よくヨーロッパは個人主義の国と言われますが、ドイツは第二次大戦中に極端な全体主義に走ったことから、特にこの考えが強いそうです。 速度無制限もその表れ。「飛ばしたい人はいくらでもどうぞ。でも事故を起こして怪我したり死んだりしても、それはスピードを出したそちらの責任ですよ」ってことのようです。 素晴らしい考えですね。σ(^^)もこの考えに大賛成! ・片道2車線以上の道では、皆必ず走行車線を走ります。 もし遅い車がいた場合は、その車を追い越すとすぐに走行車線に戻ります。 これは高速道路でも一般道でも同じ。 日本のように、中途半端なスピードでいつまでも追い越し車線を走っている車なんて皆無! 素晴らしいマナー! これが日本に比べて圧倒的に渋滞が少ない要因の一つだと思います。 ・中国人観光客の数が凄い! 団体客は日本人×5倍くらい、個人旅行者は日本人×10倍以上! 日本人を全く見かけなかった町にも、必ず中国人がいました。 ヨーロッパを旅行すると、昔は多くの場所に日本語の解説はありましたが、最近では中国語の解説も負けず劣らずあり、中には日本語なし中国語ありって施設もあるくらい! これに対して、以前と比べて圧倒的少数派になってしまったのが韓国人。 韓国語の解説はもちろん、オーディオガイドにも殆ど韓国語はありませんでした。 ・日本に比べて、鉄道の時刻は信じられないほど不正確。 もっとドイツってキッチリしてるイメージでしたが、実際は全然違います。 鉄道で旅行する人は十分ご注意を! 特に都市間移動時の乗り換えには、かな〜り余裕を持った計画をオススメします。 ・レンタカー返却時の対応が、フランスとドイツでは大違い! 去年ニースで車を返却した時は、自分で指定された駐車場に車を入れてオフィスへ行き、「何も問題なかった?」の質問に「何もなかったよ」と答えて終了。 ところが今年は、指定された駐車場に車を入れるとすぐに係員が来て、ボディを隅から隅まで入念にチェックされました。σ(^^)の横に車を止めた人は、ホイールに傷が付いているので弁償しろって言われてました。 フランスでも傷を付けて返却すると、帰国後に請求が来るのかな? それとも多少の傷やヘコミはお咎めなし!? ・フランスには皆無でしたが、ドイツでは多くの大型店(スーパーマーケット)でも冷たいビールが買えます。 しかし、ロックアイスを売ってる店は一つもありませんでした。 氷が買えればビールも冷やせるし、ウィスキーだって美味しく飲めるのに。 旅行用の小さな電気湯沸器ってのは売ってますが、同じような氷が出来るミニ製氷機があれば良いのに! ネットで検索したけど、そんなモンはなし。 冷媒を使うから、製氷機はそんなにコンパクトにはならないようです。 ・ベルリンの施設や博物館の入場料は、全てシティツアーカードを提示した料金。 シティツアーカードを持っていない場合の料金とは大きく異なります。 シティツアーカードが使えない場所も多々あります。 ・最終日のGPS画面の写真を撮り忘れた! おかげで総走行距離や平均燃費等のデータが計算できませんでした。 ・出発前にネットでレンタカーを予約、4日間の料金は223.87EUR。 現地でオプションの任意保険(1日14.28EUR)と、返却時に満タンにしなくて良い(こちらは自動付帯で、料金は72.05EUR)に加入。 単純に合計すれば353.04EURですが、実際に請求された額は408.32EUR。 これはどういう事なのかとレンタカーオフィスの係員に訊いたけど要領を得なかったので、帰国後に 問い合わせてみました。 すると「空港や大きな鉄道駅でレンタルした場合、エアポート・レイルウェイ追加金として20%のサーチャージが発生する。 これに、更にその国の消費税がかかる」という返答が来ました。つまりオプション料金の総額は、 任意保険:14.28EUR×4=57.12EUR 返却時に満タンにしなくて良い:72.05EUR 上記2項目の合計129.17EURに20%のサーチャージ:25.83EUR 上記3項目の合計155EURに対して更に19%の消費税が加わり、計184.45EUR。 これに基本料金223.87EURを足して、計408.32EURとなるそうです。 この料金体系はドイツに限らず殆どのヨーロッパ諸国で採用されているそうですが、何とも分かりづらい! ・最後に、今回の旅行の総費用(2人分)を計算してみました。 カミさんと別行動時に、カミさんが支払った交通費や飲食費、土産代などは含まれていません。
2人で11日間、行きたい場所をもれなく周って1人26万円なら上出来! 成田までの往復交通費を除けば、総費用は50万円を切ります。 もし同じ場所を周るツアーがあったら、いったい1人いくらなんだろう? と思って旅行会社をいくつか検索したら、近畿日本ツーリストで11日間のツアーを発見! 我々はミュンヘンに2泊しましたが、このツアーはその代わりにニュルンベルグとドレスデンへ行くだけで、あとは詳細は違えど行先は殆ど同じ。5月出発の料金を見たら・・・。 何と1人439000円! しかも全食事付きではないし、もちろん飲み物や土産代も別。 それらを含めたら、あと2〜3万円は要かな。 とすると、我々は約半額で行って来たことになります。VIVA個人旅行! |