アナ・テ・パフ

イースター島で最大の地下火山道。島内にはこのような天然洞窟が多数あり、
かつては住居や戦争時の避難場所、墓地などとして使われた。
洞窟の開口部では、強風時でも風が弱まる風防効果を利用して、
バナナとタロ芋が栽培された。当時のイースター島には現在のような外来種はなく、
農作物と言えばバナナとタロ芋だけ。何とも寂しい食料事情であった。

洞窟の開口部。こんな狭い場所で、
いったい何人分の作物が
収穫できたのだろうか?
当時のベッド。この上に植物の葉などを
敷きつめ、平たい石を枕に寝た。

これは当時の釜戸跡。
開口部から30メートルほど入った
ところで崩落している。崩落前の長さは
不明だが、一説には全長3000mに
およぶと言われている。



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