7月22日
この「気まぐれ日記」のコーナーをアップしてから、今日でちょうど1年が経ちました。
時たま「読んでるよ」とか「〜はなぜ?」とか「〜をもう少し詳しく教えて」というメールも届くようになり、 本当にうれしい限りです。これからも、どうぞ宜しくお付き合い下さい!

今日はまとめて幾つかご報告。

その1。
先週末の土曜日、鮮魚センターで念願(?)のシャコを買うことが出来ました。(笑)
詳しくは「7月8日」の日記をご覧く下さい 。

その2。
昨日、久しぶりにクレー射撃に出掛けてきました。
そこでクレー射撃界では有名な射手で、 私が唯一「射撃の師匠」と崇めるH氏から「上手くなったな〜」とお褒めの言葉を頂きました!

その3。
今回の社員旅行が5月に実施されましたが、最終的に行き先は北海道となりました。
アンケートで第1位となったラスベガスは、 イラク戦争によるアメリカに対するテロの恐れがあるとして却下。 代替地となったオーストラリアのケアンズ行き (この辺りの詳しい経緯は、今年1〜2月の日記をご覧く下さい)も、SARS騒ぎでお流れとなった次第。 国内旅行に興味を持つ者は少なく、参加人数は全社員の1割にも満たなかったそうです。


7月17日
前回コンコルドに関して書いたところ、「20機しか製造されなかったとは知らなかった」 「なぜ日本には就航していないのか」という質問を頂いた。 今回はそれらに対する簡単な解説です。

1960年代、次世代の旅客機は超音速が主流になると判断した各国は、 国を挙げて開発に取り組んだ。その中で、最も進んでいたのがコンコルドである。
しかし開発途中から様々な問題が発生。例えば、

・開発費が膨大なため、1機あたりの価格が高い。
・1度に運べる人数が少なく(コンコルドの定員は100人。 ボーイング747・ジャンボの定員は最大約600人)燃料も大量に消費するため、 それだけ1人あたりの運賃が高い。
・通常の旅客機に搭載されているターボファン・エンジンではなく、 アフターバーナー付きジェット・エンジン(戦闘機と同タイプのエンジン)を搭載しているため、 騒音が凄まじい。
などである。

また、より空気の薄い成層圏を飛ぶことから、オゾン層に悪影響を及ぼすことも判明。 時代は、折しも地球環境問題がクローズアップされ始めた頃。 そのため自国内の領空飛行を許可しない国が続出し、コンコルドの飛行は、 事実上どの国の領空も通過しない大西洋路線に限定されてしまった。

これらの事情を受け、各航空会社は相次いでコンコルドの発注をキャンセル。
結果、生産は試験機を含む20機のみとなり、 唯一開発国であったフランスとイギリスの航空会社が運行するだけとなった。 赤字は国費で補てんしたことから、まさに「意地」で飛ばしたと言えるだろう。(その後黒字も計上した)

しかし今日でも、超音速旅客機はコンコルドしかない。
旧ソビエトが開発した「ツポレフ144」は完全な失敗に終わり、 その後を受け継いだアメリカのNASAも、依然完成には至っていない。
コンコルドは「技術的には大成功。商業的には大失敗」だったのである。

最後に、コンコルドが他の旅客機に比べて、 如何に桁違いの飛行能力を有しているかを示すエピソードを紹介しよう。
1974年6月17日。 ボーイング7747型機(今でも現役の通称ジャンボ機)がアメリカのボストン空港に向け、 パリのド・ゴール空港を離陸。ちょうど同時刻に、 コンコルドはド・ゴール空港に向けボストン空港を飛び立った。 ド・ゴール空港に到着したコンコルドは給油を終え、1時間後に再びボストン空港へ向け離陸。 コンコルドがボストン空港に着陸したのは、 先にド・ゴール空港を出発した747機が到着する11分前だった!
コンコルドの巡行速度はマッハ2(時速2150km)。747型機のそれは、時速910kmである。


