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出発前にネットで調べたら、停留所はDiplomat Hotel(ディプロマットホテル)の道を挟んだ反対側らしいと書かれていたので、とりあえずこのホテルを探すことに。
歩くこと40分あまりでようやく発見。着いてみれば、地下鉄を下りて最初に地上へ出た場所から徒歩3分! もし反対側に向かって歩いていれば、一発で着いてました・・・。
今日はこれからアンラッキーなことが続きますが、まずはこれがその1。
ようやく停留所を見つけて時刻表を見ると、バスは10分ほど前に出発していて、次のバスまで55分もある(←その2)! しかもメチャメチャ寒い上に雨まで降ってきた(←その3)! とりあえず地下の自販機でコーヒーを買って飲み、後は時間までひたすら待ってようやく乗車。
料金は片道26CZK、切符は運転手から購入。1日券は使用不可。
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約30分ほどで到着しましたが、乗車前に運転手にリディツェで下ろしてくれって頼んでおいたにも関わらず忘れられ、結局かなり通り過ぎたところで停車。10分以上歩いて引き返す羽目に(←その4)。
帰りのバス時間を確認しようと時刻表を見たら、プラハ〜リディツェ間には経由地が違う2系統の路線があり、メインの方は30分に1本の割合で運行されているではありませんか! σ(^^)が乗ってきたのは本数の少ない方。
この後プラハに戻った時に調べたら、メイン路線のバス停はσ(^^)が乗った3番の隣の2番停留所。55分待ってる
間に2本も出発してました!(←その5) 最初に2番停留所の時刻表を見ていれば・・・。
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1942年5月27日、チェコ人レジスタンスがボヘミア−モラヴィア代理総督だったナチ高官ラインハルト・ハイドリッヒ(Reinhard Heydrich)を襲撃(6月4日に死亡)。
犯人探しに血眼になっているナチに対して、暗殺犯はリディツェ村出身の報告が。
実は全くの誤情報だったのですが、すぐに抹殺命令が下されました。
内容は、男は全員射殺、女子供は収容所送り、幼児はドイツ化教育。
村は徹底的に破壊され荒野となりました。現在はLIDICE MEMORIALとなっています。
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上の写真の門が正面入口。この彫刻は、門を入ってすぐの両脇の壁に彫られたものです。
内容は、追い立てられる男達と収容所へ送られる女子供。
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敷地内に入るとすぐ左に博物館があります。入場料は80CZK。
最初に15分くらいの記録映画が上映されます。
言葉が分からなくても、ここで何が起こったのかを十分理解できます。
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上映室の先が博物館。
左は村の教会の扉、真ん中は子供の遺品と写真、右は惨劇の8日前に撮影された学校の集合写真。
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先にも書いたように、村は徹底的に破壊されたので、当時の遺構は何一つ残されてません。
真ん中は教会、右は学校があった場所。
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敷地の一角に立つ子供たちの像。
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悲しい表情がとてもリアルです。
どこへ行ってもそうですが、子供に関する展示や遺品は、どれも心を打たれます。
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リディツェに着いた頃から体調がイマイチでしたが、ここへ来てかなりマズい状況に(←その6)。
帰りのバスは運悪く満員すし詰め状態。
立ってるのがツラかった!
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プラハ市内に戻り、地下鉄とトラムを乗り継いで向かったのが聖キリルと聖メトディウス教会(Kestel sv.Cyrila a Metodeje)。
ここはハイドリッヒを暗殺したレジスタンスが、最後に立て籠もった教会。
包囲したドイツ軍と激しい銃撃戦となり、今でもその時の銃弾痕が壁に多数残っています。
ちなみに教会名のキリルとメトディウスは、モラヴィア地方にキリスト教を伝えた兄弟。
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記念プレートの下に残る無数の銃弾痕。今でも献花が断えません。
最後にレジスタンスが立て籠もったのが、この小窓の奥の地下室。
内部は資料室とともに公開されています。入場料は60CZK。
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資料室の壁に貼られていた当時の写真。左がハイドリッヒ。
右は小窓(上の写真)から放水して、中のレジスタンスを水責めにしようとしている様子。
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地下室内部。左は小窓を中から見たところ。
右下の花が手向けられているのは、脱出のため通りの向こうまで掘ろうとした穴。
道具もなく、しかも人力ではとても無理。1mほどしか進んでいません。
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ここに立て籠もったレジスタンスは、ヤン・クビシュ(Jan Kubis)やヨゼフ・ガブチック(Jozef Gabcik)をはじめとする7人。
内3人は銃撃戦で死亡、4人は捕虜になるよりも自決の道を選びました。
σ(^^)がこの事件を知ったのは、中学生の時に観た映画「暁の七人(原題はOperation Daybreak)」。
多少の脚色はありますが、ほぼ史実に基づいた作品です。
とてもいい映画でオススメなのですが、残念ながらDVD化はされていないようです。
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