滞在記 第4日目
(2010年5月24日 月曜日)


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注) 1EUR(ユーロ)=約118円。
ホテルの写真。フロント横の階段を上がって右奥の角部屋が今回泊まった33号室。 ホテルにはプールやテラス席、バルコニー付きの部屋もあります。
朝起きて窓の外を見たら熱気球が。観光用の遊覧飛行(?)
ホテルを出て国道を走り、ちょっと脇道に逸れた場所にあるのがこのジュリアン橋 (Pont Julien)。 元は紀元前3年のローマ時代に造られましたが、現在の橋の大部分はナポレオンの時代に造り直されたものだそうです。
ボニュー(Bonnieux)はフランスの有名人が別荘を持つことでも知られる村。 教会下の道路に路駐(写真左)して、石段を登って教会のテラスから眺めた風景が真ん中の写真。 更に登って旧教会から見た風景が右の写真。リュベロンの谷が一望できます。
ここもゴルド(Gordes)同様、典型的なフランス山間部の村って感じ。 特に何があるって訳ではありませんが、日本にはない石造りの家々なんかを見ながらブラブラ歩くには良いかも。
飼い猫なのか野良なのか?ですが、この村には猫が沢山います。
ボニューからルールマラン(Lourmarin)へ向かう山道を少し走ると、ボニューを一望できる場所があります。 特に駐車場はありませんが、路肩に2〜3台停められるスペースがありました。
峠道を20分ほど走ってルールマラン(Lourmarin)に到着。 車をルールマラン城(Chateau de Lourmarin) の無料駐車場に停めて、村の中心をブラブラ歩いたけど、カフェや土産物店ばかりで収穫なし。 城へ引き返して内部を見学することに。 この城の最も古い部分が建てられたのは15世紀。19世紀中頃からは廃墟となっていましたが、1920年に実業家が買い取り修復を進めたそうです。
左からキッチン、ダイニングルーム、ベッドルーム。
2階には大小2つのレセプションルームがあります。 手前(左の写真)がメインルーム。 この部屋の床タイルだけがオリジナルで、他の部屋は1900年代初頭に張り替えられたもの。 奥にもう一つ、ピアノが置かれた部屋があります。本棚は19世紀製。
3階の大きな部屋がミュージックルーム。プロヴァンス製のアンティーク椅子が置かれています。 ピアノは1820年製、壁にかけられている楽器は、Imperial Palace in Peking(何て訳すの? 紫禁城のことかな?)から運ばれた物。 奥の部屋はペインティングルーム。今でも展覧会やコンサート会場として使われているそうです。
螺旋階段の中央の柱に、見事な二重の彫刻(と表現すれば良いのかな?)が施されています。 壁にも動植物などの細かい彫刻が施されていました。 上手く写真が撮れなかったのでアップしませんでしたが、訪れる機会があったら是非見て下さい。 右は城の屋上から見たルールマラン村の全景。
ルールマラン城に併設されているワインショップ。 城の地下をワインセラーとして活用しているようです。 確かに外は暑かったけど中はひんやり。 試飲用のワインもい〜っぱいあったけど、運転があるので泣く泣く撤収。残念!
次の目的地はエクス・アン・プロヴァンス(Aix-en-Provence)。 車は旧市街北側の立体駐車場に入れました。2時間ちょっと停めて、料金は4EUR。 旧市街地へ向かって歩いてすぐにサン・ソヴール大聖堂(Cathedrale st-Sauveur)があり、中からパイプオルガンの音色が聴こえてきたので入ってみると、ちょうど演奏中でした。 入口上部のステンドグラスが見事な色使い。 ステンドグラスは芸術性の他に、文字を読めない人に聖書の内容を伝えるという重要な役割がありました。
市庁舎近くのリシェルム広場(Place Richelme)に市場が出てました。 チーズ、ハム、サラミ、オリーブなど美味しそうな食材がいっぱい!  近くのホテルに泊まるなら色々買ってみたかったな〜。安くなかったけど。(笑)
左はドゴール広場(Place du General de Gaulle)のロータリーの中心にある大きな噴水。 真ん中はミラボー通り(Cours Mirabeau)からアルボー博物館(Musee Arbaud)へ向かう道を下った小さな広場にある4頭のイルカの噴水(Place des 4 Dauphins)。 右はそのアップですが、全てのイルカに落書きがされていました。 日本も凄いけど、フランスの落書きの多さは日本の比ではありません。
昼食はミラボー通り沿いのレストランへ。 スターター+メインorメイン+デザートで15.9EUR。σ(^^)は前者、カミさんが後者を選択。 左はスターターの焼き野菜、真ん中はカミさんが選んだメイン料理のスピナッチ・リコッタ、右はσ(^^)が注文したジャイアント・ビーフカルパッチョとフレンチフライ。 このカルパッチョがこのレストランの人気メニューらしく、多くの人が注文してました。 隣に座っていたオジサンは2人前食べてましたよ。 ミネラルウォーターとオレンジジュースも頼んで39.1EUR。
エクス・アン・プロヴァンスからマルセイユ(Marseille)へ移動し、本日の宿Ibis Marseille Gare Saint Charlesにチェックイン。 場所はサン・シャルル駅(Gare St-Charles)から徒歩2分。 車はホテル敷地内の駐車場に入れました。料金は1日14EUR。 予定より早く着いたので、早速地下鉄で市街へ移動。 サン・シャルル駅から旧港駅(Vieux Port)までは2区間、地下鉄の1回券は1.5EUR。
地下鉄を下りて地上に上がると、目の前が旧港。 駅のすぐ近くにイフ島(Ile d'If)行きのフェリー乗り場があります。料金は往復で10EUR。 イフ島までは片道20分ほど、イフ城(Chateau d'If)の入場は別途5EUR。
16世紀に要塞として築かれましたが、完成から僅か数年後には刑務所として使われるように。 謀反者、ペスト患者、宗教上の理由などで多くの人が投獄されました。 しかしこの島を有名にしたのは、アレクサンドル・デュマ(Alexandre Dumas)の小説「モンテ・クリスト伯」(Le Comte de Monte-Cristo)。 主人公エドモン・ダンテスが無実の罪で投獄されたのが、このイフ島です。 牢獄は井戸がある中庭を取り囲むように設けられています。
左はイフ島から見たマルセイユ。真ん中は隣の島イル・デュ・フリウル(Iles du Frioul)。 島には沢山のウミネコがいますが、人間が近づいても全く逃げません。
夕食は旧市街地のレストランへ。 ところが予め調べておいたレストランが早い時間で営業終了!  他にアテはないし、どのレストランも表に張り出されているメニューの内容と価格に大差なし。 そこで一番混んでる店に入ってみました。 左からイカのマリネ@8.6EUR、鯛のグリル・プロヴァンス風@14EUR、スープ・ド・ポワゾン@8.6EUR。 一番旨かったのはイカのマリネ。ビールとジュースも注文して、会計はチップ込みで40EUR。

