滞在記 第9日目
(2011年5月28日 土曜日)


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注) 1EUR(ユーロ)=約120円。
ホテルの朝食。典型的なコンチネンタル・ブレークファストです。 それほど品数は多くありませんが、特に不満はなし。
ホテルを8:45にチェックアウト。 駐車場は9時から有料になるので、自販機で3時間分のチケットを購入。
マルクト広場(Marktplatz)から東に向かい、マルクス塔(Markusturm。写真左)を潜ってレーダー門(Rodertor。2番目の写真)へ。 ローテンブルク(Rothenburg)も旧市街は城壁で囲まれており、その上を歩くことが出来ます。
ちなみに右の写真は、レーダー門へ向かう途中にあった、歯医者さんのドアノブ。 奥歯の形になってます!
マルクト広場へ戻って、市庁舎(Rathaus)の塔へ。 入口から階段で2階へ上がった所にゲートがあったけど、係員はいません。 まだ時間前なのかと思いしばらく待つも、誰も現れず。 ゲートを押したら中に入ることが出来たので、そのまま頂上まで階段を上がったら、一番上に係員がいました。 入場料は2EUR。最後に狭くて急なハシゴを登って展望台へ。 展望台に上がれる人数はMAX20人くらい。多分午後になると混雑して、かなり待つことになるんじゃないかな?
ここからはローテンブルクの旧市街が一望できます。今日も天気に恵まれて良かった!  左の写真の大きな建物は聖ヤコブ教会(St.Jakobs-Kirche)。
これはデジカメの機能を活かしたパノラマ写真。
左の写真中央が市議宴会館(Ratstrinkstube)。 右はシュランネン広場(Schrannenplatz)近くの監視塔。
昨日行ったドッペル橋(Doppellbrucke)も見えます。
マルクト広場にある噴水(池?)と、展望台頂部の釣り鐘。 ここからの眺望は最高! ローテンブルクの一押しです!
塔を下りて街をブラブラ。店の看板が凝ってて綺麗です。
郵便局の看板もお洒落! 一番右は言うまでもなく帽子屋さんの看板。
カミサンが「買い物したい」というので、ここからちょっとだけ別行動。σ(^^)は中世犯罪博物館(Mittelalterliches Kriminalmuseum)へ。 入場料は4EUR。屋外に展示されているのは、囚人を運んだ馬車と晒台。
ここはドイツ唯一の中世の法律と刑罰に関する博物館。 書類や指南書、拷問具から処刑具まで充実した展示内容。
左から拷問椅子、「ラック」と呼ばれる体を引き伸ばす拷問具、首の後ろから尖物をねじ込む処刑具、内側に尖物のついた容器に人を入れて蓋を閉める拷問処刑具・鉄の処女「アイアンメイデン」。
左は口を押し広げたり、指を締め上げるための拷問具。右は各種拘束具。
晒者にされる時に被せられた各種仮面と貞操帯。 仮面にはそれぞれに違った意味があり、どんな罪状で晒者にされたか分かる仕組み。
その物ズバリの処刑具。
中世ヨーロッパ暗黒時代を知ることのできる博物館。一見の価値ありです。
カミサンと合流して、ローテンブルクの名物お菓子シュネーバル(Schneeball)店へ。 シュネーバルとはスノーボールという意味で、ひも状に延ばした小麦粉の生地をグルグル丸めて油で揚げ、上から 白い粉砂糖をまぶしたお菓子。 他にもチョコレートをかけた物や、ナッツをまぶした物など数種類のバリエーションがあります。
店を出るとマルクト広場に大勢の人が集まっています。 何事かと思ったら間もなく11時になり、からくり時計が動き始めました。 と言っても、大した仕掛けはありません。 唯一、ビールのジョッキをグイっと飲むところが、如何にもドイツ的で笑えました。
駐車場へ戻って車に乗り込み、一路次の目的地ヴュルツブルク(Wurzburg)へ。
旧市街の駐車場に車を入れ、まずは街の中心マルクト広場(Marktplatz)に面して建つマリエンカペレ(Marienkapelle)へ。
1377年〜1481年に建てられた、後期ゴシックのホール式教会。 内部はシンプルながら、綺麗で細かい装飾が施されています。
大聖堂から歩いてレジデンツ(Residenz)へ。 基本設計は天才と呼ばれたバルタザール・ノイマン。1720年〜1744年に大司教の宮殿として建てられ、現在は世界文化遺産に指定されています。
最大の見どころは、バルタザール・ノイマンの最高傑作と言われる階段の間(Treppenhaus)。 天井画は、ベネチアのフレスコ画の巨匠ティエポロ作。 面積は18m×32mで、世界で最も大きなフレスコ天井一枚画。
他にも白の間や皇帝の間などがありますが、ここに比べるればおまけ程度。入場料は7.5EUR。
ここはレジデンス裏側にあるホーフ庭園(Hofgarten)。 幾何学庭園と、緑豊かな公園部分があります。
駐車場から車を出して、今日の宿となるメルキュールホテル・ヴュルツブルク(Mercure Hotel Wurzburg am Mainufer)にチェックイン。 メルキュールはイビス(Ibis)よりも上格なアコー(Accor)グループのホテルですが、内装や広さはイビスと大差ありません。 車はホテル地下の専用駐車場へ、料金は1日10EUR。

