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車を走らせること40分、ジヴェルニー(Giverny)の「モネの家と庭園 (Maison et Jardin de Monet)」に到着。
印象派の巨匠クロード・モネが、晩年を過ごした場所です。
ここは世界的な観光名所で、多くのパッケージツアーにも組み込まれているため、凄い人!
入場券を買うために30分並びました。料金は9.5EUR。
まずは家から見学。中には膨大な数の浮世絵が展示されていますが、
係員に「これ全部本物?」って訊ねたら、
「いやっ、全てレプリカです。本物は別の場所に保管されています」という返答。
アトリエには、モネ自身の作品が沢山飾られているけど、こちらも全てレプリカ。内部は撮影禁止。
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一番の見所は、日本贔屓だったモネが作った日本風庭園。
名作「睡蓮」のモデルとなった実際の風景を見ることができます。
大作「睡蓮」は、パリ(Paris)のオランジュリー美術館(Musee de l'Orangerie)に展示されてます。
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ジヴェルニーを13:15に出て、10分ほどでラ・ロシュ=ギュイヨン(La Roche-Guyon)に到着。
築城されたのは12〜13世紀ですが、城の下の部分は18世紀になって住居として建て直されたそうです。
崖に上の塔は、中世に建てられた時の姿をそのまま残しています。
時間がなかったので、入場せず次の目的地へ。
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今旅行最後に訪れたのは、ゴッホ(Vincent van Gogh)終焉の地、オーヴェル=シュル=オワーズ(Auvers-sur-Oise)。
ゴッホの描いた風景やゆかりの場所が、今も沢山残されています。
ここはガシェ医師の家(Maison du Docteur Gachet)。
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1889年5月、サン=レミ=ド=プロヴァンス(Saint-Remy-de-Provence)の精神病院を退院したゴッホは、
医師ガシェを頼ってオーヴェル=シュル=オワーズに移転。
この家で庭や家族、そして「医師ガシェの肖像」を描きました。
内部は無料で見学できます。場所は駅から歩くと20分くらいかかるかな。
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町役場の駐車場に車を入れて観光に出発。この町役場も、ゴッホの題材になってます。
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ゴッホが生涯最後の70日間を過ごしたラヴー旅館(Auberge Ravoux)。
この旅館の小さな屋根裏部屋を借りて精力的に作品に取り組んでいた矢先の1890年7月27日、
自らを撃って負傷したゴッホは、歩いて部屋まで辿り着いたものの、その2日後に死亡。
現在ファンゴッホ記念館(Maison De Van Gogh)として、内部が公開されています。
入場料は6EUR、室内は撮影禁止。
ちなみに子供が銃を暴発させた、不審者と間違われて銃撃された等、その死には諸説あるようです。
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ラヴー旅館の隣にある公園の広場に立つ、彫刻家ザッキン (Ossip Zadkine) 作のゴッホ像。
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ラヴー旅館の脇の道を入った所、「オーヴェルの階段(Escalier d'Auvers)」と題してゴッホが描いた階段があります。
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丘の上に建つ、オーヴェルの教会(Eglise d'Auvers-sur-Oise)。
この教会は、ゴッホが描いたことで世界中に知られることになりました。
中学1年か2年の時、美術の教科書に載っていたこの絵が、σ(^^)が初めて見たゴッホの作品。
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中は普通の田舎の教会。
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1890年7月29日に亡くなったゴッホは、オーヴェルの墓地に埋葬されました。
ゴッホの死から6ヵ月後にオランダで急逝した弟のテオも、1914年に未亡人によってゴッホの墓の隣に埋葬されました。
墓を覆っている蔦は、ガシェ医師の庭から移植されたもの。
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これで全ての観光が終了。オーヴェルを16:40に出発、途中給油を済ませて、
シャルル・ド・ゴール国際空港(L'aeroport de Paris-Charles-de-Gaulle)着が17:40。
ターミナルビルへ向かう途中、空港敷地内にコンコルドを発見。
機内やエンジンはどうなっているか分からないけど、機体は本物のようです。
駐車場に車を入れてレンタカー事務所へ。
ところが事務所は無人で、外に「車の鍵は返却口に投入して下さい」という看板が。
「帰国後に問題があったって連絡が来たら嫌だな〜」と思っていたら、
たまたまAVISの制服を着た係員が通りかかったので呼び止めたら、
車を確認することもなく、「レンタル中に何か問題あった? なかったなら大丈夫よ」と言って、
鍵を受け取って去って行きました。何というアバウトな対応!
去年のイタリアもそうだったけど、ドイツとの違いが凄過ぎる!
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