7月29日
深夜まで仕事をしていたら、突然左下の歯茎が腫れてきた。特に痛いというわけでもなく、 「またいつものことか」と思っていたが、 一昨日抜歯しなければならないと言われた歯の周辺だったので、 これを機に治してもらおうと朝一番で歯医者へ行った。

しかし、腫れがひどい時は周囲にも炎症が広がる恐れがあるため、 抜歯は出来ないのだそうだ。しかしこのまま放置しておくわけにはいかない。
その処置法は、メスで歯茎を切開して、中に溜まった膿を出すというものだった!  しかも、既に膿が溜まっている場所に麻酔の注射を打ったところで、 ほとんど効果はない。つまり、ほぼ麻酔なしの状態で歯茎を切られ、 中の膿を強引に出されたのだが、その時の痛さと言ったら「!!!!!」。 今まで味わったあらゆる痛さの中でも最高クラスだった。

自宅へ帰った後も痛さのあまり体が小刻みに震え、涙が溢れてくる。 大人になっても、痛い時には涙が出るんだということが良く分かった。 それほど強烈な痛さだった!


7月27日
特にどこか痛いとか虫歯があるというわけではないが、久々に歯医者へ行ってきた。
まずはレントゲンを撮ってから診察してもらったところ、 抜歯しなければならない歯が1本あることが分かった。歯根が腐りかけていて、 このまま放置しておくと顎の骨までやられてしまうらしい!  以前から疲れが溜まったり寝不足が続くと歯茎が腫れることがあったが、 それはほとんどこの歯の周辺であったことに気付いた。 その度に雑菌が繁殖していたようだ。

その上、歯槽膿漏も進んでいて歯石もタップリ。 最後に歯石を取ってもらったのはおそらく10年くらい前(!)。 そりゃあタップリだろうと妙に納得(笑)。 取りあえず、今日は上の歯列だけ歯石を取ることになり、 例の「キュィ〜ン」という音がするドリル(?)で削ったのだが、その痛いこと痛いこと!  痛さも10年分だった。

次回はいよいよ抜歯。その次は治療で次が型取り。そのまた次が下の歯列の歯石取りで、 その次が・・・。う〜ん、完治するまで、いったいどれくらいを要するのだろうか?


7月21日
手術後初めての検診を受けてきた。角膜の状態も良好、近視を矯正したことにより、 乱視もかなり改善されたそうだ。
肝心の視力に関してだが、近くにピントが合いづらいのは徐々に慣れてくるらしい。 全体的にボヤけて見えるのは、まだ近視が残っているせい。 これは手術後に過矯正となるのを恐れて、矯正数値を低く抑えたため。 これは追加手術をすれば補えるそうだが、実際に手術ができるのは、 角膜の状態が元に戻り、近視値が安定してから。おそらく2〜3カ月先になると思う。 それまでは少々不便だが仕方がない。
次回の検診は2週間後。


7月20日
昨日の続き。

7月17日(手術翌日)
朝起きると、目のゴロゴロ感はすっかり消えていた。まずテレビを見て新聞を読む。 昨日よりは若干マシだが、やはりピントが合いづらい。 以前は目を細めたり広げたりすればピントの調節が出来たが、 今では何をやってもほとんど変わらない。
その後、犬を連れて外出。やはり遠くも近くもボヤけて見える。

夜になっても見え方にほとんど変化はない。 只、以前に比べると全体的に明るく見えるようになったような気がする。
不思議なもので、今となると手術前に裸眼でどれくらい見えていたのか、 眼鏡使用時にどれくらい見えていたのかをはっきり思い出すことが出来ない。 こんなことなら、例えば「どこどこに座って何々を見ると、 どんな感じにどれくらい見えていた」などとメモっておけば良かったと後悔する。

7月18日(手術2日目)
見え方にほとんど変化はない。多分こんなもんなのだろう。 近くにピントが合わなかったり、全体的にボヤけて見えるのは、 治しきれなかった乱視のせいだと思われる。20日に術後初の検査があるので、 その時にはある程度詳しいことが分かるだろう。 もしかしたら再手術を受けることによって、もう少し良くなるかもしれないし。

