滞在記 第6日目
(2005年8月18日)
注) 1GBP(イギリス・ポンド)=約210円。
   1マイル=約1.6km。
ホテルの朝食。左はオーガニックのシリアル、右は白身魚と卵のソテー。
こちらはカミさんが注文した伝統的なイングリッシュ・ブレックファースト。 この他にトーストとコーヒー(または紅茶)が付く。
朝食後にモデル・ヴィレッジへ。ここはボートン・オン・ザ・ウォーターの 町並みを1/9サイズで再現したテーマ・パーク。行ったことないけど、 多分「東武ワールド・スクエア」と同じ感じだと思う。 入場料は大人2.75GBP。写真は昨日泊まったダイアル・ハウス・ホテルの1/9モデル。
昨日夕食を食べたオールド・マンズ・ホテル。左が実物で右が1/9モデル。
オールド・マンズ・ホテルの隣にあるモーター・ミュージアム。 左が実物で右が1/9モデル。
教会。左が実物で右が1/9モデル。
人と比べると、これくらいの大きさ。
ハイ・ストリートに面した公園に建つ記念碑。 左が実物で右が1/9モデル。
ホテルをチェックアウト後、ストウ・オン・ザ・ウォルドへ。この町も かつては羊毛産業で栄えたが、現在はザ・スクエア(写真)を中心に50を 超えるアンティーク・ショップが軒を連ね、毎日世界中から多くの アンティーク・ファンが訪れる。
昼食はティー・ルームへ。カミさんが頼んだアフタヌーン・ティー・セットは、 紅茶とスコーンで3.95GBP。私は朝食を食べ過ぎて(普段は全く朝食を 取らない)お腹が空かないので、冷たいアップル・ジュースを飲んで終わり。
ストウ・オン・ザ・ウォルドからロウワー&アッパースローターへ。 ロウワーとアッパーは、アイ川で結ばれた2つの小さな村のこと。 いずれの村にも民家が数十軒あるだけで、店やレストランなどは殆どなく 観光客も少ない。イギリスの田舎町を散策したいという人にはオススメ。
左:広い庭園を有するロウワー・スローター・マナー。マナーとは、 かつての貴族の邸宅や別荘を改装したホテル。
右:オールド・ミル・ミュージアム。
オールド・ミル・ミュージアムの古い水車小屋。中は博物館とショップに なっている。
左:アッパー・スローターのローズ・オブ・ザ・マナー。
右:小川の畔に建つレンガ造りの家々。
スローターズからA429を南へ下り、途中から田舎道を走ってバイブリーへ。 ウィリアム・モリスによって「イングランドで最も美しい村」と讃えられた バイブリーは、コッツウォルズ観光のハイライト。ライム・ストーンで 造られた家々が立ち並ぶアーリントン・ローは必見。
おとぎ話に出てくるような家並みが丘の上まで続く。 無人だとばかり思っていたが、今でも人が住んでいる。
村で唯一のスワン・ホテル。創業は17世紀にまで遡る。ホテル前の 小川には本物の白鳥も。
ここバイブリーに限らず、イギリスの塀はどこもこんな感じ。 石を積み上げてあるだけで、もちろん鉄筋など入っていない。 これで大丈夫なのだから、やはり地震がない国ならでは。
バイブリーからB4425→A429→A433でバースへ向かう途中、 テットベリーという町に入った。すると駅前通りの両側に、数軒の アンティークショップを発見。おかげで1時間ほどカミさんの買い物に 付き合わされるハメに・・・。まあ、カミさんが掘り出し物を安く買えたと 喜んでいたから良しとしよう。

テットベリーからA433→A46→A4でバースへ向かう。途中で給油したが、 イギリスはガソリンがメチャクチャ高い。 無鉛レギュラーガソリンが1リットル0.9GBP前後。それと日本と違い、 ディーゼル車用の軽油の方がガソリンよりも高く、1リットル0.95GBP前後もする。

バースに着いたのは19時頃。まずは今日の宿探しから。
B&Bを探すが、なかなか見つからない。たまに見つかっても、既に時間が 時間だけに空き部屋がない。

どうしようかと悩んでいる時、信号待ちの車から見えたのが、この カウンティ・ホテル。料金はダブルルーム・朝食付きで100GBP。 予算オーバーだが、これから改めて安宿を探すのも大変。見つかる 保証もないし。というわけで、本日の宿はここに決定。
チェックイン後に改めて地図を見ると、このホテルは市内の中心部にあり、 バースの主な観光スポットまで歩いて行けることが判明。部屋もとても きれいだし、これなら1泊100GBPは納得。 実はこのホテルを見つけるまで、しばらく車で走り回ったので、 自分ではもっと郊外にいるものと思い込んでいたのだ。
部屋に荷物を運び込み、早速歩いて中心部へと向かった。写真はバースで 最も有名なパルティニー橋。

パルティニー橋の近くにパブを発見。外にフード・メニューの看板が あったので入ってみたが、今日は食べ物は一切ないという。
さてどうしようかと思った時、パブの店員から「隣のトルコ料理屋と、 道を挟んだ反対側にあるイタリアン・レストランがとても美味しい」 と教えられた。「イギリスでトルコ料理?」と思ったが、イタリアン よりはいい。他にあるのはファーストフード店か、 如何にも高そうなレストラン。
そんなわけで、今日の夕食はトルコ料理に決定。店名は「マルマリス」。 マルマリスとは、トルコの有名なリゾート地の名前。 日本では殆ど知られていないが、ヨーロッパではかなり有名。

左がミックス・ケバブで、右が若鶏のグリル。どちらも食べきれないほどの量で 味もGood。ビール×2とレモネードも注文。デザートとピタも付いて、 合計23.05GBP(サービス料込み)。
「もう食えね〜」ってくらい食べたのに、ホテルに帰ってBARへ直行。 たらふく食べてもビールは別腹(笑)。ギネス・ビール1パイントと カミさんがオレンジジュースを頼んで、計4.1GBP。

ここThe County Hotelは、 全英旅行者協会やRAC(王立自動車クラブ)から数々の賞を受賞していることが、 ホテルに戻ってから分かった。AA(イギリス自動車協会)からは「2001年イギリス国内の 最優秀ホテル」にも選ばれている。RACとAAによるホテル格付けは5つ星。
部屋に戻ると「2005年版イギリス・アイルランドの カントリーハウスとスモールホテル」と題す200ページ以上の 写真入りガイドブックが置いてあったが、そのトップページに 紹介されていたのがこのホテル。そんなに有名なホテルだったとは!
写真は部屋から見た夜景。右側の明るくライトアップされているのが バース寺院。

本日の走行距離90マイル。



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