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アレキサンダープラッツ駅(Alexander Platz)6:03発のRE(RegionalExpress)に乗って、ベルリン中央駅(Berlin Hauptbahnhof)着が6:09。
駅構内を少し見学して、ICE(インターシティエクスプレス)の出発ホームへ。
場所は事前に調べてあったので迷うことなく到着。
プリントアウトして持参したチケットには、「12号車の座席番号61・62」と書かれています。
「さ〜て、12号車の停車位置はどの辺りかな」と思いながらホームをウロウロしていたら、その様子を見ていた女性が話しかけてくれたのでチケットを見せると、何やら怪訝な表情に。
「私に付いてきて」と言うので従うと、そこには発車時刻別列車の車両編成図が。
それを見ると、6:39発の列車は7両編成! 12号車なんてない! いったいどうなってんだ?
カミサンが「正面入口近くにインフォメーションセンターがあった」と言うので、エスカレーターに向かって猛ダッシュ。
発車時間まで、あと10分!
幸いインフォメーションセンターは空いており、すぐに順番が回って来たので状況を説明すると、「6:39発の列車のファーストクラスは7号車だけ。とりあえずそこに乗って」という回答。
すぐにホームへ戻ると間もなく列車が入ってきて、言われた通り7号車に乗車。
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7号車に乗り、さて席はどこに座ればいいんだろう・・・、と思っていたら、またしてもその様子を見ていたビジネスマン風のおじさんが話しかけてくれたので事情を話すと、近くにいた車掌を捕まえてドイツ語で会話。
結局、今日は空いているので好きな席に座ってOKとなりました。
「ミュンヘンまで行くのか?」と訊かれたので「そうだ」と答えると、「真ん中に机がある席が広くて楽だから、後ろから2番目がいいよ」と教えてくれました。
今回も親切な人に助けられました。ヨーロッパを旅行すると、毎年必ずこういう事があります。
基本的にヨーロッパはキリスト教文化。困っている人を助けるのは当然という精神が根付いているのかもしれませんね。
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今日の朝食は、昨日地下鉄の駅前で貰ったクラッカーとチキンサラダ。
試供品とは思えないほどの量とクオリティ! 多分1等車だけのサービスだと思いますが、車掌がチョコレートや飴が入った籠を持ってきて、無料で配ってくれます。
右はGPSの写真。日本の新幹線やフランスのTGVの営業速度は300km/h超ですが、ドイツのICEは200km/h以下。
こんなに遅いとは思わなかった!
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ミュンヘン中央駅(Munchen Hauptbahnhof)着が13:30。
すぐにインターシティホテルミュンヘン(InterCityHotel Muenchen)へ行ったら、まだ時間が早くチェックインNG。
荷物だけ預かって貰って、すぐに市内観光へ出発。
このホテルに泊まると、滞在期間中(例えば2泊3日なら3日間分)のミュンヘン市内全域の公共交通機関乗り放題券が
貰えます。
まずは駅構内にあるレンタカーオフィスの場所を確認して、ミュンヘン旧市街の中心、マリエン広場(Marienplatz)へ。
広場近くのレストランに「ディナータイムでもヴァイスヴルスト(Weisswurst。ミュンヘン名物の白ソーセージ)食べられる?」って訊いたら、2軒目がOKの返答。
ヴァイスヴルストは肉を燻さないため、伝統的に正午までに供されます。冷凍・冷蔵技術が進んだ現在でも、この伝統は守られていると聞いていたけど、食べられると分かって一安心。
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マリエン広場から歩いてレジデンツ(Residenz)へ。
バイエルン王家のヴィッテルスバッハ家の本宮殿です。
左の工事用の網と足場が組まれている建物がレジデンツ。
入場料は宝物館(Schatzkammer)とのコンビチケットが11EUR。
右の写真はレジデンツ隣に建つバイエルン州立歌劇場(Bayerische Staatsoper)。
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まずは宝物館から見学。左は宝物館のチケットにも印刷されている「聖ゲオルグの彫像」。
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他にも王冠や宝石、調度品など貴重な宝物が多数展示されています。
予想よりもず〜〜っと凄い内容でした!
