トロイ

ギリシャの詩人ホメロスの叙事詩「イリアス」の中に登場する木馬で有名な遺跡。
ハインリッヒ・シュリーマンが私財を投じて発掘したことでも知られています。
トロイはその歴史上繁栄と衰退を繰り返し、第1市から第9市までの
遺跡からなっています。しかし現在は、小さな円形劇場跡とわずかな城壁・城門が
残されている程度で、ほとんど見るべき所はありません。
発掘調査は今でも細々と続けられています。
遺跡内には、ずっと後年(と言うよりも最近)復元された木馬があります。

参考までに、この木馬は叙事詩の中に登場するだけで、実際に当時存在したという
確かな証拠は何一つ発見されていません。シュリーマンにしても、
彼の目的は歴史的発掘調査ではなく、財宝目当てのものでした。
そのため、あちらこちらを無造作に掘り返したため遺跡が破壊され、
その悪影響は今日に至るまで響いているそうです。

城壁跡。
第9市時代の円形音楽堂。

木馬の全体像。
正面から見るとこんな感じ。
人と比較すると
これくらいの大きさ。



お ま け

ダーダネス海峡に映える夕日。



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