滞在記 第5日目
(2013年5月22日 水曜日)


※写真をクリックすると拡大されますが、スクリプトが無効だと拡大されません。
画面上部や下部にセキュリティの警告が表示された場合は、
ブロックされているコンテンツを許可→アクティブコンテンツを実行して下さい。


出来るだけ画面を大きくして見てね〜 (=^▽^=)ノ

注) 1EUR(ユーロ)=約135円。
ホテルの朝食。品数は、ちょっと少な目かな。朝から甘いデザートがいっぱいありました。
左からホテルに隣接しているレストラン(朝食はここ)、バーコーナー、ホテルのフロントデスク。 もしいつかまたボローニャ(Bologna)を訪れることがあったら、またここに泊まろう思えるホテルでした。
8:00前にホテルを出発。 モデナ(Modena)まではアウトストラーダ(高速道路)を走行、料金は1.8EURと、日本に比べて超割安。
アウトストラーダの料金所には「テレパス・カルテ・セルフ・係員」の4つのブースがあります。 テレパスは日本のETC、カルテはクレジットカード専用、セルフは現金またはクレジットカードで自動清算機で支払い、係員は現金で係員に支払い(クレジットカード使用不可)。 レンタカーには端末が付いていないので、テレパスはNG。 カルテとセルフは、もしカードを吸い込んだ状態で清算機がエラーになってしまうと対処が面倒なので避けた方が無難。 という訳で、上にこの絵が描かれている係員のブースがオススメです。
モデナから一般道を走って、9:00にマラネッロ (Maranello)着。 ファクトリーツアーは10:00からなので、フィオラノ(Fiorano)のサーキット(テストコース)へ行ってみたけど、残念ながらテスト走行車はなし。
本社工場の近くには、フェラーリ関連の商品を売る店がひしめいています。 まさにフェラーリの町。
フェラーリ美術館(Museo Ferrari)の近くにあった「テストドライブ」。 一度はフェラーリを運転してみたいという人の欲求を満たしてくれる店。結構繁盛してました。
フェラーリ本社工場の正面入口。 向かって左側に従業員専用の出入口、右側にゲスト用のエントランスがあります。10:00になったので受付へ、既に日本人女性ガイドが待ってくれていました。
まずはゲストルームに通され、短いフェラーリ社の紹介ビデオを観た後、飲み物と軽食(クッキー等)を食べながら見学コースの説明を受けます。 内部は撮影厳禁なので、写真はここまで。


見学はまず量産車のエンジンパーツ加工棟から始まり、 エンジン組み立て棟→車両組み立て棟→内装縫製部門を見た後にレーシング区画へ移動して、F1開発部門→歴代F1マシン収納庫→GTマシン収納庫→フィオラノ・サーキットと、約2時間半の行程。 こんなにエキサイティングな工場見学は初めてでした!

写真がないので解説。
・クランクシャフト等は外注業者から本社工場に納品され、そこで成形や研磨、試験が行われていました。
・V8エンジンはラインで組み立てられますが、V12は最初から最後まで、1人の熟練工によって組み上げられ、完成後にサインが入ります。 当然V12担当者は、1ランク上の上級作業員です。
・車両組み立て棟は、とても広くて清潔。しかも時間に余裕を持って作業が進められていました。 更にV12車は、V8車の数倍の時間と手間がかけられています。 日本車の生産ラインとは大違い! ちなみにV12車の生産比率は、V8車の1/10以下だそうです。
・内装は素材や色、ステッチ色まで全てフルオーダー可。 それらを女性を中心としたチームが、全て手作業で仕上げていました。
・全ての量産車は、完成後50km〜60kmテストドライブされ、合格した車両のみが出荷されるそうです。
・工場は8時間勤務の3交代制で24時間稼働。そんなに生産して売れるのか!?
・量産車部門を見た後の率直な感想、フェラーリは高価なわけだ!
・F1開発部門では、今年モデルのF1マシンを見ることが出来ました!  現在のレース車両はモナコGPへ向かった後だったので、目撃したマシンは、 これからレースで使用されるシャシーナンバーの新しい車両!?
・歴代F1とGTマシンの一部は個人所有。超お金持ちが購入して、ここに保管と整備を依頼。 たまにやって来て、フィオラノ・サーキットで走らせるそうです。どんだけ金持ってるとそんな事が出来るんだろう!!


こちらは本社正面に建つ、リストランテ・カバリーノ(Ristorante Cavallino )。 エンツォ・フェラーリも通ったことで知られていますが、最近は観光客相手色が強いらしい。 当初はここでランチにする予定でしたが、急遽味にも定評のある、リストランテ・モンタナ(Ristorante Montana)に変更。 女性ガイドが店に電話して、席を確保してくれました。
車で走ること5分ほどで到着。
店内には歴代F1ドライバーの写真やサイン、ヘルメット等が、これでもか!ってくらい飾られています。
やっぱりレーシングスーツはマルボロ仕様がカッコイイ!
M・シューマッハがこの店の味を絶賛したことが、大人気店となる切っ掛けになったとか。
パスタを2つ注文して、メインの肉料理は1人前をカミさんとシェアして食べました。 メイン料理のソースはこの地方の名産、バルサミコ酢がベース。パスタが1つ10EUR、メインが15EUR。 味も文句なし、オススメのリストランテです。
14:00にモンタナを出発してフェラーリ美術館へ。 入館料は、ファクトリーツアー代金に含まれています。こちらは入館料さえ払えば、誰でも入場可。
1・2階に歴代の量産車やシングルシーター、GTマシンに開発車までがズラリと並んでいます。 フェラーリ好きには堪えられない! いったい総額はいくらになるんだろう?
F333・SPと250GT・Berlinetta"The Breadvan"
GTO・EvoluzioneとF40・Competizione
250LeMansとDINO246GTと166MM
250GTO
288GTOとF40とF50とENZO
599XX
FXX
166F2
500F2
F1 156-85
F1 126C
F1 126C
Formula Indy(Cart)
F1-89
F1-90
F1-90
F1-2000
F138(F1-2013)のステアリング
各国のプロモーション用に塗装された599と612
F150の開発車
プロジェクトF150のファースト1:1スケールモデル、コードネーム「Manta」。
プロジェクトF150のファースト1:1スケールモデル、コードネーム「Tensostruttura」。
フェラーリ初のハイブリッドカー「LaFerrari」。
499台限定生産、価格は100万ユーロ!
マラネッロを16:00前に出発、フィレンツェ・ノルド(Firenze Nord)まで高速道路を走って、ホテル最寄りのカレンツァーノ (Calenzano)駅に着いたのが17:30過ぎ。 駅前に広い無料駐車場があることと、自動券売機での切符の買い方を確認。 駐車場に関しては、予めネットの翻訳サイトで「この駐車場は無料ですか?」というイタリア語訳を調べてメモ、それを地元住民に見せて確認しました!
駅から車で5分ほどで、イビスフィレンツェ・プラートエストーホテル(Ibis Firenze Prato Est hotel)に到着。 ホテルの目の前に広大な無料駐車場があります。室内とバスルームはこんな感じ。 ヨーロッパ中、どこのイビスに泊まっても、室内の状況はほぼ同じ。
ホテルの隣に大きなショッピングモールがあり、その中の食料品コーナーへ夕食の買い出し。 ベーコンの肉巻きのような惣菜、サラダや生ハム等のツマミ類と、赤ワインを1本購入。 ワインは1本3.19EURでしたが、とてもそんな値段とは思えないほど美味!
本日の走行距離は183.8km、モデナからフィレンツェまでの高速道路料金は8.2EURでした。



滞在記 第6日目へ進む