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カンヌから山道を走ってヴァロリス(Vallauris)へ。
ヴァロリス城(Chateau Musee)の中にある国立ピカソ美術館(Musee National Picasso)内の礼拝堂壁画「戦争と平和(La Guerre et la Paix)」を見るのが目的。
ところが入場券を買おうとしたら、現在閉鎖中と言うではありませんか! わざわざそれを見に来たのに何ということ! 併設されている陶芸博物館/マニエリ美術館(Musee de la Ceramiqur,Musee Magnelli)にもピカソの作品があるということで、せっかく来たのだからとこちらに入場。
入場料は3.25EUR、館内は撮影禁止でした。
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フランスの有料駐車場には2パターンあります。1つは入る時に自動発券機でチケットを取って、出る時に清算するお馴染みのパターン。
もう1つが、写真のような自販機で予め駐車したい時間分のチケットを買って、外から見える車内に置いておく駐車場。
前者は必ず料金を払わなくてはいけませんが、後者は咎められなければ払わずに済みます。
巡視員がいるのかもしれませんが、それらしき人物を滞在中一度も見ませんでした。
チケットを買う人と買わない人の割合も半々くらい。
個人主義の国ですからね、良心に任せてるのかもしれません。
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山道を下ってアンティーブ(Antibes)へ。
海沿いに建つグルマルディ城(Chateau Grimaldi)は、1946年からピカソがアトリエとして使用し、現在はピカソ美術館(Musee Picasso)になっています。
大作「生きる喜び(La Joie de Vivre)」をはじめ、彼が生涯で最も幸福な時期に製作された作品が展示されています。
海沿いの道を歩いて、建物が見えてきたら裏手へ。
スロープを上がったところが入場口。入場料は6EUR、内部は撮影禁止でした。
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ピカソ美術館を出てヨットハーバー側へ下りた所に、常設のプロヴァンス市場(Marche Provence)があります。
食料品や日用品、土産になりそうな物まで様々な品揃え。
その前の広場には偶然アンティークを扱う露店が出ていて、カミさんの買い物タイムがスタート。
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σ(^^) は海沿いの道をブラブラ。アンティーブにも大きなヨットハーバーがあります。
そして目の前に広がるのは地中海。コート・ダジュール(Cote d'Azur)って感じですね〜。
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再び山道を上ってヴァンス(Vence)へ。
ここも典型的な城壁に囲まれた中世の町。石造りの家と趣のある路地が続きます。
広場の角に建つ3階建てのモダンな建物は市庁舎。
当初はここへ来る前にロザリオ礼拝堂(Chapelle du Rosaire)に寄る予定でしたが、時間の関係でNGに。
ちょうど昼の閉館時間に当たってしまったのです。11:30〜14:00まで昼休みってどういうこと?(怒)
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市庁舎と通りを挟んで建つのが大聖堂。
ステンドグラスは見事ですが、大聖堂とは名ばかりの小さな教会。
礼拝堂もこじんまりとしています。
しかしなぜかこの教会に多くの観光客がやって来ます。その理由は・・・。
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洗礼堂にあるこのモザイク、作品名は「モーゼの発見」、作者はシャガール!
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ヴァンスからモナコ(Monaco)までは高速道路で移動。
途中に料金所が3カ所あって、それぞれ0.6EUR、1.4EUR、2.3EUR取られました。
高速道路を下りてモナコへ向かう途中で寄ったのがラ・テュルビー(La Turbie)。
町の頂きに、ローマ帝国がこの地を征服した記念に紀元前6年に建てられたモニュメント、アルプスのトロフィー
(Trophee des Alpes)があります。
入場料は5EUR、駐車場は無料でした。
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敷地内に小さな博物館があり、歴史や沢山の遺物が展示されています。
その中の一つが完成時の模型(左の写真)で、その高さは50m! 現在では倒壊して↑のような姿になってしまっていますが、完成時はこんな建物だったと知りビックリ! 右が完成時の図面。現在残っているのは黒い箇所だけですが、
それでも高さは35mにもなります。
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階段で上まで登れますが、博物館員と一緒が条件。
この日は団体客が来ていて、その中の数人と博物館員との間で質疑応答が長引き、予定より30分以上も遅れてようやく開場となりました。
真下から列柱を見上げると、こんなモニュメントをよく建てたものだと改めて感心。
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敷地から駐車場へ向かう途中に、モンテカルロ(Monte-Carlo)の市街地が一望できる場所があります。
今日も天気が良くて最高の眺め!
