滞在記 第7日目
(2009年5月28日 木曜日)


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注) 1CZK(チェコ・コルナ)=約5.7円。
6:40にUAN Praha Florencバスターミナルに到着。 バスには我々以外に東洋人が2人乗ってましたが、σ(^^)はてっきり中国人だと思っていました。 ところがバスを下りたら日本語で話しかけられたのでビックリ! 2人連れのバックパッカーでした。
プラハの公共交通機関も、地下鉄・トラム・バスの切符は全て共通。 料金は区間や乗車時間によって18〜26CZK、その他にも大きな荷物は1つ13CZK。 切符を買う手間が省けるし、4〜5回乗れば元が取れるので、1日券@100CZKが便利。 自販機は紙幣使用不可なので、地下鉄駅の窓口で購入。
ちなみに3日券と5日券もありますが、なぜか3日券だけが330CZKと10%割高。 それなら1日券を3枚買えばいいじゃん!って思いません? これは想像ですが、観光客がプラハに滞在する平均日数が3日。 面倒だから1割高くても3日券を買っちゃえ!って心理につけ込んでる?
Florencからトラムで3つ目のUrxova停留所から徒歩1分、Ibis Praha Karlinに到着。7:10に追加料金なしでアーリーチェックインできました。
早速トラムに乗ってプラハ城(Prazsky hrad)へ。 開門時間の9:00に着いたのに、もう凄い人! ポーランドではこんなこと一度もありませんでした。
チケットはA(350CZK)とB(250CZK)がありますが、我々はBを購入。 第3の中庭に入るとすぐに、この聖ヴィート大聖堂(Katedrala sv.Vita)があります。高さは96.6m。 あまりの大きさに、正面からは1枚の写真に収めることが出来ません!
大聖堂の内部。最大の見所はステンドグラス。 アルフォンス・ムハ(Alfons Mucha。フランス語読みはミュシャ)の作品(一番左の写真)もあります。 実際は写真よりもずっときれいです。
聖ヴィート大聖堂を出て第3の中庭を進むと、正面に見えるのが旧王宮(Stary Kralovsky Palac)。 一番の見所はヴラディスラフホール(Vladislavsky Sal)。 奥行き62m、幅16m、高さ13m。花のような模様のアーチ型天井が特徴。 かつては国家的な行事に使われましたが、内装は至って質素。 バルコニーからは市街が一望できます。
旧王宮を出て奥へ進むと、小さなイジー広場に出ます。 その広場に面して建つのが、この聖イジー教会(Bazilika sv.Jiri)。 城内最古の教会で、最初に完成したのは920年。 現在の姿になったのは17世紀に入ってから。
教会内部。音響が良く、コンサートホールとしても使われるそうです。
聖イジー教会を出て更に奥へ進み、左へ入る路地を行くと、小さな家が立ち並ぶ黄金小道(Zlata Ulicka)に出ます。 元は召使いの住まいでしたが、一角に錬金術師が住んだことからこの名が付いたそうです。 現在1階は土産物店、2階(1階は個々の店ですが、2階は全て繋がっています)には武具や甲冑などが展示されています。 右の青い家は、フランツ・カフカ(Franz Kafka)が仕事場として使った家。
黄金小道を抜けて階段を下りると、中世に牢獄として使われたダリボルカ(Daliborka)があります。 左が外観、右は地下牢へ下りる階段。
拷問具も展示されています。
プラハ城からカレル橋(Karluv Most)へ向かう途中で昼食。 入ったのがこのMalostranska Pivnice。 レストランというよりビアホールって感じ。 帰国後に調べたら、Pivniceはパブって意味のようです。 まず籠いっぱいのパンが出てきます。 テーブルに置いてあったプレッツェルも食べ放題?と思ったら、しっかりお金取られてました。(笑)
豚脛肉のローストとグラーシュを注文。 この脛肉のローストが豪快で、ナイフで肉を削ぎ落として、マスタードやケチャップなどで頂きます。 シンプルに塩コショウでも美味。 料理2品にビール500ml×2、ジュース×2、プレッツェル×2で、税サ込み750CZK。
昼食後カレル橋へ。 ガン曇りで写真が暗い! しかも寒い上に橋が一部工事中のせいか、期待していた大道芸人も0。(涙)
左の写真は聖ヤン・ネポムツキー像の台座。 犬に触れると幸運が訪れるという言い伝えがあり、皆そこだけ触るのでピカピカに光ってます。
カレル橋を市街地へ向かって歩き、渡り終えたすぐ右のビルに拷問博物館(Torture Museum)があります。 以前ディスカバリーチャンネルで「処刑と拷問の歴史」という番組を観てから、プラハへ行ったら是非入ってみようと思ってました。入場料は140CZK。
左の2つは、中世で最も多く用いられた「ラック」と呼ばれる体を引き伸ばす拷問具。3つ目は、上の丸い穴に足首を固定して逆さ吊りにする器具。 一番右はトゲトゲが沢山ついている椅子。 各拷問具には使い方の解説や絵が添えられています。
左は肘掛けにトゲトゲがついている椅子。 真ん中の使い方は後ろの絵の通り。右は通称「鉄の処女(アイアン・メイデン)」。 こんな名前のヘビメタバンドがいましたね。 人型の内側にトゲトゲが沢山ついていて、中に人を入れたら蓋を閉じます。痛そう〜!
左は首と手足首を固定する拘束具。真ん中は水責め具。 右はラックの発展版、背中が当たる箇所にトゲトゲがあります。 トゲトゲ多用するな〜。
鉄仮面。これを被せて晒者にし、食料や水を与えず餓死させます。
こちらは処刑具。左は斬首台と斬首用の斧。 真ん中は首を固定してハンマーで頭を砕きます。 右は逆さ吊りにした人を真っ二つに切り裂くノコギリ。
徒歩で旧市街広場(Staromestske nam)へ移動。 これは旧市庁舎(Staromestska Radnice)塔の下に設置されている天文時計(Orloj)。 上は地球を中心に月や太陽、その他の天体の動きを表すプラネタリウムと呼ばれる時計。 つまり天動説の時代に製作されたってことですね。 下は12宮と農村の四季の作業を描いた暦で、1日に1目盛り動くカレンダリウムと呼ばれる時計。 広場で一番の人気スポット、常に黒山の人だかりです。
毎正時になると仕掛けが動くのですが、これが恐ろしくショボい!  死神が鐘を鳴らすと2つの窓が開き、キリストの12使徒がゆっくりと現れては消え、最後に上の窓が開いて鶏が鳴いて終わり。 「えっ? もうおしまい? それだけ?」って感じ。
旧市庁舎塔の頂部は展望台になっていて、プラハ市内を一望できます。 エレベーターがあるので楽チン! 入場料は100CZK。
左:プラハ城
中:ティーン教会(Matka Bozi Pred Tynem)
右:聖ミクラーシュ教会(Kostel sv.Mikulase)
重ね重ね天気が悪いのが残念!
火薬塔を通って共和国広場(Nam Republiky)へ。 広場に面して建つのが市民会館(Obecni Dum)。 有名なスメタナホールはこの中にあります。1階のカフェでコーヒーを飲みながら一休み。 メニューの挿絵がムハ。お洒落〜!
昨晩はバス移動だったし、今朝は早くから動き出したから疲れた!ので、今日は早めにホテルへ戻ってゆっくり休むことに。 地下鉄Florenc駅の隣にあるスーパー「BILLA」で飲み物その他を買って、近くの中華料理屋で海老と野菜の辛炒めをテイクアウト。 海老と〜はライス付きで308CZKと高かったけど旨かった!



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