滞在記 第2日目
(2014年5月24日 土曜日)


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注) 1EUR(ユーロ)=約143円。
7:00にホテルを出て、歩いてサクレ・クール寺院 (Basilique du Sacre-Coeur)へ。 今日も朝からガン曇りで寒い! まさかこんなに寒いと思っていなかったので、 長袖は薄手のシャツ1枚と、トレーナー1枚しか持って来なかった・・・。
まだ時間が早くケーブルカーは動いていなかったので(もし動いていても乗りませんが)、 丘の上までは階段で。10分ほどで到着、ここからはパリ(Paris)市内が一望できます。 右の写真はトゥール・モンパルナス(Tour Montparnasse。英語だとモンパルナスタワー)。
ここへ来たのは3回目だけど、中に入ったのは初めてだったような。 そう言えば、前回はミサ中で入れなかったような記憶が・・・。
教会の壁面でよく見るこの彫刻。これはガルグイユ(英語だとガーゴイル)といい、 その姿は人間だったり動物だったり、架空の怪物だったりします。 これは恐ろしい形相で悪霊等の悪しき存在を寄せ付けないという、云わば魔除け。 日本の鬼瓦と同じ感じですね。 もう一つ、その中のいくつかは雨どいの役割りを果たしています。 屋根に降った雨水を集め、口から排出する仕組み。 口を開いているのは、その機能のため。


8:30にホテルへ戻ってチェックアウト、北駅(Gare du Nord)構内のレンタカーオフィスへ。 昨日エッフェル塔(La Tour Eiffel)へ向かう前に、オフィスの場所は確認済み。 到着時、我々の前には1組だけ。殆ど待つことなく、手続きは20分ほどで終了。 今回は1日18EURの任意保険(消費税・サーチャージ込み。 もし加入しないで事故や盗難に遭うと、免責額は1300〜1600EUR)と「Fuel Up Front Option」79.2EURに加入。 この「Fuel Up Front Option」、満タンにして返却しないでOKの強制オプションだとばかり思っていたら、 今回ちゃんと説明を聞いたら「満タン返しになっていなかった場合の保証金」だと判明。 つまり満タンにして返却すれば引き落としされません。

9:45に北駅を出発。どうせパリにいるんだから、少し市内を走ってみよう!ってことに。 ところがナビ情報と実際の交通状況(一方通行や右左折禁止等)が違う上に、 日本とは異なる交差点の形状やルールに苦戦。 それでも何とかリヴォリ通り(Rue de Rivoli)へ出て、 ルーヴル美術館(Musee du Louvre)やチュイルリー公園(Jardin des Tuileries)を左に見ながらコンコルド広場(Place de la Concorde)へ。 本当はエトワール凱旋門(Arc de triomphe de l'Etoile)へ行くつもりが右折する信号を間違えて直進。 一旦セーヌ川(Seine)沿いの道へ出て戻ろうとするも、これまたナビ情報と実際の交通状況が違い右折できず。 結局、エッフェル塔を左に見ながら走り、次の目的地フォンテーヌブロー(Fontainebleau)へ向かうことに。

11:30にフォンテーヌブロー着。フォンテーヌブロー宮殿(Palais de Fontainebleau)へ行く前に昼食、 パン屋でサンドウィッチを買って、駐車場に停めた車の中で食べることに。 サンドウィッチはボリューム満点、お値段は4.1EUR。
食事中にちょっとした事件が。駐車場へ自転車に乗って入ってきた、如何にも怪しげな男。 何をするのかと、さり気な〜く見ていたら、自転車で走りながら駐車中の車のドアノブに手を伸ばし、 ロック状態を確認しているではないですか!  もし鍵を閉め忘れた車があったら、中を物色するつもりかもしれない!  念のため、沢山の車が密集して駐車されている出入口付近に移動、 人通りの多い向きに駐車し直して観光へ向かいました。
まずは庭から見学。敷地内に入るだけなら無料。
ここはフランスで最も大きな宮殿。フランソワ1世からルイ16世までの7代の王が、 次々と建物を増築して今の姿に。建物は中庭を囲むように広がり、 フォンテーヌブローの街は、かつての王の狩猟場(フォンテーヌブローの森)跡を取り囲むように発展。 内部は見学可、入場料は11EUR。
ナポレオン1世博物館。暗かったので写真は撮れなかったけど、 中にはナポレオンが実際に身につけた服や帽子等が展示されています。
教皇のアパルトマン。
こちらも教皇のアパルトマン。
フランソワ1世の回廊。 ヴェルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)の「鏡の間」ほど豪華絢爛じゃないけど、 こちらも見応え十分。
フランソワ1世の「F」と「サラマンダー」の紋章。サラマンダーとは四大元素を司る精霊の内、火を司るもの。 手に乗る位の小さなトカゲ若しくはドラゴンのような姿をしていて、燃える炎の中や溶岩の中に住んでいるとされる架空の生物。 現在は、主に陸棲傾向の強い有尾類をサラマンダー、 水棲傾向の強い有尾類をニュート(newt。イモリに相当する)と呼ぶため、「山椒魚」と訳される日本語訳は正しくありません。
舞踏会の間と、聖サトゥルナン礼拝堂。
玉座の間と皇后の寝室と、三位一体礼拝堂。
見学を終えて駐車場へ戻り自動清算機で支払い、料金は4.5EUR。 使えるのはコインとクレジットカードだけで、紙幣は使用不可。 ところがコインの持ち合わせがカミさんと合わせても2EURちょっと、 しかも説明書きがフランス語だけなので、クレジットカードの使い方が分からない!  さて困ったと思っていたら、その様子を見たオジサンが、 分かり易い英語で操作方法を教えてくれました。フランス人は優しい!
次に向かったのがシャルトル。 シャルトルと言えば、フランス国内で最も美しいゴシック建築の一つと言われているシャルトル大聖堂(Cathedrale Notre-Dame de Chartres)。 全長130m、幅は南北32m、東西46m、高さは112m。ステンドグラス窓は176。
ヨーロッパを旅行して毎回思うのは、写真で最も伝えづらいのが、 教会のステンドグラスの大きさと美しさ。
左から2番目の写真のステンドグラス1枚の高さは、10m前後はあるんじゃないかな。
アップも沢山撮ったけど、やっぱり美しさは伝わりませんね。
大聖堂を出て、旧市街をブラブラ。左は、昔(今も?)マルシェが開かれていたのかな?  右の木組みの建物はサーモンの家(Maison du Saumon)。 歴史や由来は分からないけど、今は観光案内所になってます。
大聖堂に一番近い駐車場を利用、料金は3.4EUR。
途中スーパーマーケットで夕食の買い出しをして、 イビス・バジェット・ノール・サラン(ibis budget Orleans nord Saran)にチェックイン。 予約したのはダブルの部屋だったけど、用意されていたのは2段ベッド構造になっている3人部屋でした。 浴室はバスタブはなくシャワーのみ。
今日の夕食は瓶詰めの白アスパラにサラミ、カットサラダとトマトその他で、計9.8EUR。 以前から気になっていた、このカボチャのような形のトマト(勝手に「スジスジトマト」と命名)。 どんな味かと食べてみたら、これが甘くて美味! こんなに旨いのに、なぜ日本にないんだろう?
本日の走行距離は、パリ北駅からフォンテーヌブローまで85km、 シャルトルまで117km、ホテルまで79km、総走行距離は281kmでした。 フォンテーヌブローからシャルトルまで一部高速道路を利用、料金は6EUR。 シャルトルからオルレアンまでも一部高速道路を利用、料金は3.1EURでした。



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