滞在記 第4日目
(2008年11月30日)


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10時前にホテルを出て、亡母の出生地へ。最初から予想はしてましたが、 行ってみると単なる住宅街。昔を偲ぶ施設や建物など残っているはずもなく (もっとも残っていても分かりませんが)、周辺を歩いてみたけど表札に 亡母の旧姓と同じ名字はなし。区役所でもらった住宅地図にも載ってません。 しかし散歩していた老婆に話を聞いたら、戸籍に記されていた旧住所は、 確かにこの一画であることに間違いないと判明。元気だった頃の母親に 思いを馳せながら次の目的地へ。
今日の昼食は、鶴橋商店街の中にある「まぐろ食堂」で、名物の超大盛 まぐろ丼を食べようと決めていました。しかしいざ行ってみると、 日曜で市場が休みなので店も休み。わざわざ行ったのにガッカリ、 と言うか調査不足。
駅に向かって歩いていたら、何やら旨そうな匂いが。ガード横に屋台が 数軒並んでいて、そこで簡単に食べられる韓国惣菜を売ってました。 チヂミ旨そう!
ということで、買ったのが甘鯛のチヂミ@700円と、韮チヂミ@300円。 写真では分かりづらいですが、かなりのボリュームです。店員に 「韮チヂミは辛い方と辛くない方のどっちにする?」って訊かれたので、 迷わず「辛い方!」って言ったらホント〜に辛かった! 流石は 辛いモン好きが集まるコリアンタウン、ナメてはいけません。(笑)
今まで数回大阪を訪れたことがありますが、大坂城には一度も 行ったことがなかった! 地下鉄で天満橋駅へ移動。徒歩10分ほどで 西外堀に到着。流石は大坂城、立派な石垣です。更に歩くこと5分、 大手門から入城。
左:大手門を入ってすぐ左にある多聞櫓。正式名称は 「大手口桝形多聞櫓」。
右:大手門正面、大坂城正門の防御施設として、特に立派に 築かれた石垣。中央の巨石は48u、推定重量108t。
左:本丸の正門となる桜門。
右:桜門を入った枡形は、特に立派な巨石を用いて築かれています。 正面の石は「蛸石」と呼ばれている城内第1位の巨石で、 およそ60u、推定重量130t。
1970年の万博を記念して埋設された「タイムカプセルEXPO'70」。 日本をはじめ世界各国の人々の協力を得て選んだ20世紀の 文化所産2098点が、特殊金属製容器に収納され、大坂城正面広場の 地下15mに埋められました。開封されるのは5000年後!
ちょうど「菊の祭典」期間中でした。
入城後、8階の展望台へ。右は展望台から見た「西の丸庭園」。
各階は「秀吉の生涯」「夏の陣図屏風の世界」「城の情報コーナー」 などの構成となっています。入城料は600円。
桜門を出て反時計回りに歩いて内堀を1周。左は極楽橋と大坂城、 右は京橋口。戦前までは京橋門と櫓がありましたが、空襲で全焼。 他にも明治時代の失火で、多数の施設が消失しています。
地下鉄で動物園前駅まで移動し、大通りを西に向かって歩くと、徐々に 「それらしい」施設や人物が増えていきます。1泊1000円〜2000円の 簡易宿泊所、酒の販売機だけが置かれた自販機コーナー、1本50円で 買える缶ジュースの販売機など。そのまま進むと、JR新今宮駅の 南口に着きます。その正面に建つのが、 この「あいりん労働公共職業安定所」。ここから南が俗に言う 「あいりん地区」。「東の山谷、西のあいりん」と呼ばれる、 西日本最大のドヤ街です。
あいりん労働公共職業安定所の1階は、ホーム○スの溜まり場。 本来は駐車場(?)ですが、面した道に沿って、沢山の荷物が 置かれています。これは無料で配給される食料や宿泊施設を 得るための、云わば場所取り。
地区の中に入ると、道の両脇には大量の荷物、ビニールハウス、 段ボールハウスが所狭しと並んでいます。他にもバラック製の 屋台、ガラクタや食料を売る露天商も。ほとんどの人は 酔っているらしく、千鳥足で歩く者、道端で寝込む者、大声で 喧嘩している者など交々。堂々とカメラを向けられる 状況ではないので、写真は人通りが途切れたところで素早く 隠し撮り。
保証はしません(特に夜間)が、一般人の通行も多く、 絡まれるようなことはないようです。最近では安宿を求めて 外国人観光客も多数やってくるとか。

人生の縮図や悲哀を見たような気がします。そしてここにも、 簡易宿泊所に泊まれる者→ビニール・段ボールハウスで 寝泊まりする者→辛うじて雨風をしのぐ場所を 確保している者→道端で寝る者というヒエラルキーが。 しっかり格差があるんですね。
地下鉄を日本橋駅で降り、喉が渇いたな〜と思いながらホテルに 向かって歩いていると、この時間からほぼ満員の立呑屋が。 ちょっとビールでも一杯と思って入ったのが、 この「大阪焼トンセンター」。内装は普通の立呑屋ですが、 カウンターの中からは旨そうな串焼きの匂いが。
とりあえず「おまかせ5串」を頼んだら、これがメチャ旨!  刺身3種盛(豚ガツ・ハツ・鳥ササミ)も頼んだら、こちらも メチャ旨。結局レバーとテンプルも追加して、生ビール×1と ハイボール×3をグビグビ。(笑)
会計は3670円也。
ホテルでカミさんと合流して夕食へ(まだ食うんかい!)。 ふぐは予算的にNG。「最後に何か関西らしいモンを」と 探し、入ったのがこの「やわらか 法善寺店」。
これが「ちりとり鍋」。具だくさんの辛いモツ鍋です。ちりとり鍋の 食べ頃は、具材がしんなりしてきたら・・・ではなく、 しばらく煮込んで味を染み込ませ、最後にヤンニョン醤を加えて完成。 この後、更に牛すじ、ミノサンド、ニラ、もやし、トックを追加。 ミノの湯引きも頼んで、生ビール×3とウーロン茶×1で計5730円也。 雑炊も食べたかったけどギブアップ!



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