滞在記 第4日目
(2011年5月23日 月曜日)


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注) 1EUR(ユーロ)=約120円。
ホテルを8:00に出発。これはアレキサンダープラッツ(Alexander Platz)にある東ドイツ時代に造られた世界時計。15のゾーン、東京より上に書かれている都市は平壌(ピョンヤン)。 他にも14ゾーンの一番上が北京、13ゾーンの一番上がハノイと、全て共産主義国の首都が一番上になってます。
アレキサンダープラッツ駅から100番のバスに乗って、最初にやって来たのがドイツ連邦議会議事堂(Reichstag,Deutscher Bundestag)。 東西統一後に大改築され、屋上にあるガラス張りの中央ドームの中を見学できるようになりました。 行列が出来る大人気スポットですが、朝イチなので誰も並んでません。 ラッキー! しかし、入場にはIDが必要。σ(^^)はパスポートのコピーを持っていましたが、カミサンは何も持っていなかったので入場NG。また夜に出直すことに。
ライヒスタークから歩いてブランデンブルク門(Brandenburger Tor)へ。 1788年から1791年に、アテネ神殿の門を手本に建てられたプロイセン王国の凱旋門。 門の上には勝利の女神と4頭立ての馬車。 ここは東西冷戦の象徴でしたが、ベルリンの壁崩壊後は東西統一の象徴となりました。
ドイツ連邦議会議事堂からブランデンブルク門へ向かう途中にあったのが、この沢山の十字架。 これはベルリンの壁を越えようとして射殺された人々の慰霊碑。
再び100番のバスに乗って、ベルリン大聖堂(Berliner Dom)に着いたのが9:00。 高さは114m、ドイツ最大のプロテスタント教会。入場料は3EUR。
内部は荘厳な造り。パイプオルガンも凄い! パイプの数は、実に1700本!
ドーム天井の装飾やステンドグラスも見事。 ステンドグラスには文字を読めない信者に、聖書の内容を伝えるという重要な役割もありました。
270段の階段を上がって天井ドーム(Kuppelumgang)へ。ドーム外側の展望台です。 ここからベルリン市内を一望できます。左がテレビ塔(Fernsehturm)と今回泊まったパークイン・アレキサンダープラッツ。2番目がシュプレー川で、3番目が博物館島(Museumsinsel)。 一番右の中央のガラス張りドームがライヒスターク。
天井ドームを下りて博物館島へ。まず向かったのがペルガモン博物館(Pergamon museum)。
入った正面大ホールに、古代ギリシャのベルガモン(現トルコのベルガマ)で発掘された高さ9.66mの「ゼウスの大祭壇」が、そっくり移築されています。
祭壇上部の部屋の壁には彫刻片が飾られ、中央にはとても状態の良い当時のモザイク画があります。
こちらがそのモザイク画。鳥や果実など、とにかく細かくで彩りもきれい!
こちらも移築された「ミレトスの市場門」。大迫力!
こちらはミレトスの市場門の前にある、ギリシャ神殿風のテラス。 これもどこからかそっくり、ここへ移築されたのかな?
こちらは古代バビロニアの「イシュタール門」。青色のレンガが実に鮮やか!  一番右の写真の左下に写っている円柱は、高さ2.25mの「ハンムラビ法典」のコピー。 大きさを比較すると、門が如何に大きいかが分かりますね。 ちなみにハンムラビ法典のオリジナルは、パリのルーブル美術館にあります。
イシュタール門の前に延びる「行列通り」。動植物が1つ1つ違うレンガで見事に表現されています。
こちらはシリア・小アジアとアッシリアのコーナー。 一番右の半人半獣像、確かオリジナルは大英博物館にあったような・・・。
こちらはチョーク(白墨)くらいの大きさの円柱を横に積み上げて造られて(描かれて)います。 きっと、完成時はもっと色鮮やかだったでしょうね。 出土した装飾品も多数展示されています。
こちらはヘレニズム・ギリシャ建築のコーナー。
このモザイク画も細かくてきれいだったな〜。
ベルガモン博物館を出て隣の新博物館(Neues Museum)へ。1日券を見せて入ろうとしたら、「川沿いのチケットセンターで専用入場券と引き換えて来て」と言われました。 左がその入場券、11:00からと印字されています。 この日は空いてたから良かったけど、混雑してたら数時間後になってたかも。 先に新博物館の時間指定券をゲットしてから他の博物館へ行った方が良いかも。
新博物館の展示は古代エジプトの発掘品がメイン。 最大の見どころは「王妃ネフェルティティの胸像」ですが、残念ながらそれだけが撮影禁止。
こちらがその胸像。写真はウィキペディアから拝借しました。
博物館島を後にして、地下鉄でツォー駅(Zoo)へ移動。ベルリン動物園の最寄り駅です。 飼育された白熊のクヌート君で世界的に有名になりましたが、残念ながら今年3月に急死。
今日の昼食は駅構内のパン屋。カミサンはサンドイッチ、σ(^^)は大きなプレッツェルとビール。 プレッツェルは味は悪くないけど、塩が大量に塗してあるので、削り落としながら食べないとしょっぱい!  構内には他にも軽食スタンドが幾つかありましたが、一番人気は駅前のチャイニーズ・テイクアウェイ。 大繁盛って言葉がピッタリなくらい、次から次に客が来てました。
駅から歩いてカイザー・ヴィルヘルム記念教会 (Kaiser-Wilhelm-Gedachtniskirche)へ。1943年に空爆で破壊されましたが、戦争の悲惨さを伝えるために、修復されずに保存されました。 ところが現在修繕中で、大きな工事用ネットと足場で覆われていました!  本当はこんな姿、写真はウィキペディアから拝借しました。
でも内部は見学可。壁や天井のモザイク画は見事の一言。一見の価値あり!
