準備編
注) 1GBP(イギリス・ポンド)=約210円。
夏休みにイギリスへ行こうと決めたのは2月のこと。この時期、各旅行社は ようやくゴールデンウィークのツアー料金が決まる頃で、夏の料金が出るのは まだまだ先。もちろんツアーの募集など始まっていない。
そこで前回のワシントン旅行と同様、インターネット経由で航空券やホテル その他を予約することに。個別に手配した方が、もしかしたらパックツアーよりも 若干高くなる可能性はあるが、予め飛行機の座席指定が可能などの利点がある。 加えてクレジットカードが使えるので、ポイントが貯まる&海外旅行付帯保険も 適用になるのだ。

期間は8月13日〜21日までの9日間に決定。もしゴールデン・ウィークに 仕事が入った場合は対応することを条件に休みを確保した。
成田〜ロンドン間に直行便を飛ばしているのは、JAL、ANA、BA、Virginの4社。 料金にほとんど差はないので、マイレージの関係でANAを予約。 予約したのが3月初旬だったので、なかなかGoodな席が取れた。帰りは前に 座席がないイグジット・ロー!  価格は航空券197000円+空港税等14120円で 計211120円。
←予約した席。前に座席のない「イグジット・ロー」。

次はホテル探し。今回はロンドン4泊→田舎町2泊→ロンドン1泊の予定。 まずはロンドンの宿探しから。 ロンドンはとても物価が高く、市内中心部のホテルはバカ高!

そこで色々と調べた結果「アールズコート」と「ハマースミス」という地区に安い ホテルが沢山あることがわかった。中心部までは地下鉄で15〜20分を要するが、 コスト・パフォーマンスを考えると問題ない。選んだのは「ノボテル・ ロンドン・ウェスト」。場所は地下鉄が複線乗り入れているハマースミス駅から 徒歩5分。 楽天トラベルで予約した 場合の料金が最も安く、2名1室・朝食付きで1泊13280円。数社調べたが、 一番高かったのはオクトパス・トラベル・ドットコムの1泊18800円だった。
ノボテル・ロンドン・ウェストの外観。公式WebSiteより。→

今まで20回以上海外へ出掛けているが、レンタカーを借りてドライブしたことは 一度もない。しかし今回、カミさんの「田舎町(コッツウォルズ地方)へ行きたい」 というリクエストに答えて、初めてレンタカーを借りることに。 交通ルールに若干の違いはあるが、イギリスは日本と同じ左側通行。 レンタカーデビューには好都合だ。

レンタカーを借りる時は、細かい注意事項や契約書の内容を理解しなければ ならない。ここで言葉の不安が出てくる(私もその中の1人)が、そんな人に オススメなのが、ロンドンで唯一日本語が 通じるJEMレンタカー。 しかし日本語が通じるとあって、料金は他の大手レンタカー会社に比べて割高。 しかも営業所は、ロンドンの郊外に1つしかない。わざわざそこまで借りに行く (もちろん返却にも行かなければならない)のはとても面倒。

そこで選んだのがHERTZ。 手続き時に多少の不安はあるが、出たトコ勝負で何とかすることに。
料金はコンパクトクラス(フォード・フォーカス1.6Lまたは 同等クラス)で、1日31GBP×3日間で93GBP。返却当日に現金かクレジットカードで 清算するが、予約時にはクレジットカード番号が必要。前払い制度もあるが、1日あたりの 料金は9000円とかなり割高になる。これも返却時の清算に不安を 持つ人の足元を見たスペシャル・プライスか?!

実はロンドンのホテルをハマースミス地区にあるノボテル・ロンドン・ウェストに 決めた理由は3つある。1つは宿泊費が安い、もう1つはホテルのすぐ近くにHERTZの 営業所がある、最後の1つは、ホテルの真ん前の道が目指すコッツウォルズ地方へ 向かう高速道路に直結しているからだ。ロンドン市内は慢性的な渋滞に加え、 中心部を一度でも横切ると5GBPの「渋滞税」を支払わなくてはならない。 ハマースミス地区からなら、市内を一度も通ることなく目指す高速道路に アクセス出来るという訳だ。

これが出発前に取得した国際免許証。各都道府県の免許証センターに写真と パスポートを持参し、申請用紙と一緒に提出すれば30分程度で発行される。 費用は2650円(都道府県によって若干の違いがあるかもしれません)、 有効期間は1年。

次に田舎町の宿探し。当初は2泊ともB&B(「ベッド&ブレックファースト」の略。 意訳すれば「朝食つき民宿」。イギリスでは最もポピュラーで安価な宿)にする 予定だったが、コッツウォルズ地方にはイギリスでも有名なマナーハウス (かつての貴族の別邸を改装したホテル)や、広くて美しいイングリッシュガーデンを 有しているホテルが沢山ある。こういう場所にも是非泊まってみたい! 

ということになり、 選んだのがThe Dial House Hotel。 場所はコッツウォルズ地方の中でも特に人気の高いボートン・オン・ザ・ウォーター。 料金はツイン・ルーム1泊2名・朝食つきで120GBP。予約方法は、WebSiteから 問い合わせ→「予約には20GBPが必要で支払いはクレジットカード」というメールが 届く→クレジットカード情報を送付→予約確定。
←ホテル外観。公式WebSiteより。

もう1泊はバースかソールズベリでB&Bを探すことに。
田舎の安宿にも是非泊まってみたい!

ロンドン最後の1泊も「ノボテル・ロンドン・ウェスト」。 料金は同じく2名1室・朝食付きで1泊13280円。


こんな感じで、
今回も航空券、レンタカー、ホテルの全てを インターネットで予約。
いや〜、インターネットって本当に便利なものですね。 ←水野晴郎風にどうぞ!(笑)


最後に、
インターネットで個々に予約した場合と、旅行社のパックツアーで 行った場合のどちらが安いか計算してみた。

「レンタカーを借りて地方をドライブする」なんてツアーはないので、 ロンドンに7泊した場合の料金で比較。 対象は格安で有名なH.I.S.社。
調べてみると、

「8月13日出発ロンドン9日間、直行便利用、ノボテル・ロンドン・ウェスト または同等ホテルに7泊、ホテル〜空港間の往復送迎& 地下鉄・バス1日乗り放題券1枚付き」
というパックツアーが見つかった。料金は2名1室利用で、1人
340120円。

上記ツアー内容をインターネットを使って個別に手配すると、

航空券(空港税等込み) 211120円
ノボテル・ロンドン・ウェストに7泊 4480円
ホテル〜空港間の往復(地下鉄利用) 880円
地下鉄・バス1日乗り放題券 990円
25970円

となり、
1人あたり ナント 80650円 も安いことがわかった!!
しかも飛行機は直行便利用だが「ANA指定」ではないし、ホテルも同等クラス利用で 「ノボテル・ロンドン・ウェスト指定」ではない。もしこのどちらも指定にした場合、 料金は更に高くなることは間違いない。
もう旅行社なんていらない?!ね。(笑)



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