・無愛想な店員や係員が沢山いますが、これは「仕事中に笑うのは無礼」とされていた、旧ソ連時代の名残なのかな?
・地下鉄で席が空くと、遠くに立っていた人が飛んでくるようにやって来て座ります。 日本だと、座っていた人の前に立っていた人が次に座るのが暗黙の了解のようになっているけど、そんなことは一切なし。特に、女性に多かったです。しかも、若い女性が年配者に席を譲る場面を、一度も見ませんでした。 ・モスクワのアジア人観光客の割合は、中国人95%、韓国人3%、日本人0.5%、その他1.5%くらい。 とにかく、どこへ行っても中国人だらけ。赤の広場に至っては、「ここは天安門広場か?」ってほど。 本気で、「モスクワへ行きたい中国人は、無料で招待されるの?」と思うくらいでした。 ・日本人観光客が少ない大きな要因の一つが、観光ビザを取得しなければならない(中国と韓国はビザ免除国)ことでしょう。 しかし「準備編」にも書いたように、業者に依頼しても7500円+送料で取得できるし、ロシア領事館に平日2回行ければ、もっと安く済みます。 しかし多くのガイドブックには、「ロシアビザ取得は難解」とか「現地では滞在証明の発行が必要」とか「慣れない人が個人で旅行するのは難しい」等、今となっては現実離れしたことが沢山書かれています。 「ガイドブックには多くの旅行社の広告が掲載されているので、その手前『個人でも簡単にビザ取得&旅行可』とは書けないのかな?」というのがσ(^^)の感想。 ・シェレメチェボ空港の無料WiFiは、まず指定されたサイトに端末の電話番号を送信 → 返信されたSMS内のパスワードを入力すると使えるってシステム。 なのでσ(^^)のような、SMS機能なしのsimフリー端末を使っている場合は、利用不可。 ・地下鉄車内を撮影した写真をカミさんの知り合いが見て一言、「吊り革がない」。 確かにそうだけど、そう言われて見ると、今まで乗ったヨーロッパの地下鉄ってどうだったんだろう? ・地下鉄1号線に、「ルビャンカ」という名の駅があります。 これを聞いて思い出したのが、高校生の時に読んだ少女マンガ「エロイカより愛をこめて」。 「ルビヤンカ・レポート」という機密書類(もちろん架空)を、世界的美術品泥棒「エロイカ」と、NATO軍の情報将校と、KGBのエージェントが奪い合うという巻が。 どんな結末だったかまでは覚えてないけど、面白いストーリーだったと記憶してます。 マンガ喫茶にないかな? ・5つ星ホテルに必要な条件の1つが、立地と伝統と格式。 「メトロポール」はこれらを満たしているから5つ星なんだと思うけど、快適さは4つ星の「ノボテル」の方が上。 ってことで、これにて都市部で5つ星ホテルに泊まることはないです。 ・3日目の夕食、「Вареничная 1」での出来事。 会計時に伝票を持ってきた店員から、「この料金にはサービス料は含まれていない」と、暗にチップを要求する言葉が。 支払い時に再度同じことを言われたので「分かってるよ」って言ったけど、お釣りを持ってきた時に、三たび同じことを言われました。 「何度も言わなくても分かってるよ!」って言ってやりたかったけど、そこは我慢。 その代わり、チップは最小限の額にしてやりました。 大人しくしていれば、もっと払ってやったのに。 相手が東洋人だから、何度も言った? それとも、西洋人だろうが東洋人だろうが、何度も要求するのは普通のことなのか? ・帰国後に「モスクワへ行ってきた」と話すと、「危なくないの?」「怖くないの?」って言う人の何と多いことか! 未だに、旧共産主義時代のイメージなんでしょうか。 ・最後に、今回の旅行の総費用(2人分)を計算してみました。
別行動時に、カミさんが支払った食事代等は含まれていません。 土産代は、自分に買った物も含めて5000円くらい。 |