アフ・ヴィナプ

ノルウェーの考古学者トール・ヘイエンダールが唱えた、有名なコンチキ理論
(イースター文明南米渡来説)の根拠となっているアフ(祭壇)がある。
ペルーのインカ文明時代に築かれた精巧な石組みと、
ここに残されているアフの構造や形状が一致するという。
インカ時代の1500年頃に作られたという年代測定結果もあり、またアフがペルーを
向いて建てられていることも判っている。
イースター島の文明が南太平洋と南米のどちらから伝わったのか、
現在でも結論は出ていない。

ここのモアイもすべて引き倒されている。
高さはどれも3〜4メートルほど。
プカオ(帽子)も多数転がっている。

これが問題の石組み。
確かに他のアフに比べると
精巧に造られている。
俗に「カミソリ1枚入らない」と
言われるが、それはやや大袈裟。
ある程度精巧に組んでおけば、
長い年月の間に石の自重で隙間が
ピッタリ埋まってくるという説もある。

アフの横に埋もれているモアイ。
なぜこの1体だけが
埋まっているのだろうか?



ラノ・ララクへ進む