滞在記 第1日目
(2012年4月6日 金曜日)


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注) $1(USD・USドル)=約85円。
カミさんにJRローカル線の最寄り駅まで送ってもらい、高崎で普通電車に 乗り換えて上野→山手線で日暮里→京成電鉄の特急で成田空港第2ターミナル駅へ。 これが自宅から成田空港へ行く最も安い方法で、所要時間は乗り換えを 含めて3時間33分、料金は2890円。

空港に着いたのが9:20。ところがカウンター前には長蛇の列で、チェックインを 終えたのが9:55。そこから両替を済ませて、4階のIASSラウンジ(クレジット会社が 共同で運営しているラウンジ)で無線LANに繋げて メールチェックしてたら10:15になってしまったので、今回は恒例の展望デッキは パス。余裕を持って行動したつもりが、結構忙しかった! しかも、もし途中で 電車が遅れたりしたら、ギリギリどころか間に合わない可能性も。次回からは、 空港到着3〜4時間前で行動しよう!

出国審査を済ませて免税店でカミさんに頼まれた土産を購入、クレジットカードで 支払いを済ませようとしたら・・・。あれっ!? 貴重品用バッグがない!  パスポートと搭乗券とクレジットカードは手元にあるけど、現金と国際免許証は バッグの中。出国手続きの際に持っていたのは確かなので、カウンターに 置き忘れたに違いない!! 急いで戻ると幸い職員の人が保管してくれていたので 事なきを得たけど、誰かに持ち去られていたら(十分あり得る)アウトだった!!

成田発ダラス(DFW)行きAA176便は、予定よりやや早い11:20に出発。 離陸順番待ちもなく11:50に離陸、機材はボーイング777-300ER。
最初の食事はビーフとチキンからチキンを選択。途中でハンバーガーと チョコレート、着陸前にも軽食が。他にもギャレー前には、常にパンやクラッカー、 おつまみが用意されてました。
アメリカン航空(American Airlines)の国際線エコノミークラスは、2012年1月まで 酒類は有料でしたが、不評だったのか現在はダーター(無料)になりました。 でも今回は到着してすぐにレンタカーの運転が控えているので、ビールと ワインは1回目の食事の後まで(ビール350ml×3と190mlの赤ワイン×1のみ)。 ぐっすり眠った後は、ソフトドリンクとコーヒーだけでした。もっと飲みたかったな〜。(笑)
シートの下を見たら電源ジャックがあったので、持参したコードでインバーターと 接続しようとしたら、どの角度で試してもコネクタが挿さりません。どういうことかと 機内誌で確認したら・・・。何と「コネクタはシガーライタータイプ」と 書かれているではありませんか! CAさんに確認しても、それに間違いないとの事。 そんな事とは知らなかったので、変換プラグ持って来ませんでした!  結局、着陸4時間前にパソコンのバッテリーが終わってしまい、その後はゲームして (エコノミークラスにもパーソナルモニター有)時間を潰しました。
今回はDVDをISO方式でパソコンのハードディスクにコピーして、対応ソフトで再生。 なのでディスクを持っていく必要もないので便利ですが、スペース的にB4サイズの パソコンはエコノミークラス席では使用不可。今回は隣が空席だったので隣の テーブルが使えたから良かったけど、そうじゃなければ狭くてパソコンを広げることが 出来ませんでした。次回からはいつものようにポータブルDVDプレイヤーを 持ち込むことにします。

ダラス・フォートワース空港着陸は定刻より30分早い8:30で、降機が8:40。ところが 入国審査の窓口が2つしか開いておらず長蛇の列。もっと開けろ〜〜!!
ようやく順番が回ってきたら、入国目的、入国前の渡航国、滞在日数、滞在中の行先、 所持金等を訊かれ、リターンチケットを見せて最後に指紋と顔認証をパスして ようやく通過。今までの入国審査の中で、今回が一番色んな事を訊かれたかな。 でも審査官の態度はとても穏やかでした。事前にESTAで入国申請を済ませるので、 入国カードは不要になってました。

