滞在記 第1日目
(2003年4月28日)


成田発11時30分、エア・タヒチ・ヌイ77便でパペーテへ出発。 日本からタヒチまでの直行便は、現在エア・タヒチ・ヌイのみで、 成田から週3便(うち1便は関空を経由)を運行する。 成田からの直行の場合、所要時間は約11時間。
エア・タヒチ・ヌイは仏領ポリネシア初の国際線航空会社で、 日本での営業総代理店はエール・フランス。 機材はエアバスA340−200。この機はGE/スネクマ社製 CFM56−5C2Fエンジン4基を搭載。 最大航続距離12200Kmを誇るエアバス社の新鋭機だ。
各機にはそれぞれ「ボラボラ」「ランギロア」など、タヒチを代表する島の名前がつけられており、また 尾翼やウイングレットには、タヒチの国花でもある純白の花「ティアレ・タヒチ」があしらわれている。
機内は全エコノミークラス席にもパーソナルTVを搭載。シートにはヘッド・フットレストも 装備されている。

タヒチで最も有名な「ヒナノ・ビール」が飲めるのも嬉しいサービスだ。
機内食も悪くない。
もっとも、どの航空会社の機内食も不味いと思ったことはないが。(笑)
それにしても空いていた! ゴールデン・ウィークだと言うのに 空港も飛行機もガラガラ。今年は曜日の巡り合わせが悪い上、 新型肺炎SARSの影響も大きいのだろう。 286席ある飛行機も、50人ほどしか乗っていなかった。

順調な飛行でパペーテには定刻に到着。 ここからは国内線(エア・タヒチ)に乗り換え、ボラボラ島へは 中型プロペラ機で約45分。日本から到着する便と出発時間が リンクしているため、待ち時間は1時間足らずと快適。 機材はATR72。
今回泊まったホテルは「ソフィテル・コラリア・モツ」。 1999年、ソフィテル・マララの沖合にある小島に建てられた、 ボラボラ島でも新しいホテル。 空港からは専用ボートで約20分。 日本人スタッフも常駐しているため、言葉に自信のない人でも安心。
自然を最大限に活かした造りとなっているため、プールやタヒチ アン・ショーなどは一切なし。これらの施設を利用したい場合は、 対岸のマララへ移動することになる。マララまでは専用ボートで 2分ほど。今回はイースター島行きを組みあわせた9日間のツアーに参加 したため、ボラボラ滞在は僅かに3日。部屋はデラックス・バン ガローと水上バンガローの両方に1泊ずつすることにした。 初日の今日はデラックス・バンガロー。

写真はモツ全景。
まずはデラックス・バンガローの室内。
キングサイズのベッドと大きなソファーがあり広さも十分。 パウダールームも使いやすくアメニティ類も充実。バスルームは湯量もたっぷりな上、 排水が良いのが嬉しい。但しバスタブはなし。
部屋に通されたのが7時30分。すぐにでも着替えて遊びに 行きたかったが、長旅のせいか私もカミさんも疲れ気味。 無理して体調を崩してしまったら元も子もないので、2時間ほど 仮眠を取ることにした。考えたら飛行機の中でも1時間しか寝て いない。ベッドに体を横たえたら、すぐに眠りに落ちてしまった。

写真はお約束のウェルカム・フルーツ。 東南アジアのような独特のフルーツはないが、味と量は◎。 ウェルカム・ドリンクは冷たいココナッツ・ジュースでした。
バンガローのテラスから。
モツにはデラックス・バンガローが10棟ある(水上バンガローは 20棟)が、中でも見晴らしの良い丘に建つバンガローに人気が 集中している。残念ながら事前の部屋指定は出来ないシステム となっているが、今回運良くその部屋に泊まれた。
後日談だが、モツと付き合いの深い旅行社を経由して予約を 入れると、かなり高い確率で泊まれるらしい。
デラックス・バンガローを外から見たところ。
沢山の木で覆われているため、プライバシーも万全。
写真中央左が、今回泊まった104号室。
ひと眠りした後、昼食は日本から持参したインスタント雑炊。これが疲れた胃にも やさしく、なかなかGOOD。 そしてホテルの島に隣接するコーラル・ガーデンへ。 ここはボラボラ島でも有名なシュノーケリング・ポイント。他のホテルに宿泊している人も、 わざわざここまでやって来るほどだ。 ホテルの桟橋からはカヤックで10分ほど。このカヤックは、ホテルの宿泊客なら無料で 借りられる。水中メガネとシュノーケルも無料で借りることができるが、 使い込まれてゴムが劣化しているものが多いので、これだけは日本から持っていく 方が良いだろう。
モツを選んだのは、このコーラル・ガーデンが決め手だった。 と言うのも、以前モルディブのフォーシーズンズに泊まった時、 設備やサービスは満点だったが、唯一ハウスリーフだけが ショボかった。その時、次回泊まるリゾートホテルは、絶対に 珊瑚&魚ポイントを重視しようと決めていたのだ。

さて結果は・・・。素晴らしい! パンを撒くと、色とりどりの 魚がすぐに寄ってくる。アっと言う間にまわり中が魚だらけに なってしまった。ここはお薦めポイントである。
毎食ホテルのレストランで食事をしていたら、最後に渡される請求書を見て目玉が飛び出ることは 間違いない(笑)。そこで強い味方となるのが、マララを出た前の道を左へ歩いて5分ほどのところ にある「ティアレ・マーケット」。アルコール類、パン、ハムやスモーク・サーモンなどが 豊富に売られており、常に地元の人たちで賑わっている。食事代を節約したい旅行者にとっても 頼もしい存在だ。

写真はモツの丘の上「ビュー・ポイント」から見た夕日。
本日の天気:晴れ時々スコールのち曇り。



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