ホテルにチェックインする前に、スタンドに寄ってガソリンを給油。 レギュラーガソリン1リットルの値段は1.539EUR。 約185円なので、日本に比べると随分割高です。 明日の走行距離を考えて、15リットル給油。 と言うのも、今回レンタカーの返却場所が空港だからなのか、返却時にガソリンを満タンにしなくて良いというオプションが自動付帯されていました。 返却時に満タンに近い状態でも空っぽに近い状態でも、請求される金額は同じ。 それなら空に近い状態で返さないと損! セコいと思われるかもしれませんが、そうではありません。 残量が多い状態で返却すると、勝負に負けたような気がするので。(笑)

ホテルから徒歩でマリエンベルク要塞(Festung Marienberg)へ。 ここは1253年〜1719年まで、歴代ヴュルツブルク大司教の居城として使われていた、丘の上に建つ強固で複雑な構造の要塞。
ここからはヴュルツブルク旧市街が一望できます。
左の写真手前の赤い塔の建物がマリエンカペレで、その向こうに見えるのがハウク教会(Stift Haug)。2番目の写真はレジデンス。3番目の写真中央が大聖堂(Dom)。一番右はアルテ・マイン橋(Alte mainbrucke)。
マリエンベルク要塞からアルテ・マイン橋を渡って旧市街へ。 右の写真は、橋の袂にある人気レストラン「アルテ・マインミューレ」。 そろそろ夕食の時間なので、ダメ元で訊いてみたけど、やっぱり満席。 ここから旧市街のレストランを何軒も回るも、全て予約でいっぱい。 マルクト広場には移動レストランが10軒以上出店していたけど、どこも超満員の寿司詰め状態。 どうやら何かの催し(多分新作ワインの解禁日)が行われていたようです。 仕方なくアジア料理のテイクアウェイとスーパーマーケットで飲み物を購入、ホテルの部屋で夕食となりました。
疲れが溜まっていたせいか、ビールとワインを飲んだら睡魔に襲われ、早々の就寝となりました。 左は本日の走行データ、距離は77.6km。
ちなみに真ん中の写真は、マリエンベルク要塞の城壁に立っていた看板。 本当にこの看板の向こう側は、高さ数10mの城壁。右の写真は、ちょうどホテルからマイン川を隔てた対岸に建つアルテクレーン(Alter Kranen)。 かつてワインなどの荷物を、船に積み降ろしするために使われていた人力クレーン。現在はヴュルツブルクのシンボル的存在。



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