滞在記 第5日目
(2014年5月27日 火曜日)


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注) 1EUR(ユーロ)=約143円。
9:00にホテルをチェックアウト。車で市内まで走って駐車場に車を入れ、 歩いて向かったのがブルターニュタワー(Tour Bretagne)の展望台。 ところが1階の受付で「展望台は同フロアのカフェ・ル・ニ(Le Nid)の営業時間内しか行けないよ。 今日の開店時間は14:30だから出直してきて」って言われてしまい敢えなく撤収。 写真は市内の大きな広場の近くにあった教会。
パッサージュ・ポムレ(Passage Pommeraye)。1843年に建てられたショッピングアーケード。 高低差のある敷地を生かしてつくられた3層構造のパッサージュは、フランスでもここだけだそうです。 ここはナントの近くで生まれたジャック・ドゥミ監督の映画「ローラ(1961年作)」やシェルブールの雨傘(1964年作)」に登場します。 駐車場へ戻って次の目的地へ。料金は2.3EURでした。
走ること10分ほど、やって来たのが今旅行で2番目に楽しみにしていたレ・マシーン・ド・リル(Les Machines de l'ile)。 フランソワ・ドゥラロジエール(Francois Delaroziere)を中心とするアート集団「ラ・マシン」が手がける、 機械仕掛けの遊園地。
旧造船所を改装した内部は展示ギャラリー(Galerie des Machines)と工房(L’Atelier des Machines)に分かれています。 まずはギャラリーへ。最初に目に飛び込んでくるのが、この大きな鳥(フェニックス? コウノトリ?)。
こうして人を乗せて空を飛びます! 写真では伝わらないけど、なかなかの迫力。
ギャラリーの中央に置かれている、鉄製の巣。上には先ほどの鳥、下にいるのがイモムシ。 ちなみにここナント(Nantes)は、SFの開祖と言われるジュール・ヴェルヌ(Jules Verne)の生誕地。 なので作品の多くは、彼の小説と無関係ではありません。
電気と油圧で動くイモムシ。
見学者の中から代表が1人選ばれ、レバーを操作して動かします。 伸びたり縮んだりして、前にも後ろへも進みます。実に良く出来てる!
こちらは鉄製の蟻、大きさは1mくらい。 下のベルトコンベアが動くと、それに合わせて動きます。 子供の頃に観た「○○博士の巨大生物の島」って映画を思い出したくらい、動きがリアル。
人が操縦する蟻型の乗り物。これはイマイチでしたね。
係員が小型の飛行機に乗り込んで、雲や雪の中を飛ぶシーンを再現するアトラクション。 これもイマイチでした。
その他の展示品。
サソリ?
これは何だ??
展示ギャラリーを出て屋外へ。これが3層仕立てのメリーゴーランド「海洋世界の回転木馬(Le carrousel mondes des marins)」。 残念ながら本日はメンテナンス(?)のため運休。
回転木馬は英語でメリーゴーランド、フランス語ではカルーゼル(カルーセル)。 ん?こんな名前のニューハーフタレントがいますね。 大阪の「カルーゼル」という店名のゲイバーに勤めている時に「麻記」って源氏名を使っていて、 それが芸名になったそうです。←どうでもいい話(笑)
メインは何と言っても、高さ12mを超える、この巨大な動く象。
たった一人のスタッフが動かしているのは驚き。 運転だけではなく、首を振ったり鼻から水を噴き出したり、まばたき等の仕草も同時に操作しているそうです。 この象は敷地内を練り歩くけど、見るだけなら入場料は不要。
モデルはこれか? 1880年ジュール・ヴェルヌ作「蒸気で動く家」。
乗ってみました。でも乗るより、見てる方が楽しいです。(笑)
左は上から見た、首の付け根部分。胴体の横から乗り込んで、背中には螺旋階段で上がります。 近くでじっくり見ると、木製の体に刻まれた皺は本物の象の皮膚みたいだし、 円らな瞳やフサフサのまつげも本物の象そっくり。
周囲の景観や建物を見ると、ここが以前造船所であったことがよく分かります。 右の写真が、先ほどの展示ギャラリー。 この反対側に工房があり、今も数々の作品の製作が進行中です(内部の撮影は不可)。
敷地内には無料で入れますが、展示ギャラリーの入場料は8EUR。 象の乗車料も同じく8EURで、乗車時間は約30分。車は近くの立体駐車場へ、料金は2.7EURでした。
再び車で市内へ移動。ブルターニュ大公城(Chateau des Ducs de Bretagne)へ行く前に昼食。 ブルターニュと言えばガレット(galette)。 そば粉・水・塩などを混ぜて寝かせた生地を熱した鉄板に注いで薄い円形に伸ばし、 肉類や魚介類、グリュイエールやゴーダチーズ等を挟んだ郷土料理。 ガレットとは「円く薄いもの」という意味。 シードル(cidre)と一緒に頂くのがブルターニュ流れ。セットで8.6EURでした。
こちらがブルターニュ大公城。1598年にフランス王アンリ4世が、 新教徒の信仰を認める「ナントの勅令」を発布した城として知られています。 これによりユグノー戦争が終結。
現在内部はナント博物館になっているので、中庭と城壁のみ見学。
ブルターニュ大公城を14:30に出発して、次の目的地レンヌ(Rennes)に着いたのが16:25。 まずはインフォメーションセンターへ行って、町の見所とルートが分かる地図(日本語版あり)を0.2EURで購入。 コースに従って進むと、とても効率良く見学できます。こちらはサン・ピエール大聖堂。
レンヌと言えば木組みの家。
中世から残っているものもあるらしいです。 歪んだり、傾いている家も。地震大国・日本では全部アウトでしょうね。
市内にあった高級チョコレート屋。店内の商品は全てチョコレート、そしてなかなかのお値段。 甘い物が好きなら食べてみる価値大だけど、辛党のσ(^^)には無用の店。(笑)
左から、ブロサック邸、ブルターニュ高等法院、サン・ムレーヌ修道院、サン・ジョルジュ・プール。
左から、サン・ジョルジュ修道院付属宮殿、オペラ座、市庁舎。 見学時間は約2時間。
レンヌから走ること45分、本日の宿イビス・サン・マロ・ラ・マドレーヌ(ibis Saint Malo La Madeleine)に到着。 サン・マロにはイビス・バジェット(ibis budget)がなかったからイビスにしたけど、 部屋の広さも設備も大差なし。断然イビス・バジェットの方がお得!
夕食は、ホテルと同じ敷地内にあったカルフールで買い出し。 ラディッシュが安くて新鮮で美味でした。
本日の走行距離は、ホテルから市内まで5km、レ・マシーン・ド・リルまで2km、 ブルターニュ大公城まで3km、レンヌまで112km、ホテルまで66km、総走行距離は122km。 途中で今回2度目の給油。26Lで41.52EURだったので、1.6EUR/Lでした。



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