イギリス

「イギリス」という呼び名は日本でしか通用しない。正式国名は
United Kingdom of Great Britain and  Northern Ireland
(グレート・ブリテンおよび北部アイルランド連合王国)。
一般には「ユナイテッド・キングダム」または「UK」と呼ばれる。

1707年、イングランド王国とスコットランド王国というそれぞれ別の国が合併し
「グレートブリテン連合王国」が成立。1801年にはアイルランドが合併して
「グレート・ブリテンおよびアイルランド連合王国」となったが、
1922年に北部6郡を除く南アイルランドが分離して現在の国名となった。

国旗である「ユニオン・ジャック」は
イングランド、スコットランド、北アイルランドの国旗を重ねたデザインで、


ユニオン・ジャック

イングランド

スコットランド

北アイルランド

である。実は現在の英国は、イングランド、スコットランド、北アイルランドともう一つ
「ウェールズ」の4つから成る連合王国であるが、
ウェールズは1707年以前にイングランドに併合されていたため、
その国旗はユニオンジャックの中に採用されていない。

ウェールズの国旗は

であるから、もしこのデザインもユニオンジャックの中に採用されていたら、


または


になっていたかもしれない?!(笑)


最後に、誰もが不思議に思う英国に関する2つのQ&A。

Q1.なぜ日本では英国を「イギリス」と呼ぶのか?
Ans.イングランドのポルトガル語「Ingles」が訛って
エンゲレス→エゲレス→イギリスとなった。

Q2.なぜ次期王位継承者のことを「プリンス・オブ・ウェールズ」と呼ぶのか?
Ans.この答えは英国大使館のサイトに載っていました。↓

1301年に国王エドワード1世によりこの称号が制定されて以来、
王位継承者にプリンス・オブ・ウェールズ(英国皇太子)の称号が「授けられて」きた。
エドワード1世は1277年から83年までの間、独立ウェールズの征服を指揮した。
彼はその後、84年にウェールズのカーナフォンで生まれた息子エドワードを
プリンス・オブ・ウェールズであると宣言。この称号の継承権は存在せず、
君主の随意で授与されるだけである。
チャールズ王子は1969年7月1日、カーナヴォン城で
プリンス・オブ・ウェールズの称号を授与された。


準備編
滞在記 第1日目
滞在記 第2日目
滞在記 第3日目
滞在記 第4日目
滞在記 第5日目
滞在記 第6日目
滞在記 第7日目
滞在記 第8日目
旅の感想あれこれ



海外旅行へ戻る