滞在記 第10日目
(2008年6月29日)


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注)1HUF(ハンガリー・フォリント)=約0.74円。
  1EUR(ユーロ)=約172円。   

地下鉄の車内とホームの案内板。車内はかなりクラシカル。 と言うより、古くてボロいという表現の方が的確かな。
ここは英雄広場。ハンガリー建国1000年を記念して1896年に造られた、ブダペスト最大の広場です。 中央に建つ高さ35mの塔の頂きには大天使ガブリエル。 台座にはマジャール族の首長アールパード(ドナウ川にかかる橋の名前にもなっています)を中心に、7人の 部族長の騎馬像が並んでいます。
記念碑の左右に並ぶのは、歴代の国王や将軍、芸術家などハンガリーを代表する14人の英雄たち。
広場の左右に建つギリシャ神殿風の建物。 塔に向かって左が西洋美術館、右が現代美術館。
英雄広場から歩いて10分くらい、市民公園の中で毎週末開催されるのがペトゥーフィの蚤の市。 しっかり入場料を取られます。1人120HUF。
日用品から衣類、雑貨にアンティークまで何でもあり。 カミさんは欲しい物が沢山あるようですが、σ(^^) にはガラクタの山にしか見えません。 グルっと見て退散。昼前にホテルで待ち合わせることにして、またまたカミさんと別行動に。
蚤の市から歩いて5分、市民公園の北東の角にある大きな建物が交通博物館。 壁には電車、屋上には飛行機、外にはSLが飾られています。
窓越しに外から見えた、旧ソビエトの有人ロケットの地球帰還用カプセルと宇宙服。 入場して見たかったのですが、時間の関係で別の施設へ。向かったのが・・・。
蚤の市の隣にある航空博物館。 その外観から、展示内容はかなりショボいことは容易に想像がつきますが、大の航空マニアのσ(^^) には外せない施設です! 某ガイドブックに「過去にハンガリー人宇宙飛行士も輩出しているこの国の、知られざる航空の歴史がわかって面白い」と書かれてあるので、その宇宙部門に期待です。 入場料は400HUF、写真撮影代が800HUF。
入場して時計回りに進んでいきます。 まずは軽飛行機やグライダーのコーナー。まあ最初はこんなモンでしょう。
半周してもまだグライダーのコーナーが続きます。3/4周した頃から古い飛行機が現れました。 翼に66の数字が書かれているのは、Junkers(ユンカース)F13。エンジンはBMW製。
「さていよいよか!?」と思ったら、最後は古いエンジンのコーナーで終わり。 「えっ、宇宙部門は?」と思いもう1周してみましたが、そんなコーナーはどこにもありません! うっそ〜ん!! これだけ!? 最初から期待はしてませんでしたが、まさかこれほどとは・・・(呆)。
唯一の慰めは、旧ソビエト製のジェットエンジンが見られたこと。 左はSolovjev D-30。Tu(ツポレフ)134型機に使われていたエンジン。 右はKuznyecov NK-8-2U。Tu-154型機に使われていたエンジン。

これでブダペスト観光も終わり。 バスに乗ってホテルへ戻り、カミさんと合流してチェックアウト。空港へ向かいました。

空港へ行く手段はいくつかありますが、一番安いのが電車&バス。 まず地下鉄で西駅まで行き、インターシティに乗り換えてFerihegy(フェリヘジ)駅へ。 そこから200番のバスに乗り換えると空港に着きます。 インターシティは1人650HUF、地下鉄とバスは乗り放題券でOK。
ところが、空港行きの200番バスの始発は、地下鉄M3終着駅のKobanya-Kispest駅。 つまり地下鉄M3を終点まで乗ってバスに乗り換えれば空港へ行けます。 切符を買ってインターシティに乗り換える時間を考えると、到着時間もほとんど変わりません。 インターシティを使うだけ金の無駄です。

ここがブダペスト・フェリヘジ空港。 日本の地方空港ほどの規模、とっても小さな空港です。
バスに乗って空港へ向かっている時、空港手前の左側に古い飛行機が多数見えました。 きっと屋外博物館に違いない! 空港内には時間を潰す施設はありません。 というわけで、チェックインを済ませてから行ってみることに。 歩くこと約15分、着いたのがここ。 ハンガリー語の看板しかないので、何て書かれているのか分かりません。(^^;)
これはIL(イリューシン)18。 旧ソビエト製旅客機の実物を見るのは今回が初めてです!
こちらはTu-154。なかなかカッコいいデザインの機体ではないですか! 
30年以上前の飛行機なので、もちろんコクピットはアナログ式の3人乗り。 今の旅客機は、主・副パイロットの2人乗り。 コンピューターの役割がとても大きくなり、機体の状態をモニターする航空機関士と計器板(右の写真)がなくなりました。
こちらはTu-134。写真では分かりづらいのですが、何と航空機関士が、パイロット席より前の機首部分に乗るようになっています! 航空博物館に展示されていたのは、この機と上のTu-154のエンジン。
左はアメリカのDC-3をライセンス生産したLI-2、右はIL-14。
入場料は大人800HUF。初めて旧ソビエト製旅客機を見られたのは大収穫でした!
ルフトハンザ航空3445便は、定刻の15:05に出発。 短いフライト時間ですが、チーズサンドとチョコレート菓子に飲み物が出ました。
機内でちょっとしたアクシデント。「お医者様がいらしたら名乗り出て下さい」という機内放送が! 具合の悪そうな人が、前方の席で手当てを受けていました。 幸い大事には至らなかったようで、飛行機は無事定刻の16:45にフランクフルト着。
空港の地下1階が鉄道駅。空港駅から3つ目がフランクフルト中央駅です。 所要時間は約11分、料金は1日券が8.9EUR。 空港〜中央駅往復と市内でトラムに乗れば、その都度切符を買うよりお得。
中央駅からファンゾーン(パブリック・ビューイング)となっているスタジアム方面へ向かうトラムは、ドイツ人サポーターで満員。 この日はEURO2008の決勝、ドイツ対スペイン戦が行われました。 結果は1-0でスペインの勝利。みんな残念だったね〜!
フランクフルトは商業都市のため、これと言った観光地はありません。 駅舎(写真左)は昔ながらの重厚な建物ですが、町は現代風の建物や高層ビルが立ち並んでいます。
11番トラムに乗って4つ目がレーマー広場。 ガイドブックを見てもフランクフルトの観光地は、ここレーマー広場と隣接する美術館に大聖堂、ちょっと離れた場所にあるゲーテ博物館しか載っていません。
市内を走るトラムと、レーマー広場から見た大聖堂。 大聖堂は下半分が化粧直しの真っ最中でした。
ドイツと言えばビールとソーセージ。 というわけで、レーマー広場の店で牛肉&豚肉のソーセージを食べました。 どちらも旨かったけど、どちらかと言えば豚肉に軍配かな。 もちろんビールは最高! 最後にフランクフルトでフランクフルトが食べられて良かった!(笑)
成田までは全日空210便、機材はボーイング747-400。 座席は予約時にギャレーの前をリクエスト。 後ろに座席がないので、気兼ねなくリクライニングが倒せるのが良いところ。 定刻の20:45に出発。
機内食は離陸後は2種類から、着陸前にも軽食が出ました。 成田着も定刻の14:50。

今回は旅行中、カミさん共々体調不良はありませんでした。 天気も毎日晴れ。 気温と湿度が高かったのにはマイリましたが、毎日雨よりは遥かにマシです。 体調と天気に恵まれると、旅行は本当に楽しい! 欲を言えば、もう少し物価が安ければ言うことナッシングです!



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