空港ターミナルビルの外へ出たのが9:20。レンタカー各社の共同オフィスへは、 無料のシャトルバスで移動です。乗客はσ(^^)だけでした。 移動時間は5〜10分くらい。
手続きを終えて車の鍵を渡されたのが10:00過ぎ。フォード・フォーカスまたは 同等クラスを予約しましたが、実際に用意されていたのはマツダ5(日本での 車種名はプレマシー)。オフィスのすぐ隣が駐車場で、レンタカー会社毎にスペースが 分かれています。看板を頼りに進めば、借りた車はすぐに見つかります。
昨年ドイツでレンタカーを借りた時もそうでしたが、今回も手続き時に日本の 運転免許証の提示を求められました。借りた車に乗り込んで駐車場を出る時、 ゲートで再度免許証の提示を求められたので国際運転免許証を出したら、係員から 「そっちじゃなくて日本の免許証。国際運転免許証なんて簡単に偽造できるだろ」と 言われました! 国際免許証には有効期限や運転できる車種等の情報が英語で 書かれていますが、日本の免許証の表記は全て漢字とひらがな。この係員は 日本語なんて全く読めないのに、なぜ日本の免許証の提示を求めるんだろう?  う〜ん、不思議。
フリーウェイを走って、シックスス・フロア・ミュージアム(The Sixth Floor Museum) 近くの駐車場に着いたのが11:00。天気は快晴、日差しは日本より強く、 サングラスを持って来なかったら大変だった!
駐車料金は、入口に設置されている集金箱に入れるシステム。自分が車を停めた所と 同じ番号が記された場所に、該当金額をコインか札を折り曲げて投入します。 払うか払わないかは、個々人の良心に任せているようです。
駐車場から徒歩数分、いきなりやって来たのが今回の旅行のメイン、 旧テキサス教科書倉庫ビル(The Texas School Book Depository Building)。
1963年11月22日、このビルの6階向かって右端の窓から、リー・ハーヴェイ・オズワルド (Lee Harvey Oswald)が第35代大統領ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)を 狙撃したと言われています。
しかし多くのアメリカ国民同様、σ(^^)もケネディ暗殺がオズワルドの単独犯行だなんて、 サラッサラ思っていません。理由は、性能の悪いカルカノ・ライフル、魔法の銃弾、 無視された目撃情報、当時の政治や時代背景等々、いくらでもあります。
まずはシックスス・フロア・ミュージアムへ。ところが運悪く団体客が入ったばかりで 入場規制中、結局20分待たされました。入場料は$13.5(日本語オーディオガイド付き)。 並んでいる時に多くの人が入場料$2引きのクーポン券が添付された観光用無料パンフレットを 持っていることに気付いたけど、列を離れてゲットしてから再び並び直すのは嫌だったのでパス。 現在6階フロアは、ケネディ暗殺に関する博物館(資料館)になっていて、オズワルドが 狙撃したとされる場所も、当時のままの状態に復元保存されています(中は撮影禁止)。 見学時間は、じっくり見ても1時間半あれば十分。
ちなみに右の写真は、入口に貼られていた注意書き。「No Firearms」っていうのが、 如何にもアメリカ的ですね。
旧テキサス教科書倉庫ビルは、デイリープラザ(Dealey Plaza)に面して建っています。 デイリープラザは1939年に完成した公園で、名前はこの地区の再開発を提唱した、 ダラス・モーニング・ニュース誌(Dallas Morning News)の社主、 ジョージ・バンナーマン・デイリー(銅像の人物)の名に由来しています。
デイリープラザから道を隔てた反対側に建つこのレンガ造りの立派な建物は、 旧ダラス郡裁判所。
ケネディを乗せたリムジンは、左の写真手前から走って来て奥の信号を右折して (信号手前左が旧ダラス郡裁判所、信号の向こうがデイリープラザ) ヒューストン通り(Houston Street)へ入り、旧テキサス教科書倉庫ビルを 右に見ながら左折してエルム通り(Elm Street)へ。この左折が鋭角なので、 「リムジンのスピードを落とす=狙撃を楽にするために用意されたルート」では ないかという陰謀説もあります。
ケネディが暗殺されたエルム通りへ。左が第2の狙撃者が目撃されたとされる グラシノール(Grassy Knoll。日本のメディアでは「芝生の丘」と訳されることが多い)。 真ん中はグラシノールから見たエルム通り。旧テキサス教科書倉庫ビルは、この写真の 左奥。ケネディを乗せたリムジンは、奥から手前に向かって走ってきました。右の写真は、 グラシノールの道を隔てた反対側の広場から撮影。左にグラシノール、 右に旧テキサス教科書倉庫ビルが見えます。ケネディを乗せたリムジンは、右から左へ 走り抜けて行きました。
