滞在記 第5日目
(2016年5月24日 火曜日)


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注) 1EUR=約128円。
4:30起床、6:30にホテルを出発。 今日でドイツとはお別れ。 アウトバーン(Autobahn)に乗って、一路オランダ(Netherlands)を目指します。 検問所はなくなったけど、国境には大きな看板くらいあるだろう思っていたのに、「さっきのがそうだったのかな?」ってくらいの小さな看板しかありませんでした。
途中のSAで給油。 レギュラーガソリンが31.1Lで50EURだったので、1.607EUR/1L、つまり約205円/1L。 日本と比べると、かなり割高です。
これは、レンタカーのインパネ中央に設置されている燃費計。 日本の場合「平均燃費:12.3km/L」と表示されますが、ドイツでは「3.8L/100km」、つまり「現在100kmを走るのに3.8Lの燃料を消費するペースで走っている」と表示されます。 何とも分かりづらい!
9:40にデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園(De Hoge Veluwe)入口に到着。 ネットで購入してプリントアウトしたチケットをゲートで見せたら、すぐに通過できました。 美術館その3は、クレラー・ミュラー美術館(Kroller Muller Museum)。 今回の旅行で、一番来たいと思っていた美術館です!
10:00の開館と同時に入場。 脇目も振らず目指したのは、ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)ルーム。 ここのゴッホコレクションは、アムステルダム(Amsterdam)の国立ゴッホ美術館(Van Gogh Museum)と双璧。 しかも写真撮影OK!
「アルルの跳ね橋・アルルのラングロワ橋と洗濯する女性たち」(蘭:Die Brucke von Langlois in Arles mit Wascherinnen。英:The Bridge of Langlois at Arles with laundresses)
「夜のカフェテラス」(蘭:Cafeterras bij nacht。英:Cafe Terrace at Night)
「糸杉と星の見える道」(蘭:Landweg in de Provence bij nacht。英:Country road in Provence by night)
この美術館が収蔵するゴッホの絵の中で、σ(^^)が最も好きなのがこの作品。 暗い空を描いた作品が好きです。「星月夜」や「カラスのいる麦畑」等。
「糸杉と2人の女性」(蘭:Cipressen met twee figuren。英:Cypresses with two figures)
「月が昇る夜の風景」(蘭:Landschap met korenschelven en opkomende maan。英:Landscape with wheat sheaves and rising moon)
4本の切ったひまわり(蘭:Vier uitgebloeide zonnebloemen。英:Four Sunflowers gone to seed)
山々の中の草地:サン=ポールの農家(蘭:Korenvelden voor berglandschap。英:Wheat fields in a mountainous landscape)

刈る人と太陽のある麦畑(蘭:Korenveld met maaier en zon。英:Wheat field with reaper and sun)
キヅタのある木の幹(蘭:Klimop onder geboomte。英:Tree trunks with ivy)

摘む人々のいるオリーブ畑(蘭:Olijfgaard met twee plukkers。英:Olive grove with two olive pickers)
「ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女」(蘭:La Berceuse portret van Madame Roulin。英:La Berceuse portrait of Madame Roulin)

「花咲くモモの木(モーヴを思い出して)」(蘭:Roze perzikbomen 'Souvenir de Mauve'。英:Pink peach trees 'Souvenir de Mauve')

「サント=マリーの眺め」(蘭:Gezicht op Saintes-Maries-de-la-Mer。英:View of Saintes-Maries-de-la-Mer)
日の出の春小麦の畑(蘭:Het ommuurde korenveld met opkomende zon。英:Enclosed wheat field with rising sun)

アルルの公園の小道(蘭:Weg im Park von Arles mit Spaziergangern。英:Path in the Park of Arles with walkers)

オリーブ畑(蘭:Olivenhain)

プロヴァンスの干し草の山(蘭:Korenschelven in de Provence。英:Wheat stacks in Provence)
ジャガイモを食べる人々(蘭:De aardappeleters。英:The potato eaters)

荷車、赤と白の雄牛(蘭:Ossenkar。英:Oxcart)

