準備編


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注) 1EUR(ユーロ)=約135円。
   1PLN(ポーランド・ズオチ)=約30円。


「たまにはアジアとか南の島リゾートも・・・」と思いますが、いつ仕事その他の環境が変わって、長期の休みが取れなくなるか分かりません。 大型連休が取れる&旅費を稼げるうちは欧米へ! ということで、今年も早々にヨーロッパ行きが決定。

もしゴールデンウォーク明けの5月末までに出発すれば、6月出発に比べて航空券が1人26000円〜38000円も安い! 去年は諸事情あって6月20日出発となってしまいましたが、今年は2月から根回しして、5月22日出発→6月1日 帰国の11連休を確保!
←ANAの料金表。同じ期間内でも、空席予想によって料金がタイプAからタイプCの3段階に分かれる新システム。 これは、ロンドン・パリ・フランクフルトまでの往復直行便の価格表。

ヨーロッパには、まだ行ってない国や地域が沢山あります。 第一候補は南フランス。 マルセイユでレンタカーを借りて、南仏を6〜7日かけて周遊し、帰りはニースからパリ経由で帰国というルートを考えていたのですが、ナント5月の第4週末はF1モナコGP! こりゃあダメだ。 ということで、第二候補のチェコ・ポーランドへ行くことに。

σ(^^)の初海外一人旅の行き先がチェコとポーランド。1994年8月のことです。 当時は今と比べると東欧の情報は極端に少なく、頼りはチープなガイドブックとトーマスクックのヨーロピアン・タイムテーブル(ヨーロッパの列車時刻表)だけ。 現地では英語が話せる人も少なく苦労しましたが、自分で宿を探し、列車の切符を買って移動。 失敗も多かったけど、思い出に残る楽しい旅でした。 今回は当時行けなかった所は勿論、行った場所も極力再訪する予定!

世界遺産を紹介する某番組で、ケルン大聖堂を見ました。 場所を調べると、ケルンはフランクフルトからICE(インターシティエクスプレス。ドイツの超高速列車)で約1時間の距離。 大聖堂以外これと言った観光施設はないので、日帰りor1泊で十分。 ということでプラハ滞在を1日削って、目的地にケルンも追加!

1月1日〜3月31日購入分まで片道22000円だった欧州路線の燃油サーチャージが、ナント4月1日から3500円に大幅値下げ! 4月〜9月までの航空券は2月に発売開始されましたが、その時点で購入すると改定前のサーチャージが 加算されてしまいます。 それはあまりにも馬鹿らしい! ということで、航空券購入は4月1日まで待つことに。 日付が変わってANAのウェブサイトが更新されるのを待ってすぐにアクセス。ところが・・・。

帰りのフランクフルト→成田便のスーパーエコ割WEB枠が満席になってる! 昨日までいっぱい空席があったのに!! おそらく旅行社からの団体予約がドサっと入ったんでしょうね・・・。 エコ割14枠なら空席がありますが、これだと往復約25万円になってしまうので問題外。 仕方なくケルン行きを諦め、最初の予定通りプラハに3泊して、パリ経由便で帰国することに。

航空券の詳細。マイレージの関係で今回もANA(スターアライアンス)。 行きが成田→フランクフルト→クラコフ、帰りがプラハ→パリ→成田のオープンジョー。 オープンジョーとは、行きの到着地と帰りの出発地が異なる航空券のこと。 行きのフランクフルト→クラコフはポーランド航空、帰りのプラハ→パリはエールフランスのコードシェア便です。
価格はスーパーエコ割WEB(一番安い早割チケット)で、航空券112400円+諸費用25770円で計138170円。 諸経費には、各国の空港施設利用料や税金、往復分の燃油サーチャージや航空保険料が含まれています。

←ANAのWebSite。目的地や搭乗日を入力すると、経由地や料金が簡単に検索できます。

次はホテル探し。ヨーロッパへ行くと昼夜を問わず観光で出歩くため、ホテルはほとんど「寝に帰る」だけ。 なので安宿で十分なのですが、最近歳のせいか、あまりにもチープな宿だと疲れが取れません。 せめて日本でいうビジネスホテルクラスには泊まりたい!  そこで今回は、クラコフを除く全ての都市で、アコー(Accor)グループのイビス(Ibis)ホテルに泊まることに。 このホテルは、例えるなら日本全国の駅前に建つ「東○イン」と同じくらいのレベルです。

