滞在記　第９日目 （２００７年５月２６日）

注）　1EUR（ユーロ）＝約170円。

旅行も今日で最終日。昨日ホテルでゆっくり休んだおかげで、腰痛は かなり改善されました。朝食を済ませ、行く場所もないのでカミさんと 買い物へ。これは道中にあったカジノ。オランダにはアムステルダムや スキポール空港内などにカジノがあるようですが、ほとんどが ルーレットやスロットマシン。規模も小さく、BJやポーカーなどの テーブルゲームは期待できそうにありません。

オランダやベルギーには、車道と歩道の間にこのような 自転車専用レーンがあります。

こちらは自転車専用の信号。環境保護の観点からも大いに自転車が 奨励されていますが、これだけ環境が整備されていれば、 自転車人口が多いのも納得です。最近日本でも自転車利用を 促進させようという動きがありますが、もっとインフラと法律の 整備を進めないと！

一旦ホテルに戻ってチェックアウトして、荷物を預かってもらい 徒歩で北教会へ。この日は市場が開かれていて、いろんな物が 売られていました。ヤギのブルーチーズを自分のお土産に購入。

シイタケって書かれています。何でシイタケなんだ？ってカミさんと 話していたら、我々の会話を聞いていた日本語が少し話せる地元の人が、 オランダでもシイタケはシイタケって言うんだよって教えてくれました。 他にも、花屋、肉屋、魚屋など、様々な屋台が出てました。

カミさんの目的はこちらのアンティークマーケット。右の写真は、 前に大きな木製の箱が付いている自転車。ここに荷物や子供を 乗せて走ります。結構な重量だと思いますが、オバサンも普通に 乗ってます。

カミさんが古い缶を見ていると、店主のオバサンが寄ってきて 「私は説明好きなの！」って言いながら缶をいくつか並べて、 その年代と時代背景を長々と説明（英語）されました。 「空缶一つで語るな〜」と思いながらも、ちょっと面白かったので しばらく聞いてました。その中の一つをカミさんが気に入ったので 買いましたが、あれで何も買わなかったら怒っただろうな〜（笑）。 後に見える建物が北教会。

北教会から少し歩いて、ようやく見つけたのがこのスタンド。 ハーリング（酢漬けや塩漬けのニシン）をパンに挟んで食べる 名物ニシンサンドです。正直言ってそんなに 旨いモンじゃありません。3.3EUR。

中央駅まで歩き、そこからトラムに乗ってWaterloopleinへ。蚤の市が 開催されていると聞いたので行ってみましたが、オランダ土産を 売る店以外はガラクタばかり。カミさんも収穫はなかったようです。 後ろの建物はモーゼとアローン教会。

カミさんはもう少し買い物をするというので、ホテル1階のバーで 待ち合わせることにして別行動。σ(^^)が向かったのは、 昨晩行けなかった飾り窓地区。この時間（14時過ぎ）じゃあ、 まだやってる店はないかと思っていたら、数件営業している店が ありました。 半裸の女性（中には片乳出してる人も）が窓の向こうに座り、男が前を 通ると手招きします。カーテンが閉まっている店は、営業前か お取り込み中ということ。値段は交渉だそうですが、プレイによって 違うらしいです。英語の苦手な日本人は恰好のカモだとか。写真撮影は 禁止です。

ここがホテル1階のバー。この通りには他にも数件のバーがありますが、 一番混んでるのがこの店。人気店なのかな？　体中にタトゥが入った 強面のお兄さんたちが、カウンターでビール飲んでます。カウンターの 中にいる従業員の女性は、見た目ちょっと怖いけどとても親切。英語も 完璧です。

Dommelschはオランダでは有名なビール。滞在中、大ジョッキで10杯 近く飲みました。右のビールの味も悪くなかったです。

荷物を受け取って中央駅へ。これで旅行も終わりです。これは駅構内に あった名物クロケットの自販機。クロケットがなまって、日本でコロッケと 呼ばれるようになったんですよ。種類の違うアツアツ揚げたてを2つ 食べましたが、どちらも美味でした。1つ1.2EUR。

スキポール空港までは電車で移送。大人4.1EUR。スキポール空港の セキュリティは厳しく、出国ゲートで一悶着。機内への液体物 持ち込みが制限されていることは知っていましたが、カミさんが 手荷物の中に持っていた瓶入りのジャムがNGに。何度説明しても 結局例外は認められないということに。カミさんが瓶だけでも 持ち帰りたいと言うので、中身をトイレで捨てて再度ゲートを 通過しました。

飛行機に乗り込む前、最後に飲んだのがこれ。やっぱりオランダと 言えばハイネケンですよね。　乾杯！　また来る日まで！

帰りはフランクフルト経由。スターアライアンスのルフトハンザ、 機材はB737。乗り込むとコクピットが見えたので、 写真撮っていい？って訊いたら、親切にインパネの照明を点けて くれました！

フランクフルトまでのフライト時間は1時間強ですが、パンとチーズ、 ライスチョコとコーヒーの軽食が出ました。

フランクフルトに着いて日本行きの飛行機が出発するゲートへ 向かう途中でパスポートチェックがありました。係官はσ(^^)の パスポートを調べ、どのページにも入国スタンプが押されていない ことを不信に思ったらしく、 係官：「いつヨーロッパへ来た？」 σ(^^)：「10日前」 係官：「どこから入国した？」 σ(^^)：「シャルル・ドゴール空港」 と答えると、係官は「ああ、あそこか」みたいな顔をして、 パスポートを返してくれました。入国時にロクにパスポートも 見ず、入国スタンプも押さないフランス人と、オランダで出国 手続きは済んでいるのに、再度パスポートをチェックする几帳面な ドイツ人の違いを見たようでした。 フランクフルト発NH210便はやや遅れて出発。離陸直後に雷の直撃を 受けるというハプニングもありましたが、無事成田まで飛行しました。

帰りの機内食は、鯖の竜田揚げと若鶏のピカタ。日本に到着する前に 軽食も出ました。

今回の旅行は、腰痛で始まり腰痛で終わったって感じです。 しかも人生最悪の腰痛の、その痛さのピークが旅行中だったとは 全くツイてない！　日頃の行いは悪くないと思うんですけどね。 次回の旅行は万全の体調で行きたいモンです。

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