ジャガイモを掘る2人の農婦(蘭: Zwei Bauerinnen beim Kartoffelgraben。英:Peasant women digging up potatoes)
ゴッホ以外の作品も充実。 ピカソ(Pablo Picasso)とルノワール(Auguste Renoir)。
セザンヌ(Paul Cezanne)とモネ(Claude Monet)、右の2枚はゴーギャン(Paul Gauguin)。
モネとシニャック(Paul Signac)。
屋外には、沢山の彫刻やオブジェが展示されています。 「箱根彫刻の森美術館」は、ここがモデルになっているらしいです。
11:30に美術館を出発。 途中、高速道路のSAで昼食。 ホットドッグが7EUR、フレンチフライが2.5EUR、ミネラルウォーターが2.5EUR。 外の気温は15℃くらい、涼しいというより寒いくらいだったので、食後に温かいコーヒー飲みました。 レジ係の兄ちゃんが、とても親切でした。
14:00前にイビス・ユトレヒト(Ibis Utrecht)に到着、すぐにチェックイン。 まだ駐車場も空いてました。
これは室内に貼られていた注意書き。 「NO SMOKING・NO DRUGS」だって! 「タバコを吸ったかドラックを使ったことが判明したら、クリーニング代として100ユーロ請求します」って書かれてます。 禁煙マークはよく見るけど、ヤクやるなって注意書きは初めて見た!
ホテル正面の「Utrecht, Den Hommel停留所」から25番のバスに乗って、4つ目の終点「Utrecht CS Jaarbeurszijde停留所(中央駅)」で下車。 所要時間は約10分、料金は2.7EUR、切符は運転手から購入。
ツアリストインフォメーションセンターへ行って、15:00からのドム塔(Domtoren)ガイドツアーに申し込み。 受付を済ませて間もなくツアースタート、超グッドタイミングでした! 料金は8EUR。
ドム塔は14世紀に建設された、高さ112mのオランダで一番高い塔。 展望台は、70mと95mの2カ所にあります。 見学はガイドツアーのみで、所要時間は約1時間。 エレベーターはなく階段のみですが、各フロアで休憩しながら登るので、それほどキツくないです。
ドム塔の隣に建つドム教会(Domkerk)。 歴史は古く、木造の初期教会が建設されたのは630年頃だそうです。 ユトレヒト大司教区のカセドラル(Cathedra)ですが、外観も内部もとてもシンプル。
ユトレヒトも運河の町ですが、アムステルダム(Amsterdam)に比べると、かなり小規模。
オランダと言えばチューリップ。 花を売る店(露店)がいくつかありました。
ユトレヒトと言えば、ディック・ブルーナ(Dick Bruna)の絵本に登場するミッフィーの生まれ故郷。 ミッフィーは英語名で、オリジナル名はナインチェ(Nijntje)。 その名を冠した広場や歩行者用信号もありますが、地元の人は無関心。 信号がミッフィーになっていることに気付いていない人も沢山いるとか。
夕食は、オランダのカフェ100選のトップに輝いたこともある、オリヴィエ・ユトレヒト(Olivier Utrecht)へ。
17世紀に建てられた教会を改装したビアカフェ。 聖母像やパイプオルガンが、そのまま残されています。 常時100種類近くのビールが取り揃えられていて、カウンター上部にはビールメニューが所狭しと貼られています。 もちろん食事にも定評あり。
一番人気の骨付きハムのグリル(Ham on the bone)@19.5EUR、チーズと海老のコロッケ(Cheese and shrimp croquette)@8.5EUR、カミさんはトマトスープ(Gran's tomato soup)@5.5EURをオーダー。 付け合わせのフレンチフライも大盛り。
何を飲めばいいのか分からないので、周りの人が飲んでる旨そうなビールを「あれと同じヤツ」って感じで次々と発注。(笑)
Pauwel Kwak@4.8EUR、La Chouffe@4.8EUR、Leffe Dubbel@4.8EUR、Orval@5.4EUR、店員オススメのOlivier Tripel@値段失念。 どれも違う口当たり、味わいとコクがあって旨い! 強いて言うなら、一番のお気に入りはOrvalかな。 ビールを頼むと、必ず専用グラスで供されるのも楽しみの一つ。
食事をしていたら、突然どこからともなく猫が登場して、客席に飛び乗ったと思ったらそのまま就寝。 どうやらマスコット猫のようです。
会計は57.6EUR、店員も親切で気さく、大満足の内容でした! もう行くことはないと思うけど、もしまたユトレヒトへ行く機会があれば、再訪は間違いなしです。
駅の自由通路で反対側へ渡って、同じく25番のバスでホテルへ。 構内にあった待ち合わせポイントになっているミッフィー像の写真を撮ろうとカメラを構えたら、座っていた人が立ち上がってフレームアウトしてくれました。(笑)
本日の走行距離は、クレラーミュラー美術館まで312km、ホテルまで59kmの、計371km。



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