ラノ・ララク

モアイの「製造工場」。イースター島にあるモアイのすべてが、ここから切り出された。
約400体のモアイが製作途中で放棄された状態で残されているため、
その製作過程を窺い知ることのできる貴重な場所でもある。

まずモアイは、山の上部にある岩場で製作が開始される。
ここから約1000体のモアイが切り出されたため、山の形がすっかり変わってしまった。

奥が製作途中のモアイ。
岩から切り離されたところ。

下にも上にも製作途中のモアイが。
写真右側に製作途中の巨大モアイが
あるのをお分かり頂けるだろうか?
左を歩く人と比べると、
その大きさに驚かされる。

ラノララクで最大のモアイ。
製作途中であるが、その
大きさは約22メートル!


切り出したモアイは山の中腹まで滑り下ろされ、そこで最終的に顔などが彫られた。
予め穴を掘っておき、そこに落とすようにして立てられたらしい。

至るところに・・・
製作中のモアイが立っている。

このカットは、
よく旅行パンフレットに使われる。
モアイ街道(?)

最大級のモアイ。
顔の高さだけで4メートル!
首から下は埋まっている
だけで、実際はしっかりと
作られている。


「トゥク・トゥリ」と呼ばれる初期のモアイ。英語では「ニーリング・モアイ」(膝をついたモアイ)と
紹介されているが、我々から見ると正座をしているようにしか見えない。
以前、某TVクイズ番組でも紹介されたので、ご存じの方も多いのでは?!

後ろから見たところ。
どう見ても正座をしているように見える。
トゥク・トゥリがある場所からは、
トンガリキがはっきり見える。
まるでチェスの駒のようだ。


山の北側には大きなカルデラ湖がある。もっとも「ラノ」とはラパヌイ語で「湖」の意。
本来ラノララクとは、この湖のこと。

ラノカウに比べると、かなり見劣りする。
黒い点状に見えるのはすべてモアイ。



ラノ・カウへ進む