滞在記 第2日目
(2005年8月14日)
注) 1GBP(イギリス・ポンド)=約210円。
ホテルの朝食。このホテルの朝食はルームサービス方式で、時間を指定すると 部屋まで届けてくれる。メニューはパンとクロワッサン、ヨーグルト、 オレンジジュースにコーヒー or 紅茶。部屋には朝食に関する日本語の 説明書きがあった。
3日間有効のトラベルカードを購入。ゾーン1と2の地下鉄や路線バスなどが乗り放題で、 お値段15GBP。
ロンドンの地下鉄は、ゾーンによって乗車料金が異なる。ゾーンの区分は、 市の中心部が1で、郊外へ向かうに従い2〜Dとなる。料金は同一ゾーン内なら均一料金、 郊外へ向かってゾーンの数が増えるほど高くなる。今回泊まったホテルがある ハマースミス駅は、市の中心部から少し外れているので、ゾーンは2。 ヒースロー空港はゾーン6だ。
午前8時30分に地下鉄ウェストミンスター駅に到着。写真を撮りながら、 ブラブラと歩いてロンドン・アイへ。直径135mを約30分で回る観覧車。 料金は大人12.5GBP。かなり混雑するので、チケットは予めインターネットなどで 購入しておいた方が無難だと聞いていたが、この日は僅か15分間並んだだけで、 あっさり買うことができた。
上空から見える風景。
左:ビッグ・ベンと国会議事堂。
右:バッキンガム宮殿。
左:ウェストミンスター寺院。
右:国防総省。
左:首相官邸。
右:セント・ポール大聖堂。
1つのカプセルには220人以上が乗れる。ロンドン・アイは英国航空が 運営しているため、チケットは「ボーディング」、受付は「チェックイン」、 乗車は「フライト」などと呼ばれている。
ロンドン・アイからビッグ・ベンと国会議事堂へ。今回は入らなかったが、 国会議事堂の内部は見学可能。
ウェストミンスター寺院は、国会議事堂のすぐ隣。ゴシック様式の建物や ドアの造りは、とても重厚で歴史を感じさせる。英国王室教会であり、 ダイアナ元皇太子妃の葬儀も、ここで執り行われた。
西扉の上部には、20世紀のキリスト教徒殉教者10人の像が。 内部の見学も可能だが、日曜・祝日とミサ中はNG。
その後、テムズ川のウェストミンスター・ピアからグリニッジ・ピアへ向かう クルーズ船に乗船。船からはロンドンの観光名所を数多く見ることが出来る。 所要時間は約50分で、料金は大人6.8GBP。写真はロンドン塔。
左:戦艦ベルファスト号。現在は横浜港の氷川丸と同じように係留され、 内部が公開されている。
右:ロンドンのランドマークとも言えるタワー・ブリッジ。
グリニッジ・ピアには、ウイスキーの名前にもなったカティーサーク号が 係留されている。19世紀に中国から新茶を運ぶために造られた3本マストの 高速帆船。
これがグリニッジ天文台。天文台としての役割は1998年に終えているが、 今でもここが子午線0度であることに変わりはない。子午線とは同一経度の地点を 結んだ架空の線のこと。つまり、ここを中心に東半球と西半球に分かれている。
参考までに、子午線という名称は日本の北を表す「子」(ネズミ)から、南を表す 「午」(ウマ)を結ぶ線という意味。
左:建物の壁に引かれた、子午線0度を表す赤いライン。
右:地面に引かれたラインの東西には、各都市の位置が書かれている。 東京は東経139度45分。
昔は中央に見える赤いボールが上昇し、午後1時になると写真の位置まで 落ちた。それを見て時刻を知ったり、時計を合わせたそうだ。
左:これが世界の基準子午線であると書かれた看板。「子午線の中心。 北緯51度28分38秒。経度0度0分0秒」と書かれている。
右:グリニッジと言えば、もう一つ有名なのが世界標準時(GMT)。 この24時間計は、天文台入口に設置されている。
昼食に飲んだ温かい野菜のスープ。温かいスープが美味しいと思うくらい、 この日は気温が低かった。 イギリスの8月の気候は、日本の5月くらい。最高気温21.4℃、 最低気温13.2℃、平均気温は15.9℃(東京はそれぞれ30.8℃、23.6℃、26.7℃)。 しかも日差しが強くても湿度は低いので、ほとんど汗をかくことはない。
メインはお約束のフィッシュ&チップス。写真では分かりづらいが、 白身魚のフライの大きさもポテトの量も半端ではない。イギリスでは4人に1人が 肥満だと言われているそうだが、こんなに食ったら太るは当たり前だっちゅ〜の!
野菜のスープ×2、フィッシュ&チップス×2、1リットルの ミネラルウォーター×1で19.9GBP+チップ2GBPで計21.9GBP。
グリニッジからロンドン市内まではDLR(ロンドン東部を走る郊外電車)を利用。 これもトラベルカードで乗り放題。終点のタワーヒル駅からロンドン塔までは 徒歩数分。ロンドン塔の入場料は大人14.5GBP。
入城してすぐ右にあるのが「裏切り者の門」。その恐ろしい名前が示すように、 かつては処刑される者がこの門を通った。
城内の案内役を務めるビーフィーター。ジンの銘柄に同名のものがあるのを ご存じかな?
ジュエル・ハウス。眩い光を放つ宝石を「これでもか!」というくらい使った 王冠や、たまご大のダイヤモンドが埋め込まれた杖など、王室の宝飾品が 多数展示されている。館内は写真・ビデオ撮影禁止。
アーチ形状が美しい、ホワイト・タワー内の礼拝堂。
武器展示室。人間だけではなく、馬にも甲冑が装具されている。 これじゃあ馬も重くて大変だっただろうな〜。
左:甲冑の重さはどれくらいあるのかな?
右:ホワイト・タワーの外観。
タワー・ブリッジはロンドン塔のすぐ隣。車でも徒歩でも通行可。入場料を払えば、 塔の上部(展望台)に昇ることもできる。
地下鉄でセント・ポールへ。 セント・ポール大聖堂は世界で2番目に大きな教会。そのため、全景を1枚の写真に 納めるのはとても無理。チャールズ皇太子と故ダイアナ元妃が結婚式を挙げた ことでも有名。
セント・ポールからトラファルガーまではバスを利用。 トラファルガー広場に面して建つのがナショナル・ギャラリー。 レオナルド・ダ・ヴィンチから、モネ、ゴッホなど多くの作品を収蔵。 入場料はタダ!

トラファルガー広場は、昔「進め!電波少年」の猿岩石による 元祖ヒッチハイク企画のゴール地点になった場所だ。
トラファルガー広場の中心に建つネルソン提督の像(写真を撮るのを忘れた!) の周囲に配されたライオン像。三越デパート入口のライオン像のモデルにも なっている。
トラファルガー広場からコベント・ガーデンへ。大道芸人も多数いたが、 面白いものは一つもなし!
夕食は中華街。中華街は世界中どこにもあり、安くて旨いものが 食べられるから助かる。
本日のメニューは、ワンタンメンに卵チャーハン、豚肉のチリ&黒コショウ炒めに ビールで11.1GBP+チップ1GBPで計12.1GBP。
今回入った店は、安くて旨くて量も十分と評判の「ワン・ケイ」。 場所は西側に建つ中華門のすぐ近く。



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