカスや、おばけ屋敷まで!
おばけ屋敷はσ(^^)が子供の頃、夏になるとデパートの屋上とか、ローカル遊園地に必ずあったな〜。

日本最大幹周のソメイヨシノ。
確かに、こんな太い桜は見たことないね。

有料の弘前城公園エリアへ。
遠くに見えるのは、「岩木山」。

天守内は犬NGなので、カミさんと交替で見学。
二人とも見学が終わった頃には、入城待ちの行列が3倍くらいに。

日本最古のソメイヨシノ。
弘前市の古木・名木の一つ。 植えられたのは、明治15年(1882年)。

弘前城の桜といえばこれ、花筏。
満開の桜より、こちらを楽しみにしてました。

弘前城のすぐ近くにある、「旧青森銀行」。
弘前市内には、他にも古い建物がいくつか残っているようです。

続いてやって来たのが、「青森県立美術館」。
弘前城を出発する頃から雨に。
当初は「三内丸山遺跡」へ行く予定だったけど、明日は天候が回復する予報なので、予定を入れ替え。

「アレコホール」と呼ばれる大きなホールに展示されている、マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の背景画。
全4幕が展示されるのは、2017年4月25日から2021年3月頃まで。 しかも写真撮影は、最近許可になったそうです。

第1幕「月光のアレコとゼンフィラ」。
夜空には満月が輝き、湖はその光を映し、大地には流浪の民ジプシーのテントが。
寄り添って宙に浮かぶ恋人、アレコとゼンフィラの顔は、シャガールと妻ベラがモチーフ。

第2幕「カーニヴァル」。
ジプシーの仲間に入ったアレコは彼らと旅をし、カーニヴァルでは熊や猿に芸をさせ、歌って踊って窮屈な都会とは正反対の暮らしを送る。
熊がヴァイオリンを奏で、逆さまに描かれた花束からは小さな猿が、広大な平原にはロシアの農村の家々がカーブの中に描かれている。

第3幕「ある夏の午後の麦畑」。
日光に照らされた黄金の麦畑。 傍らの池には小舟が浮かび、小船の上には人の姿が。
若きジプシーの登場により、ゼンフィラの心は次第にアレコから離れていく。一人でボートを漕ぐのは、ゼンフィラの愛を失ったアレコの姿か。

第4幕「サンクトペテルブルクの幻想」。
最終幕、ゼンフィラを失い、嫉妬に燃えるアレコを狂気が襲う。
真っ赤に染まったサンクトペテルブルクの街並み、馬車を轢く白い馬が宙に浮かぶシャンデリア目掛けて駆け上がる。
左下には悲劇的な終わりを暗示する、墓地や教会、十字架上のキリスト。
まさかこんな所で、シャガールの大作が見られるなんて思ってなかった! 他にも、棟方志功や寺山修司などの作品も。

奈良美智作「あおもり犬」。
手足が完全に見えない半身の彫刻で、角度によって表情が異なって見える作品。 大きさは8.5m×6.7m。

八角堂と呼ばれる館外に、奈良美智の作品がもう一つ。
「森の子/Miss Forest」。

大型ねぶたが展示されている、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。
生のお囃子も聴けます(連休中だけの特別イベントだった?)。 祭りには興味ないけど、ねぶた祭りは見てみたいな〜。

カミさんのリクエストで、「純喫茶 マロン」へ。
お目当てだった「特製マロン風フルーツパフェ」が、オーダーから30分待ちって言われたけど、ここまで来たから待つことに。
その間、σ(^^)は車を近くの駐車場へ移動。

買い物を済ませて、本日の宿泊地、浅虫温泉の「道の駅 ゆ〜さ浅虫」へ。
ところが、まだ17時過ぎなのに、駐車場は満車で入庫待ちの列が。 と言って、近くに泊まれそうな場所はないので空き待ち。
30分以上待ったけど、幸い施設に近い場所に駐められて一安心。 その後、5階にある展望風呂に入って、平成最後の日は車中泊。
本日の走行距離は、76.6kmでした。


※ フレームが表示されていない場合は こちら