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残念ながら開館時間が水曜の15時〜18時、木曜の8時〜11時、第一土曜の10時〜13時と、とても限定的なため入れませんでした。
がしかし。展示物はホルマリン漬けにされた臓器や組織、骨格標本、性病で鼻骨が見えるまで鼻が崩れてしまった患者のデスマスク等々の凄い内容。
怖いもの見たさで入った観光客の多くが途中退場、中には貧血で倒れる人も。
いずれにしろ、食欲減退は間違いないでしょう。
ダイエット中の人にはオススメかな?(笑)
この円形の建物は元々精神病棟として使われていたせいか、とても異様な雰囲気を醸し出しています。
左は大学構内のあちこちに貼られている案内板ですが、この建物は「NARRENTURM」と書かれています。
日本語に直訳すると「気狂い塔」。
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43番トラムでSchottentorへ戻り、地下鉄U2でVolkstheater駅へ。
続いてやってきたのが自然史博物館。外観も館内も荘厳。
ちなみに、広場の真ん中に立つマリア・テレジア像を挟むように、同じ建物が2棟向かい合うように建っています。
片方が自然史博物館で、もう片方が美術史博物館。
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左は太古のアルマジロの化石。
現在のアルマジロと比べると、その巨大さが分かります。右は琥珀に閉じ込められた虫。
映画ジュラシック・パークを思い出しますね〜。
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最大の草食恐竜ディプロドクスの化石。
以前ロンドンの自然史博物館でも同じものを見ました。
全長は30m近くもあります。
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アロサウルスとイグアノドンの化石。
映画ジュラシックパークに登場するティラノサウルスのように、肉食恐竜は頭と尻尾を並行にして歩いていました。
昔は左の写真のように尻尾を地面に擦りながら歩いていたと考えられていましたが(それを参考に
生まれたのがゴジラ)、今では展示方法が改められています。
ここはなぜ昔のままなのかな?
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こちらは以前、アメリカ・ワシントンD.C.の自然史博物館で撮ったティラノサウルスの完全骨格化石の写真。
こちらが正解です。
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左は隕石や隕鉄の展示室。σ(^^)以外に見学者はいませんでした。
右は全て鉱物の原石。宝石類の原石もいっぱい。
総額いくら? 他にも太古の動植物の化石、絶滅してしまった動物の剥製など見所いっぱい。
入場料は5EUR。
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シュテファン大聖堂前でカミさんと待ち合わせて、向かったのがアンカー時計。
ホーアーマルクト広場にある2つの建物を結ぶ回廊に設置されたいる仕掛け時計です。
さて、今何時? 正解は2時(14時)11分。
人形の頭の上のローマ数字が時間で、その上の矢印が指しているのが分。1時間毎に変わる人形は全てオーストリアの偉人。
それが誰なのかが書かれた看板が右の写真。
例えば、1時は皇帝マルクス・アウレリウス、11時は女帝マリア・テレジア、12時は作曲家ヨゼフ・ハイドン。
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ヨハン・ルーカス・フォン・ヒルデブラントの代表作として知られるペーター教会。
完成は1708年。
主祭壇の絵画や彫刻は一見の価値あり。右はペスト記念柱(三位一体記念碑)。1686年にペスト流行の終結を神に感謝して建てられた記念碑。
場所はどちらもシュテファン大聖堂近く。
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地下鉄U1でStephansplatz駅からKarlsplatz駅まで1駅移動。
この黄金の球体を頂いた建物が、分離派会館セセッシオン。
球体は月桂樹の葉をモチーフにした透かし彫りで、その下には分離派のスローガン「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」と書かれています。
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分離派とは、19世紀末に皇帝や貴族の庇護を受けず、全く新しい芸術の波を起こそうとした芸術家集団のことで、中心人物はグスタフ・クリムト。
セセッシオンとは、フランス語で分離という意味。
写真は建物に施されている彫刻や絵。
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必見は地下のベートーベンフリース。
ベートーベンの交響曲第9番「歓びの歌」をテーマに、クリムトが描いた壁画。
直筆の図案も見ることができます。
内部は撮影禁止、入場料は6EUR。
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地下鉄の駅名にもなっているKarlsplatz(カールス広場)の中心に建っているのが、この巨大なカールス教会。
トラヤヌス記念柱を思わせる2本の大円柱には、ウィーンの主護神カール・ボロメウスがペストを鎮める物語が刻まれています。
教会名のカールスは、この主護神の名前。
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教会内は修復作業中のため足場が組まれていますが、何と作業用のエレベーターに乗って足場の上まで昇り、更に仮設階段でドームの頂上まで行くことができます。
教会内に入るのは無料ですが、エレベーターで上まで昇ると6EUR。
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ドームの内側に描かれた天井画を間近に見ることができます。
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右が頂上から撮った写真。
