アフ・アカハンガ

18世紀頃、島は人口増加などに伴う食料不足から部族間で抗争が勃発。
それはやがて「フリモアイ」と呼ばれるモアイ倒し戦争へと発展した。
当時、モアイの眼からはマナ(魔力・霊力)が出ていると信じられていたため、
すべてのモアイは顔を下にするように引き倒された。
ここには倒されたモアイが、当時のままの状態で残されている。

アフの前には、僅かではあるが当時の
村の跡が残されている。
この石組みは釜戸の跡。
当時の住居。とは言っても、狭い通路を
造っただけの小さな洞穴。「体育座り」を
した大人が5人も入ればいっぱい。

引き倒されたモアイと、痛みの激しい
アフと呼ばれる祭壇。
長年の風雨によって、
モアイも朽ちかけている。

最も状態の良いモアイ。ここに立っていた
モアイの中では比較的大きな方。
高さはおよそ4メートル。
向こう側に見えるのは別のアフに
立てられていたモアイ。
やはり顔を下にして引き倒されている。



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