イースター島
西経 109°26′10″、南緯 027°09′30″。南米大陸から約3700Km、
タヒチから約4000kmの南太平洋に位置し、人が住む最も近い島まで約2000Kmという
]まさに絶海の孤島。日本からの距離は、およそ15000Km。
イースター島の名は、1722年4月オランダ人ヤコブ・ロッゲフェーンが
西洋人として初めてこの地に足を踏み入れたその日が、
キリスト教の復活祭・イースターサンデーであったことに由来する。
現地の人々は、イースター島とは言わず「ラパ・ヌイ」と呼んでいる。ラパ・ヌイとは
ポリネシア語で「大きな島」という意味だが、面積はおよそ180ku、
周囲は約56Kmで日本の小豆島くらい。
この島が世界的に有名になったのは、言うまでもなくモアイ像の存在。
モアイは10世紀から15世紀にかけて作られていたという説が有力で、そのほとんどが
ラノララクで作られた。材料は凝灰石であるが、当時は鉄器がなかったため、凝灰石より
硬い玄武岩を使って作成されたとされる。
18世紀に入ると、人口増加などによる食料不足により部族間で抗争が勃発。
それはやがてフリモアイ(モアイ倒し戦争)へと発展し、すべての像が引き倒された。
現在立っているものは、すべて20世紀に入ってから修復されたものである。
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