滞在記 第5日目
(2008年6月24日)


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注) 1EUR(ユーロ)=約172円。
   1CZK(チェコ・コルナ)=約7.2円。

これが今回の滞在宿となったStar Inn Hotel Salzburg Zentrumの 外観。場所はReichenhaller Strasse停留所の真ん前。 中央駅から1番バス、乗り換えなしで約10分。
今日の観光はミラベル庭園からスタート。 この庭園は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の「ドレミの唄」のシーンで使われました。 宮殿内も見学可能ですが、この日(火曜日)は13時からなので入れませんでした。
正面入口の石像とペガサスの噴水、ドレミの唄を歌いながら駆け上がった階段。
マカルト小橋の袂に立つ、帝王と呼ばれた指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの像。 ザルツブルグ出身の英雄です。 ちなみに、ドイツ語は「ラ」を「ハ」と発音するので、「カラヤン」は「カハヤン」、「ミラベル」は「ミハベル」となります。
ここはゲトライデ通り。 通りの両側には様々な店が立ち並び、その看板がとても個性的です。1つ1つ見ながら歩くと楽しいですよ。
床屋、酒屋、民族衣装屋。
靴屋、アイスクリーム屋、鍵屋。
魚屋、時計屋、中華料理店。
左は傘屋、右の2枚はレストラン。 レストランの看板は、ここに限らず豪華です。
有名店もありますよ。マクドナルドとバリー。
こちらは有名店の悪い(?)例、ベネトンとスワロフスキー。 ごく普通の看板です。
これは昨日撮った写真。 左はホーエンザルツブルグ城塞行きのケーブルカー乗り場。 右はσ(^^) のイチオシ、ホテル・ウルフの看板。狼が月に吠えてます。
ゲトライデ通りにあるモーツァルトの生家。1756年1月27日、この建物の4階で生を受けました。 自筆の楽譜、使用した楽器などが展示されています。内部は撮影禁止。 入場料は6.5EURですが、ザルツブルグカード使用可。 黄色の外壁とオーストリア国旗が目印。 右の写真、こちらもゲトライデ通りに面して建つ旧市庁舎。
モーツァルトが洗礼を受け、カラヤンの葬儀が執り行われた大聖堂。 正面を飾るファサードが見事。
歴代の大司教の宮殿、レジデンツ。 白の間、皇帝の間、若きモーツァルトが演奏を披露した騎士の間などが見学可。
入場料は8.2EURですが、こちらもザルツブルグカード使用可。
各部屋に置かれているこの置物、いったい何だと思います? 実はこれ、ストーブです。 左の写真の白い円筒形は陶器製、右の写真は鉄製(だと思う)。 しかし、これ1つで広い部屋が暖まったとは到底思えません!
ベネディクト派の僧院、ザンクト・ペーター教会と、隣接しているザンクト・ペーター墓地。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」のクライマックスで、ナチに追われた一家が隠れたのが、このザンクト・ペーター墓地。
メンヒスベルクの岩盤をくり抜いて造られた、ザンクト・ペーター墓地の敷地内にあるカタコンペ。 階段を上がって中を見学できます。 入場料は1EURですが、ザルツブルグカード使用可。
最後に訪れたのがグロッケンシュピール。 鐘楼に設置された35個の鐘が、毎日7・11・18時の3回、モーツァルトの曲を奏でます。11時前に到着して 待っていたら、美しい鐘の音が奏でる曲が聴こえてきました! が、何の曲だか分からず、感動も半減。(笑)
これでザルツブルグ観光は終了。 ホテルに戻ってチェックアウトし、バスで中央駅へ向かいました。12:30発のシャトルバスで、世界遺産の町チェスキー・クルムロフへ出発です。


最後にザルツブルグカードの計算。 ホーエンザルツブルグ城塞、モーツァルトの生家、レジデンツ、カタコンペが無料、ザルツブルグヴェルクで1.5EUR値引き。 これに市内交通×2の3.6EURを足して、合計30.8EUR。24EURで買ったので、6.8EURのプラス。 使える施設はまだまだ沢山あるので、我々のように郊外へ行かず、丸1日ザルツブルグ観光する人には本当にお得なカードです。

