滞在記 第5日目
(2005年8月17日)
注) 1GBP(イギリス・ポンド)=約210円。
   1マイル=約1.6km。
7時にホテルを出発し、高速に乗って北へ向かう。嬉しいことに、イギリスの 高速道路は、ほんの一部区間を除いて全線無料! 制限速度は 時速70マイルだが、100マイル以上で流れている場所も。しかし日本を出発する前、 イギリス人の知人から「高速道路では速度取り締まりをやっているので要注意」と 聞かされていたので、おとなしく時速80マイルほどで巡行した。
ロンドンからA4→M4→M25→M40(A:幹線道路、M:高速道路。数字は路線番号)と 乗り継ぎ、途中休憩も入れて9時30分にウォーリック城に到着。 中世に建てられたこの城は、イングランドで最も気品高い城と言われている。
豪華な広間から地下牢、拷問室まで見学できるが、最もきれいなのは、塔上から 見た城全体の姿と手入れの行き届いた庭。
城下町も一望できる。入場料は大人16.95GBPで駐車料金が3GBP。 日本語もあるオーディオ・ガイドのレンタル料金は2.95GBP。
ウォーリックからA429→A46→A439と走り、シェイクスピア生誕と永眠の地、 ストラトフォード・アボン・エイヴォンへ。写真はシェイクスピアの生家。 生家があるヘンリー・ストリートの両サイドには、多数の関連書籍やグッズを 売る店が軒を連ねる。
ロイヤル・シェイクスピア劇場(写真)周辺の公園は、多くの人々で賑わっていた。 またすぐ近くを流れるエイヴォン川では、遊覧船に乗ることもできる。
昼食はパブへ。ここに限らず、イギリスはどこへ行っても中華やイタリアン、 ファーストフード店が多く、イギリス料理(なんてもんがあるのかな?)を 食べさせる店はない。少しでもイギリスらしい料理を・・・。ということで、 結局注文したのがフィッシュ&チップスとジャック・ポテト。 コーラとセブン・アップも頼んで11.42GBP。
ストラトフォード・アボン・エイヴォンからB4632(B:地方道)でブロードウェイへ。 ハイ・ストリートには、古い石造りの家を生かした雑貨店やアンティークショップが 立ち並ぶ。
郊外の丘に建つブロードウェイ・タワー。18世紀に建てられた、高さ20mほどの塔。 塔内はビクトリア時代の芸術家ウィリアム・モリスの博物館。
ブロードウェイからチッピング・カムデンへ。町の中心部へ向かう途中にあった 古い家。特徴的な屋根は、この地域特有の茅葺き。この家と周辺に数件しか 見ることが出来なかった。
中世に羊毛産業の中心地として栄えたチッピング・カムデン。 メイン・ストリートには、土産や雑貨店、アンティークショップにホテルなどが 立ち並ぶ。
町の中心に残っている、昔のマーケット・ホール跡。建てられたのは1627年。 天井の木組みも当時のまま。
チッピング・カムデンで最も有名なコッツウォルズ・ホテルの中にある 螺旋階段。3階から階下をパチリ。初めてガイドブックでこの階段を見た時から、 是非実物を見たいと思っていた。場所はマーケット・ホール跡のすぐ近く。 宿泊者でない者がホテル内に入る時は、一言許可を得るのをお忘れなく!
チッピング・カムデンからB4081→A44→A424→A429と走り、いよいよ本日の最終目的地、 ボートン・オン・ザ・ウォーターへ。村の中央を流れるウィンドラッシュ川と、 そこに架かる石橋が有名。川沿いの道は散歩に最適!
本日の宿、ダイアル・ハウス・ホテル。室内はシンプルだが、 隅々まで清掃されていて、とても清潔。
庭も手入れが行き届いている。
ホテル内のレストランは朝食のみ。というわけで、近くにある オールド・マンズ・ホテルのBARへ。まずはイングリッシュ・ビールで 乾杯(カミさんは下戸なのでジュース)。イングリッシュ・ビールは、 ラガー・ビールと製法が違うため少々ぬるいが、なかなか味わい深い。 軽く2パイントを飲み干す。1パイント2.35GBP。
BARのテラスは川に面している。こんな景色を見ながら飲むビールも、 また格別だ。
夕食は何を食べようかと考えながらメニューを見ていると、一つだけ 何だか分からない料理が。どうせならそれを頼んでみようとなり、 出てきたのが下の写真手前の料理。厚切りレバー(何のレバーだか不明)の ソテーとタップリのマッシュド・ポテト。煮たり焼いたりしたレバーは あまり好きではないが、このレバーは新鮮で、とても美味だった。
写真では分かりにくいが、レバーもマッシュド・ポテトも超大盛り。 おまけに、写真右側に写っている付け合わせの温野菜の中にも、これまた タップリのジャガイモが・・・。写真奥はカミさんが注文したコテージ・パイ。 ラガー・ビールを1パイント追加して、会計は21.7GBP。
夕食後、夜の町をぶらっと一回りしてホテルに戻った。

本日の走行距離152マイル。



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