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昨日の滞在記にも書きましたが、ブダペストの地下鉄はとても検札が厳しく、切符も路線毎に必要。
そればかりか、例えばM1からM2に乗り換えるためにM3のホームを歩いただけでも1回券が必要になるという、とても複雑なシステム。
最も確実で煩わしくないのは、乗り放題券を買うこと。
ということで、明後日の昼前にブダペストを出発するので、3日券を買うことに。
駅構内でチラシを配っていたお兄さんに「切符売り場はどこ?」って訊いたら、教えられたのがここ。
案内板もないし、ブラインドも下りてます。σ(^^)が「えっ?」って顔したら、お兄さんが小窓(写真中央、エアコンの室外機の下)を叩いたら、中におばさんがいました!
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確かに切符の種類や金額が書かれた紙が窓に貼られていますが、ここが切符売り場なんて絶対に気付きません!
まあとにかく3日券を購入、3400HUF。
使用開始日と終了日を書いて渡されます。
多くの観光客が、ブダペストに3日は滞在することから、この切符はトラベルカード、またはツーリストチケットと呼ばれています。
あっ、切符を買ったのは、つまり上の写真の分かりづらい切符売り場は、地下鉄M3のDozsa Gyorgy Ut駅。
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地下鉄Deak Ferenc ter(デアーク広場駅)から歩いてくさり橋へ。
ドナウ川を境に西がブダ、東がペスト地区ですが、この2つを最初に結んだのがこの橋。
ハンガリーの歴史を語る上でも、欠かすことの出来ない橋です。
右の写真、くさり橋の真ん前にある、歴史的建造物を思わせる建物。
実はこれフォーシーズンズホテル。
くさり橋の周辺には有名ホテルが多数ありますが、フォーシーズンズは別格。
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くさり橋から見た王宮。
最初にここに王宮が築かれたのは13世紀。16世紀にトルコ軍に破壊された建物を、17世紀に入ってハプスブルグ家が新築。
ところが19世紀に大火で焼失。
その後1907年に大改築が行われたものの、2度の世界大戦で崩壊。
ようやく今の姿に修復されたのは、1950年代に入ってから。
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王宮の丘へ行く方法はいくつかありますが、くさり橋を渡ったところにあるのが、このケーブルカー乗り場。
バスで行けばタダ(3日券は地下鉄の他にトラムやバスにも乗車可)ですが、話の種にケーブルカーに乗ってみることに。
丘の上までの急坂を一気に上がります。大人片道800HUF。
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王宮と、王宮の丘から見たくさり橋。
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王宮のライオンの中庭へ行ってみると、何やら物々しい警備。
しばらくすると楽隊が入場。もしかしてVIP登場か!?
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騎馬警官も登場し、その後には旗手を先頭に警察官が続々と入場。
いよいよVIP登場か!? しかし誰も現れません。
何事かと入口に立っていた警備員に訊いたら、警察学校の卒業式だって!
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門の両側にライオンの座像。
それで名前がライオンの中庭なのね。
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王宮の丘の地下には、幾層にも洞窟が走っています。
元々は生活空間の一部でしたが、第二次大戦中は軍の秘密施設や地下住居として使われ、現在でもVIP専用の避難場所があると噂されていますが、全容は明らかになっていません。
その中の一部、観光客向けに公開されているのが、ここ王宮地下迷路。
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中は真っ暗。僅かな明かりを頼りに奥へと進んでいきます。
しばらくすると暗闇に目が馴れてきますが、それでも数歩先も見えないほどの暗さ。
洞窟内には、おどろおどろしい音楽が流れ、さながらお化け屋敷のよう。
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フラッシュを使うとこんな感じ。
石造の人が立っていたり、巨大な頭部が半分土に埋まっていたりします。
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こちらはワインの泉。本当に赤ワインが湧き出ています! やや演出過多な感もありますが、結構楽しめました。
入場料は大人1500HUF。
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地下迷路を出たら、何とトラバントが停まっていました! トラバントは旧東ドイツの国民車。1994年にポーランドへ旅行した際にワルシャワで見て以来です。
当時でも珍しいな〜と思ったのに、まだ現役で走っているとは。
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珍しい車をもう1台。こちらはロシア製のラダ。
日本ではまずお目にかかりません。σ(^^)も実車を見たのはこれが初めて。
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ついでにもう1台。これは1人乗りの電動カー。
郵便局のマークが貼られているので、おそらく郵便回収用の車だと思われます。
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王宮の丘の北端にあるウィーン門。
トルコからの解放250周年を記念して、1936年に完成。
モスクワ広場からバスに乗って王宮へ向かうと、丘の入口となるのがこの門。
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モザイク模様の屋根がきれいな、ウィーン門の西隣の建物。
何の建物なのかな?
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マーリア・マグドルナ塔。
トルコ占領時代、全ての教会がモスクに改装された中で、最後まで残った教会。1997年に現在の状態まで修復されましたが、戦争の爪跡を残す目的で、外装は傷だらけのまま。
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三位一体広場に建つ、三位一体の像とマーチャーシュ教会。
残念ながら外装は工事中。
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内部はビザンチン的な壁の文様や色使い。
他の教会では見たことありません。
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ステンドグラスや彫刻も必見。入場料は700HUF。
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ドナウ川に沿ってネオロマネスク様式で造られた漁夫の砦。
丘の上にありながら漁夫の砦とはこれ如何に? 昔ドナウ川の漁師組合が城塞のこの辺りを守っていたことや、かつて魚市があったことが名前の由来。
現在は数個の尖塔を回廊で結んだ展望台。
ブダペストを見渡せる絶景ポイント。入場料は200HUF。
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左:くさり橋方面。
右:国会議事堂。
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王宮を後にして、向かったのが中央市場。
外観はまるで駅舎のようですが、中は生鮮品から日用品、お土産まで何でも売ってます。
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昼食は中央市場2階のレストラン。
トレイを持って列に並んで料理を受け取り、最後に飲み物を注文して会計を済ませます。
大きな会社の社員食堂と同じスタイル。
言葉が通じなくても、ズラリと並んだ料理を指さして「これとこれ」って感じで注文できます。
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左はウィンナーシュニッツェル。ライスをプラスして2910HUF。
右はハンガリー名物グラーシュ。ポテトを添えて2300HUF。
どちらも美味しかったけど安くありません。
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ハンガリーは世界でも有数の温泉国。
ブダペストだけでも50以上の浴場施設があります。
名物の一つだけに外すわけにはいきません! 向かったのはセーチェニ温泉。
屋内が風呂で、屋外がプール。
ジャグジーやサウナもあります。
日本の日帰り温泉と市民プールを足して2で割った感じ。
違うのはどちらへ入る時も水着を着用すること。
レンタルもありますが、水着とタオルとサンダルは持参した方がいいです。
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