手術をしてどれくらい視力が改善されたかというと、 手術前の眼鏡使用時よりもやや良い程度。このまま生活できないこともないが、 やはり全体的にボヤけて見えるのが気になる。今後の経過と定期検診の結果は、 またその都度アップすることにする。

で、今日術後初の検診に行ってきた。結果は明日。


7月19日
昨日の続き。

7月16日(手術日)の続き
さて肝心の視力だが、まず手術直後は全体的に霧がかかったように白く見え、 焦点もまったく定まらない。 術後の検査時に「先生、本当に成功ですか?」と思わず執刀医に訊いてしまったほどだが、 これは角膜の表面が荒れているなどのため。 1日くらいで晴れてくると説明があった。
眼にはゴロゴロとした違和感はあるが、痛みはほとんどない。 念のために処方された鎮痛剤は服用せずに済みそうだ。帰宅後に3種類の目薬を点眼。 これは当分の間、朝昼晩と就寝前の4回点眼しなければならない。

夜になると白っぽく見えていた霧は晴れたが、遠くにも近くにもピントが合わない。 これは両眼にまだゴロゴロ感が残っているため、 眼を大きく開くことが出来ないせいかもしれないし、 手術時に使った痛み止めの目薬がまだ効いているせいなのかもしれない。 とりあえず指示通りに目薬を点眼して寝た。

今日から1週間、「当て金」を目にテープで固定して寝なければならない。 これは寝ている間に無意識に目を触ったり、寝返りを打って枕や布団に目を擦りつけないため。 下がその写真。まるで電気イスで処刑される死刑囚のようだ。(笑)

電気イスで処刑される死刑囚は、予めこのように眼をテープで固定される。 電気ショックで眼球が飛び出すのを防ぐためだ。←実話。

続きは明日。


7月18日
視力矯正手術を受けてきました! 早速今日までの経過を書くことにしよう。

7月16日(手術日)
まずは事前に渡された抗菌用の目薬を点眼し病院へ。
病院に着くと、機械を使って眼の検査を行い、近視値に変化がないことを確認する。 その後に控室へ通され、執刀医から手術の手順と注意事項、 術後の効果に関して再度説明がある。 私の場合「乱視がとても強いので術後どれくらいの視力が出るのか未知数。 もし矯正値が予想よりも悪かった場合は、 追加手術も視野に入れている」と改めて説明があった。

いよいよ手術室へ。手術の流れはおおよそ、
痛み止め薬を数回点眼→眼を洗浄→特殊なクリップで瞼を固定→ 角膜フラップ(後述)を作成→レーザーを照射→角膜フラップの戻し→眼の洗浄→ 抗菌・抗炎症剤などを点眼→終了。
角膜フラップとは、角膜の表面0.0数mmの厚さにスライスしたもの。 その後レーザーを照射し、予めスライスしておいたフラップを元に戻すのだ。 例えるなら、いったん皮膚を剥がして手術を行い、 終了後に剥がしておいた皮膚を戻してから縫合すると表現すれば判り易いかな?
時間は片眼で約15分、実際にレーザーを照射する時間は、 個人差もあるがだいたい30秒前後だ。

術後は30分ほど眼を閉じた状態で待機。 その後、執刀医が顕微鏡で角膜の状態を確認し、問題がなければ終了となる。 全所要時間は約3時間だ。

続きは明日。


7月15日
いよいよ視力矯正手術が明日となった。
今日から事前に貰った抗菌用の目薬を朝昼晩の3回点眼。 明日の朝も点眼し病院へ向かうことになっている。
手術前に行うのはこれだけ。その他の注意事項は、 手術日の前後あわせて計3日間はアルコールとタバコを控えることくらいだ。

術後は3日間、洗顔・洗髪禁止。いずれも目に水が入ることを避けるため。 顔は濡れタオルで拭く程度、洗髪も美容院でならOK。

現在裸眼の視力が左0.06、右0.1。これがどこまで回復するかな?!
念のため術後3日間はパソコンを見ないつもりなので、結果は週明けに!