致命傷となった弾を頭部に受けたのは、写真左の赤い車の辺り。左上にグラシノールが 見えます。リムジンが速度を上げ、ジャクリーンが飛び散った肉片を集めようと 後ろのトランクへ上がろうとした(逃げようとしたという説もあり)のが、 黒いTシャツを着たカップルが立っている辺り。被弾した地点には、今でも×印が。 エルム通りやデイリープラザには、写真や資料を使って自説を唱える人が沢山います (殆どが自分が書いた本やDVDを売る目的)。
実際に訪れて一番感じたことは、旧テキサス教科書倉庫ビルからケネディが被弾した 地点までは、思っていたよりも遥かに近いという事。射撃経験のあるσ(^^)から見ると、 この距離ならスコープ付きライフルを使って頭部を狙撃することは十分可能です。 例えそれが、性能の悪いカルカノ・ライフルでも可能ではないかと思えるくらいの 距離でした。もちろんそれだけで、オズワルド単独犯行説支持とはなりませんが。
左の写真のネギ坊主のような建物は、ハイアット・リージェンシー・DFW(Hyatt Regency DFW)のユニオン・タワー(Reunion Tower)。 最上階は回転レストラン。 ダラスは高層ビルが建ち並ぶ大都市でした。
ダラス市内を後にして次に向かったのが、フォートワース空港近くの 「C.R. Smith Museum」。無料の駐車場に車を入れて見学へ行く準備をしていたら、 尻のポケットに入れようとしたデジカメを思いっきり落としてしまった!  壊れはしなかったけど、コンクリートの地面に角から落下して、フレームが 歪んでしまいました。もう一つ、ここまでの行動を書いたメモ用紙と ボールペンを紛失している事に気付きました。久しぶりの一人旅、アメリカ、 到着して早々のレンタカー運転。意識はしてなかったけど、行動に余裕がない 表れかな?
「C.R. Smith Museum」は、アメリカン航空の博物館。同社の歴史や、 エンジン等が展示されています。左はDC-3に搭載されていたWright R-3350、 右はカバーを外したターボファンエンジン。
ホールに展示されているのは、DC-3の実機。これが一番の呼び物かな?  機体後部には、昔のイーグルのロゴ。現行よりもこっちの方が 断然カッコイイ!
内部も見学可。コクピットは完全アナログ! 客席の広さは、現在の エコノミークラスにも遠く及びません。でも当時は金持ちしか 乗れなかったんだろうな〜。
入場料は$5、飛行機好きでも一度行けば十分かな。博物館に併設されている ショップ(ショップだけなら入場料は不要)には、アメリカン航空の オフィシャルグッズが充実してました。σ(^^)もロゴ入りの水筒を購入。
モーテルへ向かう前に、Kroger(大型スーパーマーケット)のデリに寄って、 夕飯とビールを購入。温野菜+パスタ+ミートローフ+パンのセット (数種類の中から選べるシステム)で$7.57、250mlの 缶ビール×12本で$8.65。
デリの従業員のおばさんに「どこから来たの?」って訊かれたから日本って 答えたら、「じゃあブッディズムか?」と言われました。σ(^^)は 無神論者ですが、アメリカでそう言うとコミュニストだと思われる 可能性大なので、「いや、シントウイズムだ」と答えておきました。 初対面の相手に宗教を訊くなんてアメリカらしいと言うか、まあ日本では あり得ないですね〜。
16:00過ぎにチェックイン。明日は5:00前には出発しなければならないので、 部屋でゆっくりすることに。Wi-Fiを使って海外から初めて気まぐれ日記を アップして、シャワーを浴びてビール飲みながらDVDを観ていたら、友人から 携帯に電話が。普段メールでのやり取りが殆どなのに、電話して来るなんて 珍しい。いったい何事かと思ったら・・・。その内容は、にわかには 信じられないものでした。

部屋は値段の割には広くて清潔。ビジネスデスクも完備されていて、 冷蔵庫もよく冷えます。シャワーの湯量と排水も問題なし。 アメニティを書くと、
あるもの:バスタオル・タオル・フェイスタオル・石鹸・シャンプー。
ないもの:歯磨きセット・ヒゲ剃りセット・ドライヤー・ヘアブラシ。



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