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中庭を通ってレジデンツ博物館(Residenzmuseum)へ。
入口の彫刻が他とはちょっと違うな〜と思ったら、貝殻を用いて1枚1枚丁寧に装飾されていました。細かい!
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ここがレジデンツ最大の見どころ「アンティクヴァリウム(Antiquarium)」。
奥行き69m、ルネサンス様式の丸天井には見事なフレスコ画が描かれています。必見!
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左から4枚目までは2階の居住スペース。全ての部屋に見事な装飾や金細工が施されています。
一番右の写真は「先祖画ギャラリー(Ahnengalerie)」。
ヴィッテルスバッハ家の人々の肖像画121枚が展示された回廊です。
今まで各国で入った数々のレジデンツの中で、一番豪華で見どころも盛り沢山。
ミュンヘン最大のオススメ場所かも!
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レジデンツから歩いて新市庁舎(Neues Rathaus)へ。
高さ85mの塔に上ろうと思っていたのに、なぜかマリエン広場は人でいっぱい。
柵が設けられ、警官も多数出動して物々しい警備! 新市庁舎も閉鎖されています。
誰か大物or有名人が来るのか!?
ということで、新市庁舎の広場を挟んだ反対側に建つペーター教会(Peterskirche)へ。294段の狭い階段を上ると、塔の頂部へ行けます。入場料は1.5EUR。
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ここからミュンヘン旧市街が一望できます。
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左が新市庁舎。広場に人が沢山いるのが見えます。真ん中はフラウエン教会(Frauenkirche)。
右はBMWの本社ビル。BMWは「Bayerische Motoren Werke(バイエリッヒ・モトーレン・ヴェルケ)」の略、バイエルン州を拠点とするメーカーです。
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展望台に居合わせた人に訊いたら、ちょうどスウェーデン王室の王女が来独中との事。
左の写真中央の、ピンクのワンピースを着ているのが王女。
ドイツではスウェーデン王室の人気が高いのか?
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こちらは新市庁舎のドイツ最大の仕掛け時計グロッケンシュピール(Glockenspiel)。
毎日11:00と12:00と17:00の3回(曜日や季節によって変動あり)、約10分間32体の人形が動きます。
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17:30にホテルへ戻ってチェックイン。
ベッドはダブルに見えますが、真ん中で分かれているので、ダブル×ツイン÷2って感じ。
低層階でしたが、外の騒音は一切気になりませんでした。
それもそのはず、近年防音工事が施されたそうです。
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夕食へ出掛ける前、チェックイン時に対応してくれたフロントのお兄さんが感じの良い人だったので、明朝の朝食の場所や市内交通機関などの質問を交えて話をしていたら、「日本人はこちらから挨拶しても返してくれる人が少ない」って話題になりました。
するとタイミング良くホテル奥から日本人らしき男性が現れたので、フロントのお兄さんが「ハロー」って声をかけたら、こちらを一瞥しただけでそのまま出て行ってしまいました。
お兄さんから「ほらね」って顔で見られましたが、σ(^^)は返す言葉がありませんでした。Guten Abend(グーテンアーベン。ドイツ語でこんばんは)ってドイツ語で言われたわけじゃなし。
英語でハローって言われたんだから、せめてハローって返そうよ! 日本語でこんばんはって返してもいいじゃん!
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マリエン広場まで歩いて、昼間チェックしておいたレストラン「ツム・フランツィスカーナー(Zum Franziskaner)」へ。
早速白ソーセージを注文したら「夜はやってないよ」だって! 昼に訊いた時「Enytime OK!」って言ったじゃねぇかよ!
と文句を言ってもないモンはない。明日の昼までお預けです。
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お腹の調子が悪いカミサンはセモリナのコンソメスープ(Griesnockerlsuppe)@5.1EUR、σ(^^)はレバーケーゼ(Leberkase。ババリア風ソーセージ)150g@6.8EURと、シュヴァイネブラーテン(Schweinebraten。豚肩肉のロースト・フランツィスカ風)@15EURを注文。
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