7月8日
昨日の続き。

次は担当医の診察。その後、これまでの検査結果と併せて、 現在の状況と術後の効果に関して説明がある。

そもそも、このレーザーを使った視力矯正手術は、 元来視力が良かった者が成長期や就職後に徐々に視力が悪くなり(つまり近視が進んで)メガネやコンタクトレンズを使うことになったというケースには絶大な威力(平均0.06→1.3)を発揮するが、 私のように元々眼に障害がある場合は、100%の効果を得ることは出来ない。

前者の場合は、術後にどれくらいの視力が出るかを術前に具体的な数値で知ることができる。
しかし私の場合、近視は直せるが乱視を100%直すのは不可能。 しかも症例が少ないので、「術後どれくらいの視力が望めるかは分からない」。 もしかしたら期待以下の視力に留まるかもしれないし、 もしかしたらメガネなしでも大丈夫なくらい視力が回復するかもしれないという「出たトコ勝負」という結論。
最も高い可能性は「術後も軽い乱視矯正用メガネを使用して、0.9〜1.0前後」だそうだ。

次は採血。これは薬に対するアレルギーを調べるため。 眼科に来てまで注射されるとは思わなかった!(私は注射が大の苦手)

次に瞳を大きくする目薬をつける。最初に目薬を点し、5分後にもう一度点眼する。 この目薬が結構シミて痛い。
薬が効くまでの約1時間の間に「ドライアイ度」検査と、手術当日の時間や手順、 術後の検査内容等の説明を受ける。同時に、手術のリスクやデメリットが書かれた説明文を読み、 納得できれば手術承諾書に署名・捺印する。

薬が効いた段階で、再度機械を使った検査、視力測定、担当医の診察を受ける。

これで全ての検査が終了。所要時間は約3時間。費用は前記の通り手術費に含まれている。
最後の検査のために使った目薬は、瞳を大きくすると同時に、目の調節力を弱める働きもある。 そのため、翌日の夜くらいまでは目のピントを合わすことが困難になり、 光がとても眩しく感じる。外出時にはサングラスが必要。

術後のメガネ着用&術後視力の出たトコ勝負を承知の上で、手術を受けることに決めた。 手術日は予定通り7月16日。


7月7日
視力矯正手術前の精密検査を受けてきました! 早速詳細を書きましょう。

まずは機械を使って両眼を検査。 近視・乱視・遠視の度合いを数値として知ることが出来るのだ。
結果、通常「乱視が強い」というのは数値にして-4〜-5くらいだそうだが、 私の場合は左が-7.55、右が-8.25というトンデモない値。 過去にこのような検査を受けたことがないので今回始めて知ったのだが、 これは先天的なもので、この数値は医学的に見ると「弱視」になるそうだ。 ちょっとショック・・・。
これが今回の手術にも大きく影響する。詳しくは後ほど。

次に視力検査。基本的にはメガネを作る時の検査と同じだが、 精密度はメガネ屋とは比べものにならない。
私の場合、頭がクラクラするくらいまでメガネレンズの度を目いっぱい上げても、 視力は両眼とも0.8。日常生活に支障がないくらいまで度を下げると、 やはり0.6くらいが限界ということがわかった。これも全て強度の乱視のためだ。

次に角膜形状の写真撮影と、眩しさにどれくらい反応するかを測定する対光反応試験。 どちらも測定時間は5分ほどで、痛みを伴うものではない。

ここまでの所要時間は約1時間。続きは明日。


7月5日
レーザーを使った視力矯正手術に興味を持っている人が意外に多いことがわかった。 と同時に大半の人が、「目にレーザーを射てるのはやはり怖い。でも誰か身近な人がやって、 その人の感想や結果が良ければ自分もやってみたい」と考えていることもわかった。
そこで、このコーナーで私の体験談を出来るだけ詳しく書くことにした。 興味を持っている人は是非参考にして下さい。
これまでの詳しい経過は2004年6月のコーナーに書いてあります。


7月4日
視力矯正手術を受けることにした。
約1年前に適合検査を受けた時は手術可能と診断されたが、 最終判断は精密検査を受けた結果次第となる。 この検査を7月6日に受けることに決まった。もしOKが出れば、手術日は7月16日だ。
費用は、精密検査費・手術代・術後数回の診断料・薬剤費等がすべて込みで、315000円。 決して安くないが、これからコンタクトレンズを使う手間と今後の費用を考えれば、 何とか出せない金額ではない。


※ フレームが表示されていない場合は こちら