美術館その2は、ヴァルラーフ・リヒャルツ美術館(Wallraf Richartz Museum)。
一番の目的は、ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)作「アルルの跳ね橋(ラングロワ橋。蘭:Le Pont de l'Anglois)」。
アルルの跳ね橋をモチーフにした作品は、個人コレクションも含めると全部で6枚現存していますが、橋に向かって右側の土手から描いた作品は、この美術館が収蔵する1枚のみ。
そんな訳でとても楽しみにしていたのですが、館内のどこを探してもない! そこでインフォメーションセンターで学芸員に訊ねたら、「貸し出し中で、今は日本に行ってるよ」だって! 調べて貰ったら、沖縄県立美術館でした。まさかケルンまで観に来て、貸し出し先が日本とは!
「19世紀の絵画」のコーナーを中心に見学。
ムンク(Edvard Munch)の絵の実物を観たのは、今回が初めてかな。
シニャック(Paul Victor Jules Signac)とモネ(Claude Monet)。
ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)の絵も、1枚貸し出し中でした。
この美術館の収蔵品の中で、アルルの跳ね橋と並んで有名なのが、レンブラント(Rembrandt Harmenszoon van Rijn)作「ゼウクシスとしての自画像(英:Self-Portrait as The Zeuxis)」、通称「笑う自画像」。
見学時間は1時間ほど、入館料は9EUR。