滞在記 第9日目
(2015年5月29日 金曜日)


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注) 1EUR=約138円。
朝食は、屋上のテラス席。 ホテルは斜面を利用して建てられていて、テラスからは海と町が見渡せます。 フルーツやデザートもありました。
今日も朝から快晴! ってことで、早速行動開始。8:00にホテルを出発。
マッツァーロ海岸(Lido Mazzaro)近くの駐車場に8:15着。 まずは遊覧ボート乗り場へ。 浜辺まで下りていくと、早速「1人30EURでどう?」という客引きが。 相場は25EURと下調べ済みなので、「2人で50EURなら」って言ったら速攻でOKの返答。 すぐに乗り込んで出発です。
まずは「青の洞窟」へ。 ネットには「本場カプリ島(Isola di Capri)に比べると、かなりショボい」って書かれてたけど、実際はそんなに悪くないです。 陽が当たる時間を予め調べていけば、もっときれいに見えるかも。
海から見たタオルミーナ(Taormina)。大聖堂(Cattedrale)とマドンナ・デッラ・ロッカ教会(Madonna della Rocca)とアタホテル・カポタオルミナ(Atahotel Capotaormina。タオルミーナを代表する高級ホテル)。
昨日は雲に隠れていたエトナ山(Etona)が、今日はくっきり見えます! 長い裾野は赤城山、噴煙を上げる山頂部は浅間山に似てます。って思うのは、北関東在住者だけ!?(笑)
水深と光の当たり具合によって、海の色が蒼かったりエメラルドグリーンだったり。 右の写真は「象岩」と呼ばれている岩。確かに象に見える! 遊覧は1時間ほど。
海岸を歩いてイソラ・ベッラ(Isola Bella)へ。 潮が満ちてくると島へ渡る道が水没してしまうようですが、まだギリギリセーフ状態。 先ほど乗った遊覧ボートのキャプテンから「島の中に入れるから行ってみるといいよ」って言われたので、渡ってみることに。
現在はイゾラ・ベッラ自然博物館(Museo Naturalistico di Isolabella)としてシチリア州が所有していますが、1980年代までは個人所有だったそうです。
最後の所有者だったメッシーナの実業家・ボスルジ兄弟が所有していた時代には、富豪オナシスや、女優ソフィア・ローレン等も訪れたというから驚きです。 陸地から見えない海に面した島の反対側には、視界を遮るものがなく爽快な気分を味わえる絶景テラスがあります。 入場料は8EUR。
徒歩で駐車場へ。駐車料金は、最初の1時間が2EUR、以降1EUR/1h。 車がない人は、タオルミーナからマッツァーロ海岸までロープウェイを利用するのが一般的なようです。 料金は片道3EUR。 基本的には15分に1本間隔ですが、混雑時はもっと頻繁に運行されるそうです。
アウトストラーダに乗ってメッシーナ(Messina)を目指します。 イタリアも含めてヨーロッパの高速料金はとても安く、日本の1/5くらい。 出口の料金所で係員のいるブースで現金で払いたい場合は、この看板に並びましょう。
まずは、毎日正午に動き出すカラクリ時計を見に大聖堂(Duomo)へ。 それまでにはまだ時間があったので、先に内部から見学。
外へ出ると、ドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)には続々と人が集まってきます。 ノルマン様式の大聖堂に鐘楼(Campanile)、鐘楼の前にあるのがオリオンの噴水(Fontana di Orione)。
正午を刻むと同時に、世界一大きいと言われているカラクリ時計が動き始めます。 まず旗を持ったライオンが雄叫びを上げながら動き、その後すぐ下の鳥の像も動き出し、シューベルト作曲の「アヴェ・マリア」が流れます。 続いて下の人形が動きますが、これにまつわる物語は長くなるので省略。 なかなか見応えのある内容でした。
メッシーナはイタリア本島からの玄関口。海峡の向こうにイタリア半島が見えます。 その海峡に向いて建っているのが、ネプチューンの噴水(Fontana del Nettuno)。 昔から海峡には、シッラ(Scilla)と言う海の怪物と、渦巻きを起こして航海を妨害するカリッディ(Cariddi)という伝説がありました。ネプチューンはこれらを抑える、海の神なのです。
サヴォカ(Savoca)へ向かう途中、高速道路のSAで遅い昼食。 カツレツサンドを1つ買って、2人で食べました。お値段4.3EUR。 ここに限らずイタリアの食堂で何か買う時は、まずレジで欲しい品物を注文して清算し、そのレシートをカウンターへ持って行って品物を受け取るのが一般的。 レジとカウンターが離れている時は、商品を指差しながら「これとこれ」っていう手段が使えないので不便。
カーナビに従って山道を進むと、道はどんどん細くなって、もう少しって所で通行止めに。 ナント崖崩れで道が崩落してましたが、ここまで来て諦めるわけにはいかないので、よじ登って突破。
歩くこと約1.5km、σ(^^)が今回の旅行で2番目に行きたかったバール・ヴィテッリ(Bar Vitelli)に到着。 ここは映画ゴッドファーザー(The Godfather)PartT」の中で、アポローニャの父親が経営するバールとして登場。明日の現地ツアーでも訪れる予定ですが、どうしてもアル・パチーノ(Al Pacino)演じるマイケルが座ったのと同じ場所に座りたくてやって来た次第。ちょうど空席だったので、冷たい飲み物で喉を潤すことに。
映画のシーン。 入口のアーチと、左の看板が当時のまま。
ホテルへ戻って、夕食は安くて旨いと評判のトラットリア・イル・バッカナーレ(Trattoria Il Baccanale)へ。 昨日店前を通った時、外に店員がいたから予約しておいたけど、それほど混んでませんでした。 座って間もなく、オーダーしてない料理が運ばれてきたので、「こんなの頼んでないよ」って言ったら、「これは無料です」って返答。 どうやら、お通しのようなモンらしいです。
シチリア風ソーセージ、魚介サラダ、イカの詰め物、小海老とピスタチオのパスタ。 これに1/2Lの赤ワインとミネラルウォーターで70EURでした。
夜の町をブラブラ。山の上に見えるのが、マドンナ・デッラ・ロッカ教会。 雲煙を上げるエトナ山もくっきり見えます。 右はホテルの外観。先にも書いたけど、ホテルは斜面を利用して建てられているので、道に面したフロントは4階になります。 ホテルへ戻って、帰りの飛行機をネットでチェックイン。 フロントのお姉さんに、Eメールで送られてきた航空券をプリントアウトして欲しいって頼んだら、快く引き受けてくれました。
本日の走行距離は、マッツァーロ海岸の駐車場まで5km、メッシーナまで50km、バール・ヴィテッリまで44km、ホテルまで21km、計120kmでした。



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