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オルレアンから西へ約160kmに位置するル・マン(Le Mans)。
言わずと知れた、世界で最も有名な24時間レースの開催地。
コースの一部は普段一般道として使われているので、行けば実際に走ることが出来るけど、
最近レース自体ほとんど観なくなったので今回はパス。
ちなみに数年前モンテカルロ(MonteCarlo)へ行った時は、しっかりF1モナコGP市街地コースを走ってきました!
まだユノディエールストレートにシケインがなかった頃、
予選のストレートエンドで400km/hオーバーをマークすることだけを狙ったWMプジョー。
そして見事に目標を達成し、決勝レースは完走することなく早々にリタイヤ(最初から完走する気なんてなし!)するという車が出現。
あれは面白かったな〜。
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11:00にシャンボール城(Chateau de Chambord)着。
ここはフランソワ1世のために建てられた、ロワール渓谷に点在する中で最も大きな城。
一部修復中で工事用の足場とネットが掛かっているのが残念。
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前回ここを訪れたのは今から約22年前、σ(^^)の初海外旅行の時です。
当時は窓ガラスも沢山割れていて、一部は廃墟のようになっていたけど、
今はきれいに改修されています。
これは城内で最も有名な、二重螺旋階段。
シャンボール城が建設された当時、レオナルド・ダ・ヴィンチはフランソワ王の客人で、
アンボワーズ城(Chateau d'Amboise)近くのクロ・リュセ城(Chateau du Clos Luce)に滞在していたため、
この階段の設計にはダ・ヴィンチが関わっているのではないかと言われているそうです。
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城内の至る所に、フランソワ1世のサラマンダーの紋章が。
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歴代の王や王妃の肖像画や胸像が展示されている部屋。城内の礼拝堂は、とても質素。
渡り廊下の両側には、大小の獲物がズラリ。
狩猟期間のみ王が滞在する目的で建てられたこの城は、居住性には優れておらず長期滞在には不向き。
壁や塔、堀の一部の華麗な装飾は、当時としても時代錯誤なほど。
基本設計は開き窓、外廊下、屋上の広大なオープンスペース等のイタリア・ルネサンス様式。
しかしこれは明らかに、寒冷な中央フランスには不適当。
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華麗に装飾された屋根。この城の最大の見所は、この外観かな。
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ここは日本からのツアーや、パリから日帰りor1泊のツアーが多数組まれているので、
団体客の数が凄いです。
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馬車の間に展示されているこれらの馬車、職人によって丁寧に作られたけど、
結局一度も使われることはなかったとか。馬具一式はエルメス製。
入場料は11EUR、駐車料金は4EURでした。
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シャンボールから車を走らせ、ブロワ着が13:00。
ブロワ城 (Chateau de Blois)へ行く前に、カフェで昼食。
温かい飲み物とオレンジジュースとパンのセットで7EUR。σ(^^)はコーヒーをセレクトしたけど、
このコーヒーが美味! 全く期待していなかっただけにビックリでした。
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丘を上がってブロワ城へ。まずはルイ12世棟の門から中庭へ。
門の上には等身大のルイ12世の騎馬像と、ヤマアラシの紋章が。
ブロワ城は中庭を囲むように4つの建築物で構成されていて、
それぞれが4つの時代の異なる建築様式で建てられており、
フランス建築史を一望できます。
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左からクラシック様式の「オルレアン公ガストン棟」、
ルネサンス様式の「フランソワ1世棟」、ゴシック様式の「中世の城塞建築」、
フランボアイアン様式の「ルイ12世棟」。
特に目を引くのが、ルネサンス様式の傑作と称される、フランソワ1世棟の八角形の螺旋階段。
先に訪れたシャンボール城にも螺旋階段があったな〜。
もしかしてフランソワ1世は螺旋階段好き!?
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内部見学は、ルイ12世棟の三身分ホールからスタート。
隣のフランソワ1世棟へ移動して、建築物展示ホールへ。
その中に、かつて城に取り付けられていた、人間型のガルグイユ(英語だとガーゴイル)が。
一番左のガルグイユのアップ、σ(^^)には昭和の爆笑王と呼ばれた林家三平の「どうもすみません」にしか見えません!(笑)
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国王の居室。暖炉の上には、フランソワ1世のサラマンダーの紋章。
右は王妃の回廊。
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王妃の寝室と、国王の寝室と居室。
入場料は9.8EURでした。
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中庭に面して建つ、ルイ12世治世時に国王専用として建設されたサン・カレー礼拝堂。
マックス・アングランによって1957年に製作されたステンドグラスは、
ブロワ城の歴史にまつわる人物とエピソードを表しているそうです。
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ル・フォワ塔。13世紀の要塞の一部が残存したもの。
隣のテラスからは、ブロワの町やロワール渓谷、聖ニコラ教会を見渡すことが出来ます。
駐車場へ戻って、次の目的地へ出発! 駐車料金は2.5EURでした。
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続いてやって来たのがシュノンソー城 (Chateau de Chenonceau)、駐車場に着いたのが16:25。
ここはヴェルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)に次いで、フランスで2番目に観光客の多い城。2012年9月、
姫路城やノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)等と共に、
トリップアドバイザー・バケットリストの「世界の名城25選」にも選ばれています。
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もちろん内部も見学可。
左から護衛兵の間、礼拝堂、ディアーヌ・ド・ポワティエの部屋。
ディアーヌ・ド・ポワティエはアンリ2世の愛妾。
彼女はアーチ型の橋を建設して城を向こう岸と結んだ他、
庭園に花や野菜、果樹等も植えさせ、現在の城の原型を築いた人物。
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左から緑の書斎、図書館、ギャラリー(回廊)。
ディアーヌ・ド・ポワティエの橋の上に、1576年にカトリーヌ・ド・メディシスによって建設されたギャラリーは、
全長60m、幅は6m。18の窓があり、床には石灰石とスレートを敷き詰め、天井梁が見える構造。
当時は壮麗な舞踏会場でした。
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厨房。
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フランソワ1世のサロンと、ルイ14世のサロン。
ルイ14世のサロンには、ファン・ロー作「ルイ15世の肖像画」の他に、
銀行家「サミュエル・ベルナール」、「スペイン王フェリペ5世」の肖像画等が飾られています。
ルネサンス様式の暖炉の上には、フランソワ1世のサラマンダーの紋章と、
王妃クロード・ド・フランスの白テンの紋章。
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2階のテラスから見たディアーヌ・ド・ポワティエの庭園と、カトリーヌ・ド・メディシスの庭園。
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左からカトリーヌ・ブリソネのホール、5人の王妃の居室、
カトリーヌ・ド・メディシスの居室、版画展示室。
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セザール・ド・ヴァンドームの居室と、ガブリエル・デストレの居室。
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3階のホールと、ルイーズ・ド・ロレーヌの居室。
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カトリーヌ・ド・メディシスの庭園から見たシュノンソー城。
前回ここを訪れたのは、シャンボール城と同じく今から約22年前。
やはりシャンボール城と同じく、その時はこんなにきれいではなかったような・・・。
ディアーヌ・ド・ポワティエの庭園は今と変わらないけど、
カトリーヌ・ド・メディシスの庭園なんてあったかな〜?
少なくとも、こんなに手入れされていなかったような。
それと1階のギャラリーは、ただガラ〜ンとした広い廊下って感じだった記憶があります。
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チケット売場から城までの中間あたりにある、西洋の大きな庭によくある迷路。
ほとんど迷うことなく、簡単に抜けられます。(笑)
入場料は12.5EUR、駐車料金は無料。見学時間は、ゆっくり見ても2時間あればOKかな。
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