マルセイユで食事と言って、まず思い浮かぶのがブイヤベース。 良く知られているように、ブイヤベースは漁師が売れ残った雑魚をごった煮にしたのが始まり。 今ではすっかり名物料理になっていますが、食べるには注意が必要。この料理は2回に分けて供されます。 まず前菜として魚のダシで作ったスープが出され、これにおろしニンニクやチーズを乗せたパンを浮かべて食べます。 次に主菜の魚が出てきますが、これはスープをとった後の出がらし。 旨い魚料理を食べ慣れた人にはイマイチ。 しかも店によっては、フランス語が分からないことを良いことに、高級魚介類を追加して高額な料金を請求する店もあるそうです。

というわけで、頼むのは↑のスープ・ド・ポワゾン(Soupe de Poisson)で十分だと思います。

ひと頃ほどではないようですが、今でもマルセイユの治安はあまり良くないそうです。 観光客を狙った犯罪は日常茶飯事、武装強盗も多発。 地下鉄の終電が22:45だったり、駅構内に小便臭が漂う場所があるなども、もしかしたらそうした一面なのかもしれません。 特に行きたい場所もないので、今日は22時頃にホテルへ戻りました。 これはサン・シャルル駅前の広場から写したノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂(Basilique Notre-Dame de la Garde)。
本日のGPSデータ。走行距離は94.0kmでした。



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