左の写真中央のモナコ港を挟んで、右の高台がモナコ・ヴィル(Monaco Ville)、左側が新市街。
真ん中の写真がモナコ・ヴィルのアップ。
左側の荘厳な建物が海洋博物館と水族館(Musee Oceanographique et Aquarium)、中央右の塔が2本あるのが大聖堂、
その右の四角い中庭がある建物が大公宮殿(Palais Princier)。
右の写真は新市街。中央はカジノ・モンテカルロ(Casino de Monte-Carlo)。
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本日の宿、ノボテル・モンテカルロ(Novotel Monte-Carlo)にチェックイン。
駐車場はホテルの地下4階、料金は1日20EUR。
地下1階から3階までは契約駐車場になっていて、ロールス・ロイスやフェラーリ等の高級車がいっぱい停まってました。
チェックインの手続きをしていたら、レセプションの受付嬢から「あら、あなた達ラッキーね。この部屋は昔コーナースウィートだったけど、景色がイマイチだから今は普通の部屋に降格になったの。
でも広くてとても良い部屋よ」って言われました。その部屋がこちら。
確かに広くて快適! しかもとっても清潔で、バスルームはバスタブとシャワールームが別々になってます。
流石はお値段が高いだけある! ちなみに追加料金40EURを払えば、海側(モナコ港側)の部屋にアップグレードしてもらえます。
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まずはバスに乗ってモナコ・ヴィルへ。モナコ・ヴィルは一般車は立入禁止。
観光客はバス、タクシー、徒歩でしか行けません。バス運賃は1回1EUR。
これはバス停に設置されているモニター。
次とその次のバスが到着するまでの時間と路線番号が表示されます。
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着いてすぐに向かったのが海洋博物館と水族館(モナコ海洋美術館)。
とても水族館とは思えない、まるで宮殿のような荘厳な建物です。
入口の床のモザイクが見事、歴史を感じさせます。
それもそのはず、造られたのは1910年。
あの海洋探検家ジャック・クストーも館長を務めた、由緒ある水族館なのです。
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一般の水族館と同様、場所別に分かれた大小様々な水槽があります。
こちらは熱帯と深い海のコーナー。
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回遊魚とフワフワくらげと浅瀬のコーナー。
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こちらは珊瑚礁のコーナー。
イソギンチャクや海ヘビ、カクレクマノミ、カサゴの姿も見えます。
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こちらは鯨の骨格標本室。実物大マッコウクジラの模型は迫力満点。
体についた傷もリアルに再現されています。
下の3枚は海洋哺乳類の骨格標本室。
大きさが比較できるように、中央に白クマやマグロ、サメ等の標本(剥製?)が置いてあります。
入場料は13EUR。当初はちょっと高いな〜と思いましたが、十分楽しめました。
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そう言えば、2009年にワシントン条約事務局に大西洋と地中海で漁獲されるクロマグロの国際取引の原則禁止を求める決議案が提出されました。
結果は否決となり日本はホッと一安心となりましたが、この決議案を提出したのがモナコということはあまり知られていません。
昔から海洋学と環境動物愛護に熱心なのがその理由だとか。
この立派な水族館も、その表れなのかもしれませんね。
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カトリック信徒であるモナコ公室の公式行事が行われるモナコ大聖堂。
レーニエ3世とグレース・ケリーの結婚式もここで執り行われました。
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大公宮殿。時間が遅かったので入れませんでしたが、夏期は入場料を払えば内部を見学することが出来ます。
右の写真はモナコ・ヴィルから見たモナコ港。
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夕食はモナコ・ヴィルのレストランへ。「今朝入荷した新鮮で超旨い魚がある」と言われたので頼んだのが左の写真。
悪くはなかったけど、普段日本で魚料理を食べ慣れている我々にとっては大した味ではありません。
これで28EURは高い! ピザ(ゴルゴンゾーラ)は9.9EUR。デカくて美味! カミさんがデザートにティラミスを頼んで、他にビール×2とジュース、食後のコーヒーも飲んで、会計は70EUR(チップ込み)でした。
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ホテルに戻って歩いてカジノ・スクエアへ。
カジノ・モンテカルロは上流階級の社交場。マカオやラスベガスのカジノとは趣が違うようです。
カジノ・モンテカルロの隣に建つのがオテル・ド・パリ(Hotel de Paris)、その隣がオテル・エルミタージュ(Hotel Hermitage)。
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