左側の下から伸びている塔のようなものが作業用のエレベーター。
一旦プラットホームに降り、更に作業用の階段で頂部まで上れる様子が分かると思います。
本当に足が竦むような高さ。
昔は、こんな立派な足場や階段などなかったはず。
どうやって天井画を描いたのでしょうか? 落ちて亡くなった人もいたんだろうな〜。
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次に向かったのがベルヴェデーレ宮殿。
本当はカールス教会近くのGusshausstrasse停留所から、D番トラムに乗ってSchoB Belvedere停留所まで行く予定でしたが、道に迷って停留所が見つからず、結局ベルヴェデーレ宮殿まで歩く破目に。
しかもかなり大回りした上に、ようやく辿り着いた門が閉鎖中。
更に宮殿敷地を半周するというオマケ付き。
結局2km以上歩いたかな? 足痛を抱えていたカミさんには可哀相なことをしてしまいました。
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宮殿内に入って、まずはカフェでひと休み。
店内は涼しく、頼んだビールも冷えてて◎。
暑い中を歩いてきたので生き返ります。
その後、宮殿上宮内の19・20世紀絵画館へ。
最大の見所は、クリムトの代表作「接吻」。
想像していたよりも大きな絵でした。
内部は撮影禁止。
入場料は12.5EURですが、オーストリア航空のチケット半券を持っていたので5EURに! 写真左は南側から、右は北側から見た宮殿上宮。
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出発前にオーストリア航空のウェブサイトを見たら、国外からオーストリアまでの航空券の半券を提示すると、いくつかの美術館や博物館の入場料が割り引きになることを知りました。
我々がウィーンまで乗ったのは確かにオーストリア航空ですが、半券にはどこにもオーストリア航空とは書かれておらず、Star Alliance(オーストリア航空が所属する航空会社ネットワーク。
他にANAやルフトハンザ航空など20数社。
コードシェア便を運行する他、マイレージも共有可)のマークが入っているだけ。
なので最初は半券を出しても「オーストリア航空って入ってないからダメ」って言われると思っていたのですが、ここに限らず他でも問題なく使えました。
とても各施設の受付の人が全員、オーストリア航空の所属グループがスターアライアンスだなんて知っているとは思えません。
つまり、目的地にオーストリアの諸都市が書かれていれば、どこの航空会社を使っても、半券を提示すれば割り引きは適応されると思われます。
もし何か言われても「機械を使ってチェックインの手続きをしたら、この券が出てきたんじゃい!」って言えば問題ないでしょう。(笑)
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外へ出て、まずは北側の庭園を散策。
園内には様々な彫刻があります。
皆が触るせいか、オッパイの部分だけ汚れている女性の彫刻がありました。(笑)
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これは宮殿の南門。門柱上のライオン像のアップが右の写真。
顔はオマヌケだし、たてがみは垂れ下がっていて全然迫力がありません。
まるで風呂上がりみたい。(笑)
南門を出たら、目の前が地下鉄のSudbahnhof駅。
こんなことなら、最初からトラムじゃなくて地下鉄を使って来れば良かった!
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蚤の市で所持金をほぼ使い果たしたカミさんが、日本円をユーロへ両替することに。
昨日シュテファン大聖堂近く、Karntner Strasse(ケルントナー通り)に面した両替屋のレート表示盤に、1EUR=169.99円と書かれていたのを思い出しました。
成田で両替した時のレートが1EUR=172円だったことを考えると悪くありません。U1のSudbahnhof駅から地下鉄でリンクへ移動し、歩いて目的の両替屋へ。
1万円を出して、戻ってきたのが53EUR。えっ!? 随分少なくない!? 「何でこんなに少ないの?」って訊いたら、「手数料だよ」だって。
レシートを見たら、ナント手数料5.8EURと書かれているではありませんか!
しまった! 手数料を確認しなかった! ヨーロッパ諸都市の市中には、手数料ゼロの両替屋が沢山あります(いつもはそこを探して両替します)。
成田空港の両替所の表示は手数料込み。
なので、この両替屋の表示も手数料込みだと思い込んでいました。
大失敗! 次回からは、まず手数料の確認です。
ちなみに今までの経験では、日本円からユーロに両替する場合、最もレートが良いのは、先に書いたヨーロッパ諸都市の市中にある手数料ゼロの両替屋。
次が成田空港で、次がATMを使っての引き出し。
悪いのはクレジットカードを使ったキャッシング、最悪はヨーロッパ域内の空港や駅、上記の両替屋。
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いったん宿へ戻り、夕食は近くのビアガーデンへ。
と言っても、日本のデパートの屋上にあるようなビアガーデンじゃありませんよ。
屋外の中庭にテーブル席があるレストランのことです。
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まずはビールをグビっ。料理はラムチョップと鶏肉のレバー。
どちらも美味しかったけど、特にレバーが◎。
ビールとジュース、料理×2で計20.7EUR。
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ここでカミさんは体力の限界となり宿へ。
明日は夕方の電車でザルツブルグへ移動するので、夜景を見られるのは今夜が最後。
そんな訳で、1人トラムに乗って市街地へ。
ファンゾーンとなっている市庁舎前広場に入るには、手荷物検査はもちろん、かなり厳しいボディチェックがあります。
当初は鬱陶しい、リンクを走るトラムも一部運休で不便と思っていましたが、こんな機会に遭遇することは滅多にないので、考え方を変えて楽しむことに。
でも、集まっている熱狂的サポーターのノリにはとても付いて行けない!
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