滞在記 第9日目
(2013年5月26日 日曜日)


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注) 1EUR(ユーロ)=約135円。
7:00過ぎにホテルをチェックアウトして、予め調べておいた無料の大駐車場へ。 これが今回のパートナー、フィアット・パンダ。 デザインもいいし、室内も広々。但し、トランクルームには大型スーツケースは1つしか入りません。
駐車場からドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)までは、徒歩で10分ほど。時間が早いせいか、まだ殆ど人がいません。 今がチャンスと写真撮りまくり! 手前の建物が洗礼堂(Battistero)、隣が大聖堂 (Duomo di Pisa)で、一番奥がピサの斜塔 (Torre di Pisa)。 大聖堂に比べると、斜塔が如何に傾いているか良く分かりますね。
傾きが良く分かる写真。
念のため自宅でプリントアウトして持参したチケットを持って案内所へ。 そうしたら窓口のお兄さんから「これは入場券です。そのまま塔入口へ行って下さい」と日本語で説明されました。
8:30に塔入口へ行き、一番乗りで入場。入るとすぐ、塔に関する資料と垂直なポールがあります。 これからも、塔が大きく傾いていることが分かりますね。塔の中心は空洞になっていて、その外側が螺旋階段。 塔が傾いているので、螺旋階段を上がると体が外側へ持って行かれたり内側に持っていかれたりします。 乗り物酔いする人は、ちょっと気分が悪くなるかも。
頂部からの景色。今日は晴れて良かった! 左は斜塔の影が大聖堂に写り込んだお気に入りの写真。
よく見ると、鐘と鐘の間に作り付けのハシゴが。それを登ると更に階段があり、塔の最頂部へ上がれます。 しかし、どうやらここは立入禁止だったようで、この後に塔から下りて上を見上げても、そこへ上がっている人はいませんでした。 我々が頂部にいた時は他に観光客はおらず、まだ監視員も来る前だったので、運良く(?)上がることが出来ました!  右の写真、赤の矢印が展望部、白の矢印が我々が上がった最頂部。
駐車場を10:00に出発して、チンクエ・テッレ(Cinque Terre。イタリア北西部のリグーリア海岸にある5つの村)の一つ、マナローラ(Manarola)に着いたのが11:00過ぎ。
ポルトヴェーネレや小島群等と共に、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。 青い海と蒼い空に、カラフルな家々。今日は晴れで本当に良かった! 駐車場から村までは歩いて10分ほど。 駐車料金は1.5EUR/h、ピサからチンクエ・テッレ最寄りのインターチェンジまでの高速料金は、6.7EURでした。
次にやって来たのがヴェルナッツァ(Vernazza)。ここもチンクエ・テッレの5つの村の一つ。 マナローラからは車で20分くらい。重ね重ね、今日は晴れで本当〜に良かった!
ここで日本からの団体ツアー客に遭遇。 添乗員の説明を聞いたら、隣の村でバスを下車→徒歩でヴェルナッツァ→次の村まで徒歩→先回りして待機しているバスに乗車、という流れのようです。 右の写真は、行列が出来ていた店で買った魚のフリット@8EUR。量は少なかったけど、味は◎でした。 ちなみに駐車料金は2EUR/h、駐車場から村までは徒歩10分ほど。

駐車場を13:50に出発して、 ジェノヴァ(Genova)のクリストーフォロ・コロンボ空港(Aeroporto di Cristoforo Colombo)に着いたのが15:50。 空港内のセルフスタンドで給油しようとしたら、機械が無反応。 他に給油客はおらず、説明書きもイタリア語のみなので理解不能。仕方なく一旦空港を出て、最寄りのスタンドで給油。 その後、再び空港に戻って「レンタカーリターン」の標識に従って進み、駐車場内の「AVIS」のスペースに駐車。 遠くにAVISの看板を掲げた建物が見えたので歩いて行ったら、何と空き店舗!  市街地へ向かうシャトルバスの出発時間が迫ってきたので、空港ターミナルビルまで猛ダッシュ! 1階入口を入るとすぐにカウンターが見つかり、速攻で返却手続き。 ギリギリでシャトルバスの出発時間に間に合いました!
チンクエテッレからジェノヴァまでの高速料金は11.7EUR、本日の走行距離は281.2km、総走行距離は806kmでした。

シャトルバスは定刻の16:25に出発。 ピアッツァ・プリンチペ駅(Genova Piazza Principe)までは約30分、料金は6EUR。 本日の宿ホテル・ヴィットーリア(Hotel Vittoria)までは、バス停から歩いて2分ほど。 古いホテルだけど、室内は広々。シャワー浴びて寝るだけなので、全く問題なし。 フロントのおじさんが、とても陽気で親切でした。
荷物を置いて、すぐに市内観光へ出発。まず向かったのが王宮(Palazzo Reale)。 元はバルビ家の大邸宅でしたが、1830年頃からサルディーニャ王のサヴォイア家の住まいとなったため、王宮と呼ばれるようになったそうです。 中には入らず、庭だけ見学してガリバルディ通り(Via Garibaldi)へ。
ガリバルディ通りに面して建つ、白の宮殿(Palazzo Bianco)と赤の宮殿(Palazzo Rosso)。 入場券を買おうとチケットブースへ行ったら、「今日は○○の日だから、全ての施設は入場無料です」と言われました。 多分「市の日」の類だと思いますが、いずれにしろラッキー! 
こちらは赤の宮殿。1874年に邸宅とコレクションが市に寄贈されたそうです。
右はグエルキーノ作「クレオパトラの死」。 ガイドブックにも紹介されている絵ですが、それほどメジャーな画家ではないですね。
白の宮殿は19世紀後半に市に寄贈された建物で、現在一部は市庁舎として使われています。 左は最上階のテラス。 ジェノヴァはガリバルディ通りの北側が山になっていて、その斜面に住宅地が形成されているため、町のあちこちに住民用のエレベーターやケーブルカーが設置されています。 このテラスからは、山側の景色が一望できます。右の写真がその様子、中央の四角い部分は展望台。
現在市庁舎として使われているトゥルシ宮(Palazzo Tursi)。 入口は白の宮殿の最上階から続いています。展示されているヴァイオリンは、パガニーニが愛用したグァルネリ (Guarneri)。 ストラディバリウスと双璧をなす名器中の名器。右は、かつて薬として使われた香草や香辛料を入れたジェノヴァとリグーリア州産のマヨルカ焼きの壺。
入場料が無料なら、さっき庭しか見学しなかった王宮にも入ろうと思い引き返したら、既に18:30を過ぎていたので入館NGでした。(笑)
夕食はカルフールエクスプレスで買い出しして、ホテルの部屋で食べました。 ワイン、サラダ、ハム、コロッケ、ポテトサラダ等で、計16.87EUR。 イタリアに限らず、ヨーロッパのコンビニやスーパーマーケットには、弁当や惣菜の類が殆どありません。 日本の殆どのコンビニやスーパーマーケットに当たり前のように設置されている電子レンジ、ヨーロッパでは見たことありません。 温めるだけで食べられる食材が売ってれば、旅行者には有り難いんですけどね〜。



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