カイザー・ヴィルヘルム記念教会の隣に建つ8角形の建物は新教会。 内部の深い青色のステンドグラスが何とも幻想的。
地下鉄でヴィッテンベルクプラッツ駅(Wittenbergplatz)からハレッシェストール駅(Hallesches Tor)へ移動。 歩いて向かったのがベルリン・ユダヤ博物館(Judisches Museum Berlin)。 斬新なデザインの建物、内部も奇抜なデザインの窓や曲がりくねった展示通路など、通常の博物館とは大きく異なります。 ユダヤ人の歴史を暗示しているのでしょうか?  入場料は4EURで、オーディオガイド(日本語あり)が3EUR。 内容はチェックポイントチャーリー博物館同様、写真と解説が主なのでイマイチ。
バスでアレキサンダープラッツへ移動し、ホテルに戻って夕食時間までひと休み。 ベルリン最後の夜は、レストランで地元料理を食べると決めてました。 しかし良く考えたら、全くのノープラン。 そこでガイドブックで調べたら、「ツア・レツテン・インスタンツ(Zur Letzten Instanz)」というベルリン最古のレストランがホテルから比較的近く、食べようと思っていたアイスバインが店の一押しと判明。 ということで、地下鉄&徒歩でGo!  ところが着いてみると超満員。予約してないと言うと「予約の客が来るまでの1時間だけならOK」の返答。 追い返されることなく、何とか入店できました。
カミサンはベルリン風ミートボール(と言うよりハンバーグ)@12.8EUR、σ(^^)は名物アイスバイン@14.8EURを注文。 写真では伝わらないけど、どちらも、特にアイスバインは巨大!  運ばれてきた時、隣のテーブルに座っていたグループも驚いてました。 何とか完食しましたが、お腹120%! 結局1時間経っても予約した人は現れず、ゆっくりすることが出来ました。500mlのビール×2とオレンジジュース×1も頼んで、会計は39EUR+チップ3EUR。
アレキサンダープラッツ駅から100番のバスに乗って、やって来たのがドイツ連邦議会議事堂。今回は2人ともしっかりパスポート持参です。 ところが今度は「今晩は予約客だけ」と言うではありませんか!  今朝来た時は、そんな事一言も言ってなかったぞ! と言ってもダメはダメ。仕方なく退散です。
ライヒスタークから歩いてブランデンブルク門へ。ライトアップされていてきれい!
こちらは、虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑。夜に訪れるとこんな感じ。
これは歩行者用の信号機。東ドイツ時代に使われていた「アンペルマン」という少年のキャラクターがモチーフ。 東西統一後、西ドイツと同じ大人のマークを使った信号機に統一される予定でしたが、市民の反対運動で存続が決定。 大人のマークよりこちらの方が断然いい!  アンペルマン関連の商品も多数売られています。σ(^^)もステッカーを買ってスーツケースに貼りました。
これでベルリン観光は終〜了〜。 ドイツ歴史博物館(Deutsches Historisches Museum)、ドイツ連邦議会議事堂、シャルロッテンブルク宮殿(Schloss Charlottenburg)、ベルリン・ドイツ技術博物館(Deutsches Technikmuseum Berlin)など、行けなかった場所が沢山残りました。またいつか来るぞ!



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