滞在記 第3日目
(2012年11月18日 日曜日)


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注) 1EUR(ユーロ)=約110円。
ホテルの朝食。今日も朝からタップリ頂きました!
まず向かったのは、サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)。 地下鉄でサン・パウ・ドス・デ・マッチ駅(Sant Pau/Dos de Maig)へ、目的地は駅から歩いてすぐ。 ここを設計したのはリュイス・ドメネク・イ・ムンタネー(Lluis Domenech i Montaner)。145000uの敷地に、48棟の建物があります。
ちなみに現在、新しい病院は違う場所へ移転。 ここは世界遺産に登録され、修復作業が進められています。
内部見学はガイドツアーのみで、英語のツアーは10時から13時まで毎正時の計4回、料金は1人10EUR。 我々は10時からのツアーに参加、他の参加者は、日本人カップル2人だけでした。 内部は修復作業中のため、見学前にヘルメットを渡されます。
病棟内の個室。窓からはタップリの陽が差すよう設計されています。 「芸術には人を癒す力がある」というドメネクの信念を元に、至る所にステンドグラスやタイル、彫刻の装飾があしらわれています。
こちらは建物の要所に設置された、魔除けを意味する動物の彫刻。
ここはドメネク最大のプロジェクトとして、銀行家パウ・ジルの遺言に沿って1902年に着工。 残念ながらドメネクは完成を待たずに1923年に亡くなりましたが、その遺志を継いだ息子によって1930年に完成。2009年まで病院として使われていました。
各棟は地下通路で繋がっていて、自由に行き来することが出来るようになっています。 ツアーではその通路に入って、いくつかの棟を見学します。
ここは大部屋として使われていた建物。
こちらの室内も、きれいなタイル装飾が施されています。このレトロな感じが、建物と実に良く調和しています。
この病院はガウディ通りを挟んで、サグラダ・ファミリア(La Sagrada Familia)と向かい合うように建っているので、 正面入口からは聖堂を大きく望むことが出来ます。
ガイドツアーの所要時間は約50分と書かれていましたが、実際は1時間10分。 今回の参加者が全員東洋人だったせいか、ガイドの口調はゆっくりで、とても聞き取りやすい英語でした。
こちらは建物の外壁に施されたモザイク画。既に修復が終わっているのか、とてもきれいな状態。
ツアーガイドから「隣の教会も荘厳だから見に行くといいよ」と言われたので立ち寄ってみましたが、実際はそうでもなし。 ちょうどミサの最中でした。
地下鉄でウルキナオナ駅(Urquinaona)へ移動し、次に向かったのがカサ・カルベ(Casa Calvet)。 カルベ家はグエル家と並ぶ、カタルーニャ繊維業界を代表する名家。 グエルの友人でもあったことから、ガウディが建築を手掛けることに。1階は事務所と倉庫、2階は住居、3階以上が賃貸アパートという典型的な都市建築。 バルセロナ市の第1回建築年間賞受賞作。内部の見学は不可、現在1階は高級レストラン。
カサ・カルベから歩いてカタルーニャ音楽堂(Palau de la Musica Catalana)へ。 この建物は以前某TV番組で観た、スペインでは有名な建築家の作品。 壁一面に目が刺さっています。その意味は???
リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーの代表作にして最高傑作。 道が細く狭い場所に建っているので、全体を1枚の写真に収めることが出来ません。
オルフェオ・カタラン合唱協会の本拠地として1908年に完成。 モデルニスモ建築の中で、最も美しいと言われています。
建物正面上部に設置されている、音楽家の胸像。左がバッハ、真ん中はベートーベン(?)、右は誰かな?
内部見学は所要55分のガイドツアーのみ。
チケットオフィスで入場券を購入して1階ロビーへ向かったら、入口で今晩ここの大ホールで行われるフラメンコショーのチラシを貰いました。 本当は今晩か明晩タブラオ(フラメンコを観ながら食事や酒を飲むレストランやバル)へ行くつもりでしたが、 予定を変更してこちらのショーを観ることに。どうせなら一番いい席で観よう! 再びチケットオフィスへ行ったら、前から4列目の席が取れました。
その後、見学開始時間まで1階ロビーのバルで昼食。サンドイッチと白ワインで軽く済ませました。
見学は短い紹介ビデオを観てからスタート。 豪華な階段を上がって、ステンドグラスが綺麗な2階の小ホールへ。
そしてここがメインの大ホール。 凄い! 天井を覆い尽くすタイルと彫刻、中央に迫り出すステンドグラスのシャンデリアは圧巻。
過剰とも言えるほどの装飾ですが、
彫刻やタイル、ステンドグラスは、全て細部まで丁寧に仕上げられています。
この大ホールは必見です!
少し前まで写真撮影は禁止されていたそうですが、今は自由に撮ることが出来ます。 もちろん撮影料等の別料金もなし。
夕食はレイアール広場(Placa Reial)に面したレストランへ。 ここは以前某TV番組で観て、絶対に行こうと決めていた店です。
左から小イカの唐揚げ@7.9EUR、生牡蠣×3@7.9EUR、タコのガルシア風@値段失念。どれも旨い!  特に小イカの唐揚げは、後引くお味。
本日のメイン、ロブスター入りパエリア@1人前18EUR×2で36EUR。1人前にロブスターが半身使われています。 イメージよりも雑炊に近い感じですが、そのおかげでロブスターの出汁と香りが抜群!  メッチャ旨!! スペイン滞在中に食べた中で、これが一番美味しかったかな。 ビールとジュースも飲んで、会計は62.9EURでした。
夜のレイアール広場と、ガウディがデザインした街灯。 食事中に降り出した雨が、レストランの外へ出たら止んでました。ラッキー!
カミさんのリクエストで、ラ・グランハ・パジャレサ(La Granja Pallaresa)へ。 ホットチョコレートとチュロスで有名な老舗カフェです。ところがチュロスが売り切れ!  仕方なく、砂糖を塗した甘いパンを注文。折角来たのに残念でした。(笑)
甘い物が苦手なσ(^^)はコーヒーを注文。ホットチョコレートが2.7EUR、パンが1.35EUR、コーヒーが1.2EUR。
そこから歩いてカタルーニャ音楽堂へ。
ショーはタップリ1時間30分。素晴らしい内容でした。 踊りも然る事ながら、ギター演奏も凄かった! 撮影や録音は一切禁止ですが、最後のメンバー紹介の時だけは大目に見てくれました。



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