まずはクラコフ。クラコフにもイビスホテルはありますが、今回はホテル・ポルスキ(Hotel Polski)に 泊まることに。 このホテルは15年前、一人旅した時に泊まったホテル! 場所は中央駅から徒歩5分、フロリアンスカ門のすぐ近く。 室内も改装されてきれいになっているようなので、再泊してみることに。 当時の宿泊費はシングル1泊28USDでしたが、現在は375PLN。15年間約4倍(!)になった計算です。
今回予約したのはダブル。1泊税サ・朝食込みで525PLNですが、ネットで予約すると15%割引の446PLN。 予約はホテル直。

←ホテルの看板とフロリアンスカ門。HOTEL POLSKIのWebSiteより。
次はワルシャワ。Ibis Warszawa Centrumを予約。 ホテル直、20日以上前予約の早割、変更・キャンセル不可の条件で、ダブル3泊、朝食別で189×3+税金39.69の計606.69PLN。 場所はトラムのOkopowa停留所から歩いてすぐ。OkopowaはWschodnia(東駅)やOchota(オホタ駅)、旧市街広場まで乗り換えなしで行ける、とても便利な停留所です。
15年前に行った時はビジネスホテルに1泊、バックパッカー向けの民宿に1泊しました。 ビジネスホテルのシングル1泊の値段は、当時の日本円で約6000円でしたが、とてもとてもそれに見合う価値なし。 そこで翌日はバックパッカー向けの民宿(1泊約900円)に泊まりましたが、そこは団地の1室だったので、今となっては場所も分かりません。 そんな訳で、どちらも再泊なしです。

ホテル外観。某ホテル予約サイトより。→
最後はプラハ。Ibis Praha Karlinを予約。ホテル直、20日以上前予約の早割、変更・キャンセル不可の条件で、ダブル3泊、朝食別で59×3+税金15.92の計192.92EUR。 場所はワルシャワからの夜行バス(後述)が着くFlorencからトラムで3つ目のUrxova停留所から徒歩1分、地下鉄Krizikova駅から徒歩5分。 ちなみに同じIbisでも、旧市街地にある(共和国広場近く)Ibis Praha Old Townは、同じ条件で274.68EUR。
15年前にプラハを訪れた時に泊まったのは、ヴァーツラフ広場沿いに建つAmbassador Zlata Husa。当時シングル1泊の値段は確か14000円くらいでしたが、今は早割でも183EUR。 ツインは早割で195EURなので3泊で585EUR。Ibisの3倍じゃあ高くて泊まれません!

←ホテル外観。某ホテル予約サイトより。

今回の地上移動は、クラコフ→ワルシャワが列車で、ワルシャワ→プラハが夜行バス。 調べたら列車も夜行バスもネットで予約可能、しかも全て予約手数料不要。 手数料がかからないなら、事前に予約した方が◎。 現地へ行ってチケットの心配をせずに済むのは心強いし、時間の節約にもなりますからね!

クラコフ〜ワルシャワ間を3時間で走る特急列車IC(インターシティ)は、「e-IC」で予約可。 手順は、Login名とパスワードその他を登録→日時と乗車・降車駅を入力して検索→希望の列車が見つかったら カーゴクラスと座席を指定(ICは基本全席指定)→クレジットカードで支払いを済ませたらプリンターでチケットを印刷。
15年前もこの列車に乗りましたが、2等車のコンパートメントはとても狭い8人掛けで、その状況は今も変わっていないようです。 そこで今回は、6人掛けの1等車を予約。 西欧では2等車=6人掛け、1等車は通常4人掛けが一般的なんですけどね。

←プリントアウトしたチケット。A4の普通紙にインクジェットのプリンターで白黒印刷しただけ。 運賃は大人1名141PLN。 ちなみに2等車の運賃は107PLN。日本円で1000円ほどしか違いません。
ワルシャワ〜プラハ間の夜行バスを運行するのはユーロライン・ポーランド。 こちらもネットで予約可。手順は上記のe-ICとほとんど同じ。 最初にLogin名やパスワードその他の登録が不要なので、こちらの方が簡単・気軽に検索できます。 ワルシャワ→プラハのバスは、月・水・金の週3便しかないので注意。
プリントアウトしたチケット。 こちらもA4の普通紙にインクジェットのプリンターで白黒印刷。運賃は大人1名130PLN。 金曜は少しだけ割高になるようです。→
その他のローカル列車・バスの切符は、その都度現地で購入することに。 時刻表や料金は↓のサイトで検索可能です。


PKP検索: ポーランド国内鉄道検索。英語ページあり。

MPKクラコフ: クラコフ交通局。英語ページなし。最も役に立つ市内の路線図はこちら

DP-プラハ: プラハ交通局。英語ページあり。

CSAD: チェコの国営バス会社。英語ページなし。



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