12:15にザルツブルグ中央駅着。 チェスキー・クルムロフ行きのシャトルバス(バン)は既に到着していたので、早速乗り込んで出発です。 乗客は我々と若い中国人カップルの4人。 ここで面白いな〜と思った出来事が。 中国人女性が「助手席に座りたい」と言うのです。 ドライバーが「助手席には1人しか座れないよ」と言っても、それでもいいと言って乗り込みました。 残された男性は1人後部座席に。なぜ? 中国では1人でタクシーに乗る時は助手席に座るのが一般的だと聞きますが、2人の場合は・・・。 もしかしたら、まだ中国ではマイカーを持っているのは少数派なので、助手席に乗るのが楽しみなのかな?
このドライバーのお兄さんが飛ばす飛ばす! σ(^^) 以上のスピード狂。 高速道路は200km/hオーバー、一般道の峠も100km/h近く(しかも雨の中)で走ります。 スピードが苦手はカミさんは目を閉じてたと言ってました。 しかしその甲斐(?)あってか、目的地に着いたのは予定時刻より45分も早い14:45。 ここが今日の宿Pension LOBO。部屋は3階の4号室。
こちらが室内。一見きれいそうに見えますが、床は埃だらけ。 いつ掃除したんだい? シーツ類もちゃんと洗濯してあるのかな?って感じ。 まあ安宿ですから文句は言えませんが。
早速観光へ出発。 右の写真、赤い門がチェスキー・クルムロフ城の入口。
城内の見学はガイド付きツアーのみ。 ルート1が礼拝堂、ルネッサンスルーム、バロックサロン、仮面舞踏会の間などを巡るツアー。 ルート2は、肖像画ギャラリーや19世紀のインテリアなどが見学できます。 今回参加したのはルート1。 最後に見学した仮面舞踏会の間が印象的でした。内部は撮影禁止。 所要時間は約1時間で、入場料は英語ガイドが230CZK、チェコ語のガイドなら130CZK。 写真は集合場所を示す看板。
ツアー中に窓から撮ったチェスキー・クルムロフの町並み。 まるで中世にタイムスリップしたかのよう。町全体が世界遺産に登録されています。

ペンションはクレジットカード使用不可。 おまけにチェコの通貨はコルナなので、我々は現在文無し状態です(城内見学ツアーのチケットはクレジットカードで購入)。 いつものようにATMで引き出そうと、城を出て旧市街の中心nam.Svornosti(スヴォルノスティ広場)へ向かって歩いていたら、右側に両替屋があり、表には手数料ゼロの看板が。 しかしウィーンでの一件があったので、念のため確認してから両替しようと店内へ。

ところが窓口には誰もいません。 諦めて帰ろうと思った時、奥からヤル気まったくナッシングなお姉さん登場。 「表に手数料なしって書いてあるけど間違いない?」って訊いたら、カウンターのガラスに貼ってある「No Commission」と書かれた紙を指でバンバン叩きながら「ここにそう書いてあるでしょ!」と言ったきり 不貞腐れて椅子に座り込み、こちらを見ようともしません。 その態度にムカ〜! よっぽどそのまま立ち去ろうと思ったのですが、手数料ゼロには勝てず両替。
ところが店を出て少し歩くと、手数料ゼロで同じレートの両替屋は他に何軒もあるではないですか! こんなことなら、あのまま店を出れば良かった。 今思い出しただけでも腹立たしい。(怒)

その後は写真を撮りながら町を散策。 カミさんは大好きなアンティークショップへ。 ところがトンデモない観光地プライスに全く収穫なし。
チェスキー・クルムロフには1泊のみ。 つまり夜景を見るチャンスは今晩しかありません。 この時期のヨーロッパは、22時を過ぎないと暗くなりません。 そこで一旦宿へ戻り、しばらくしてから夕食へ。 店はペンションの従業員から旨いと聞いた「U dwou Maryi」。 場所はBudejovicka brana(ブディェヨヴィツェ門)からスヴォルノスティ広場へ向かい、最初の木橋を渡って すぐを左に曲がって20mくらい。 モルダバ川に面したテラス席があります。
席に座ると、まだ何も注文していないのに、いきなりビールが2つ出てきました。 「何で? この店はそういうシステムなのか?」と思っていたら、店員が「食べ物のメニューもいる?」って訊いてきました。 
どうやら店に入る時に「2人(2 People)」と言ったのを、店員が「2 Beer」と聞き違えたようです。 チェコ語でビールは「Pivo(ピヴォ)」、「People(ピーポー)」と聞き違えても不思議ではありません。 いずれにしろ、すぐにビールが飲めたので何の問題もありませんが。(笑)
食べたのはどちらも郷土料理。 左がうさぎ(145CZK)、右が鶏肉(130CZK)のソテー。ビールが1杯30CZK。
ようやく暗くなり、夜の町を散策。 ライトアップされたチェスキー・クルムロフ城は幻想的! 左は町の中心スヴォルノスティ広場。
大混雑だった日中が嘘のように、夜は観光客が疎ら。 日帰りか、ツアーの途中で立ち寄る観光客が圧倒的に多いということなんでしょうね。 ここの夜景は必見。 絶対に泊まりで行くことをオススメします。 写真は城の塔。明日頂部(明かりが付いている所)まで上がる予定です。



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