7月11日
私は海外旅行を趣味の1つとしているが、同時に飛行機に乗ること自体も楽しみとしている (長時間のフライトにはウンザリするが)。エルロンやスポイラー (翼に付いている可変補助翼類)の動きを見て、 現在コクピット内でどのあたりのチェックリストが進行中で、 管制塔とどんな交信をしているのか想像するとおもしろい。
また空港の展望デッキで、離着陸する飛行機を何時間見ていても飽きない。 一目見ただけで、大部分の機種とメーカーを言い当てることも出来る。
そんな私の夢は、「コンコルド」に乗ることである。

英仏で共同開発され1976年に就航したコンコルドは、 当時「夢の超音速旅客機」と言われたが、コスト高や環境問題などで僅か20機しか生産されなかった。
4機の開発試験機を除く16機の内、8機ずつをエール・フランス(AF)とブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が運行。 しかし、AFは2000年の墜落事故と機体の老朽化を理由に今年の5月で運行を停止。BAも9月で運行を停止することが既に決まっている。
イギリスのヴァージン・アトランティック航空がコンコルド就航続行を目指し、BAに対して退役後のコンコルド5機の売却を要求しているが、 こちらも現時点では諸事情により実現する可能性は低い。
これは早いところ乗っておかなければ。

しかし問題は山積。
まずは運賃。ロンドン〜ニューヨーク片道で、何と約70万円! ファースト・クラスの2倍以上である。
これ以上に問題なのは、言うまでもなく日本からのフライトがないことだ。 乗るためには、わざわざロンドンorパリ〜ニューヨーク間を移動しなければならない・・・。
どうやら、この夢は夢のまま終わりそうだ。
「怪鳥」の名に相応しいこの姿が見られなくなるのは何とも惜しい。


7月8日
私は2週間に1度くらい、 家から車で15分ほどの場所にある鮮魚センターに旨い刺身を買いに行くことを楽しみにしている。 近くのスーパー・マーケットではなかなか買えない、 トロや生ダコ、それに塩辛の材料となるイカなどをよく買う。
これは2カ月ほど前、その店に行った時の出来事。

刺身コーナーを見ていると「シャコ」があった。値段も手頃で、モノも悪くなさそうだ。 私はこれが大好きで、寿司屋などへ行った時には必ず注文する好物である。
すると私の前に並んでいたおばさんが、 「あら、美味しそうなシャコね」と言いながら1パック手に取り、それをカゴの中に入れた。 この時点で残りは1パック。私はおばさんが立ち去るのを待っていたのだが、 そのおばさんは最後の1パックも手に取り、「冷凍しておけば大丈夫よね」と独り言を言いつつカゴの中へ入れてしまったのです!
後ろで待っていた私は呆然。その顔を見たカミさんは大笑い!

以来その店へ行く度にシャコを探すのだが、なぜか未だにお目に掛かっていない。(笑)


7月1日
私の映画好きは、今から30年程前の小学生時代にまで遡る。
当時、亡父は映画館の株主だったため、月に1度の割合で無料鑑賞券が支給されたが、 映画に興味のなかった父は、それを7歳年上の私の姉に渡していた。
いくら父が株主とはいえ、1枚で2人が入場することはもちろん不可能。 そこで姉が先に入って非常口の鍵を開け、 頃合いを見て塀を乗り越えた私がそこから入るという手段を取っていた。 田舎の映画館だから出来たことだと思う。もちろん決して良いことではないので、 どうか真似しないで頂きたい。真似する人もいないと思うが。(笑)

まだ幼かったので、字幕が最後まで追えなかったり読めない漢字も沢山あったが、 それでも夢中になって見ていた。作品によっては数回繰り返し見たこともあったが、 中には内容が「大人過ぎ」て、何回見ても理解できないものもあった。 ダスティン・ホフマン主演の「卒業」や、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の「昼顔」などである。

今でも昔見た映画の中に好きな作品が多い。 挙げるとキリがないが「ゴッド・ファーザー」や「ディア・ハンター」、 「フレンチ・コネクション」などである。
昔のSFものは、現在のCGを駆使した作品とは比べようもないが、 それでも私が最も好きなSF映画は、今でも第1作目の「猿の惑星」である。


※ フレームが表示されていない場合は こちら